朝と夜のあいだ/
七波
息の続かない夜更け 知らないひとの肩越しに見るアップライト
運命を信じるとか信じないとかはいいから今すぐ抱いてよ
背中からあいしてほしい つまさきからからだは冷たくなってゆく
追い詰められても世界中の誰も助けてくれない午前三時
右手に足をすべらせる夜明けまえ 左手が君をさがしている
世界中どこにいてもねむれなくて 夜と朝のあいだでただよう
君はただまっすぐにみていて この口笛のうちわけは知らなくていい
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