3P 「短歌2」より/
むさこ
つまづきしことも幾度と田の畦に
憩いて友は遠き目をせり
来る年も々じ仕事の明け暮れに
疑問持ちつつ野面に立ちぬ
沈丁の香りあふるる庭に居て
訪ねし人の帰り待ち居る
その昔 吾が家なりし其の家の
前を通りて思ふこと多し
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