皐月の堅田/生田 稔
 

皐月の堅田

昼すぎの堅田に来たりともとともかいものせむときょうもまた

古の言の葉しゅじゅ取り合わせきょうの短歌は如何にかせむと

八十の声ききてさあ気落ちせずモーセとともにももはたちまで

世の中はまことかしまし身のあたり億とか兆とか金のうわさが

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