自由に/ミツバチ
 
この空を 君は自由に 飛んだから だから鳥はね 泣いたりしない



悲しみは もうたくさんだと 花は言う 僕は自分に 水をあげた



いつまでも 帰らぬ温もり 待っている 隅で眠る 野良猫の僕



当たり前を 一つまた一つ失くしてく 見上げた空が 遠すぎて



夜空にあるのは星じゃなくて無数の目なんだよ 君は呟いた



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