畦道/
夏川ゆう
畦道を仲良さそうに歩くのは喧嘩になれば田んぼに落ちる
またひとつ年を重ねて亡き友に近づく吾の心灰色
時計見てバスが来るのを待つ間四人並んで桜見ており
両側の遮断機下りるタイミング双子のように息がぴったり
アスパラが嫌いな子供手に持ちて鉛筆として落書きしたり
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