愛情/夏川ゆう
 
愛情が湧き出てこない不安から君の笑顔を必死に描く

茶柱に歓び合える温かい夫婦目指している私です

一面に土筆の群れが現れて驚く我に敬礼をする

月からの誘いを受けて無意識に見上げる月が私を癒す

土砂降りに私の体溶け込んで透明感が更に深まる

新天地一本入った裏道に一昔前の匂い漂う
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