あの人は、どこか晴れたところで/
初谷むい
元気にしているだろうか。っておもうわざと思ったいつかのために
うんうんとわたしの横で言うきみのすこし遠くにやさしい鈍器
口ひとつ持ってしまった かなしいなきみの言葉を待てず話した
冷たいというけどぼくには触れないカラープリンタ冬の 愛した
正確な未来形では愛になる二度と会えなくなりたい人だ
振り向いてわたしの名前を呼びながらわたしを探す二秒 はれつおん
丸まった背中の写真が溜まってくゆっくり死んでるんだよぼくらは
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