腐卵臭ワルツ/
殿様が得る
私の
血筋の上を
漂うは
紅色の
銀色ナイフ
心の臓
抉る右手に
移る汁
血とは呼ばずに
愛液と呼ぶ
骸から
這い出す黒き
怨念や
悪魔にとって
至上の愛か
腐るまで
私の愛は
生きている
輪廻を信じ
腐卵臭ワルツ
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