あさきゆめみし、知らない街で/士狼(銀)
 
「反対の階段下で待っています」
あなたの胸に蝶々が降りる



右耳に雫が一つ落ちるから、ワインのコルクは赤く染まる


幸せを謳う詩ならどこまでも響くものだと信じてたけど


野良猫は月光蝶を追いかけて知らない街で赤い鈴を拾う


錠剤の残りは全て温室の、蛹の体に埋めてきた。


鳩の脚、「この子の七つのお祝いに」田舎烏の羽ばたきの音



Aber ja! Er bittet die Lerche. 
Ich fliege der November.
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