破調/
アハウ
鉛のような風荒びながら常緑樹
ゆさゆさと撓り突っ立った舞踏
この調べに現代の破調聞きたし
葉桜の緑 色づき始めて
のめり込む歌の調べは乱調し
四季の兆しを思わず見つめ
逸脱の乱す魔 心の藤色に
真紅のペンキで書き付ける「乱」
だめだいけるの間にて突撃衝動 止みがたく
ふと見上げると常緑樹が立てる
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