2月10日の歌/ふく
 
さようなら空を愛した空の鳥翼は冬の闇に消え行く


コーヒーに雪をひとさじ入れたらば味は冬味になるのかしら


雪の枝そろそろそろととけてゆく日差しが春に交代をし


塀の上スズメが4羽一休み冬の寒さに皆身をふくらせ


煌々と光をあびる白の屋根トタンの赤はいつお目覚めか


ヤドリギの冬の緑も目に眩し自分を増やす準備こそすれ


日めくりのページの軽さに時を見る一時一時重なり捨て去る


窓の外青のお空が舞い動き白の空き地は青色になる


窓を開け冬の空気を向かえ入れ雪と仲良くなる私と床
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