ながれたそうめんあつめていった/こもん
棺桶をひとつふたつと数えてもわたしの居場所なんてなかった
しばらくは神様なんていらないと口笛ばかりふいていた夜
爪先をそろえて眠るあかるさにあたりいちめん洗われていく
愛してるうしろめたいと夜にだけかさねるもののありふれ方で
風が吹くリアリティとかあるのならほどいた髪もなびくだろうな
細長く愛していくと指のさき音楽室でピアノが燃える
血飛沫を見つめています雪が降りあたりいちめんあたりいちめん
新しいきみの横顔見つけたと雪をまるめて投げつけてみる
そうめんを流していってこれからもずっとそうめんは流れていって
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