炎天/はるな
 


はりついている嘘を汗で流す夜 抱き合うまえにシャワーを貸して

恋情の重なりつつも馴染まずに 暑さの為せるわざと知りつつ

かけあしの短い夜を折りたたみ 胸もとにさし日常へでる

炎天の名残を肌に覚えつつ   つぎの炎天を探しあるく


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