父親/
夏川ゆう
父親の実家で見かけた柱時計時を刻んでいく音が好き
溶けていくアイスクリーム舐めている汗かきながら昼間に染まる
真っ白なシャツに残った黒い染み去年の夏の出来事辿る
朝起きてあなたが脱いだ寝間着畳む朝の光はあなたそのもの
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