つじつま/
そらの珊瑚
つじつまを誰かが合わせてくれるのだろう、この人生の終わりに
とりあえずしつけ糸で縫い付けるそこが予定であるかのように
始業式の朝ともなれば小学生が憂鬱のつじつまを合わせて行く
一時間さえ待ち遠しいと長針と短針が逢瀬するつじつま
嘘をつく障子破ったのボクじゃない猫のせいにしたつじつま
立ち飲みで一杯飲んで帰宅する平和な家庭の父のつじつま
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