一筆書き/
夏川ゆう
約束が月に照らされ輝いた一筆書きの「未来」が揺れる
映画より羽ばたく日々を好む君大きな幹に凭れて過ごす
一人から二人になった私たち自宅の電話番号同じ
午後四時に狙ったように雨が降る黄昏時の入り口塞ぐ
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