悲しみの季節/
未有花
くちびるから悲しみのエコーもう二度とさよならなんて言いたくないのに
金色の雨になって会いに来て閉じ込められた私はダナエ
ひとしずく君の涙がこぼれたら小瓶に入れて取って置きたい
聴こえるか心の奥の潮騒が寄せては返すこの悲しみが
思い切り泣いたらきっと海になる部屋いっぱいの涙の雨で
さようなら今でも耳に残ってる別れの言葉嘘だといいのに
また廻る悲しみの季節に涙して空も泣いてる土砂降りの午後
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