二重星/
ルナク
知恵の輪は2つでひとつお互いの隙をかさねて溶け合ってゆく
陽を透かし夢幻の彩を紡ぎだす色無き二重はカゲロウの翅
夢にむかう列車を乗せた二本線つかぬはなれぬ轍のこころ
海は海、陽は陽の思いを抱いたままたそがれどきは紫となる
アルビレオ碧(あお)と朱(あか)とのデュエットは一等星より深く眩しい
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