恋せよ乙女/
黒子 恭
朝焼けに乾く唇噛み締めて君を待つてる息が白ずむ
ごんどらの唄を聞きたし二十八歳の夜更けに乙女に還れり
小指だけ繋ぐ初しさもどかしさつたはるならば今すぐにでも
夏花火終わつた後の静けさに二人隠れてしやるくちづけ
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