一筆書き/夏川ゆう
 
約束が月に照らされ輝いた一筆書きの「未来」が揺れる

映画より羽ばたく日々を好む君大きな幹に凭れて過ごす

一人から二人になった私たち自宅の電話番号同じ

午後四時に狙ったように雨が降る黄昏時の入り口塞ぐ
戻る   Point(1)