不完全少年/しろいろ
 
あの夏のサナギの記憶はありますか
(ランドセルに隠した羽根の罪)




「人生が退屈なんだ」とつぶやいた
僕を殴るように 夏が 夏が 




しましまの正義を装填した銃を抱えて眠る 夜よ明けないで




たよりない僕の背骨をささえてる36℃の君の体温




きのうきょうあしたが水平線の上寝そべってる
(いまのうちに逃げよう)

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