晩夏へようこそ/梅昆布茶
 
夏の宵 風鈴さえも物静か 誰に別れを告げて過ごそう

すべてを溶かして夏が逝く 遠く僕らを置き去りにして

朝顔にそっと問いかけ返事待つ あの恋の行方こころの行方

短信の むこうに見える優しさに 壊れないもの見てしまっている

不細工の真理をこの夏悟ったか あのプロポーズはただ夏の空

風の音 なにを思うかかってだが 僕の涙を知って欲しい

エグゾーストノイズの果てに 夏が終わる 2ストロークの僕は寂しい

焼けたバーンにほほ寄せて ただ走ることのみ考えていたい

傷つけて傷つけられて今日も行く 明日からの道見えそうも無いけど

眼と耳とちゃんとそろっているけれど 真理の声は聞こえないまま


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