益野大成さんの『飢餓』をよんで/渦巻二三五
 
海が錆びて波の形に針金が残るよ砂になるまで歩こう

レコードの針は静かにおろすもの 鳥のかたちが浜辺に落ちる

はじまりは記憶の記録 鋼鉄の断崖にまた刻んでは去る





益野大成さん『飢餓』http://po-m.com/forum/i_doc.php?did=2451&from=listdoc.php%3Fcat%3D1
     
初出:一九九九年一月@nifty現代詩フォーラム

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