流星のカケラ/唐草フウ
少年が終る目蓋裏海広げただ泳いでる一人だけの忌避
少女の目覚め真っ先にゆく天の色少し憂いそして嵩ます
あの色がキレイと爪先に段々畑の紅(あか)藍(あい)そして白
踊るのは山林森海空人人さあさあグリンを囲め
恋しくて指噛んで見つづけた陽が溶けて一日俯くまで
ピヤノの乾燥した音がやや冷たい風に乗って往く終日
暗闇を恋しがったり怖がったり秋空より其処は気まぐれ
「もう逢うこともないでしょう」I can't forget the sight.デジャヴが繰り返される季節
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