青年の/芸術よりも深い哀/佐伯黒子
幾億年同じ軌道を廻ってる地球の上で今日も「しにたい」
八月の溺れる海で彼は呼ぶ寺山修司寺山修司
台風の風に流した万札をだれか拾ってくれたらいいな
赤坂でメルセデスと喧嘩した僕を見てくれ愛はいいから
お金さえあればなんでも安心と囁くきみに渡す100億
青年の/芸術よりも深い哀//‗プリズム//慈愛// 瓦礫の仔猫///
電子的干渉まさに驚異的 見えない君の猟奇的な目
ささくれが;10時の鐘に突き刺さる;開店;ぼくは;やはりひとりだ;
やさしい子潤んだ瞳携えてぼくらの線路(みち)に今日も飛び込む
スカイプが切断される瞬間に意識が消える機械が欲しい
せんたくを放置していた一週間待っていたのだきみが来るのを
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