何回も夏/唐草フウ
 
天井をかき分け浮いてまた沈む浮遊した昼チャイムは重く

ざわつきも混乱も日々続いてく国道沿いを見ては陽炎

いつだって風を待ってる蜃気楼オアシスがすぐそこにある

さみしい季節だと思ってたこの夏また一つ輪のかかるこころ

姿見がが反射した先まぶしさも潮の匂いにも慣れてゆくの

気づくのが遅いばかりで戻れないさようなら夏こんにちは夏


戻る   Point(8)