短髪/夏川ゆう
 
短髪も似合っていると言うあなた笑みを浮かべて罠を仕掛ける

夜聴いたあの音楽に感動しアイスクリーム多めに食べる

誰一人おかえりという声はなく寂しく響くただいまの声

切なさを胸に抱えて眠る私明日あなたに告白される

棘のない卵のような形した心であれば優しくなれる

家の庭子供の頃に植えた木は僕を見降ろすぐらいに高い
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