孤児院ジャンキーの告白/滝沢勇一
ねえ、あたしに指輪をひとつちょうだいよ愛なんてこもんないでいいから。
赤い階段の赤いコンクリートに溜まった水に映る青空
偽物でいいから見せてよ満天の星空場所はプラネタリウム
長くても覚めてしまえばそれは夢さめなきゃ一瞬だって現実
セックスを重みにしよう体重に届くっくらいたくさんしよう
たった今もし目をつむったら瞼色の暗闇しかみえないよ
飛べよそら飛べよそら飛べ鳥人間誰も見てない今だ飛んでけ
幸福な神が見ている世界には歓びと愛が満ちてる。さみしい。
どうしても諦め切れないものがある。それはごくありきたりの家庭。
ばかみたくいっつも誰かといるけ
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