ふたりでひとつ/栗栖真理亜
 
曲がりくねった道をただひたすら歩いていたんだ

膝の痛みに耐えかねて立ち止まったら君がいた
朝日が辺り一面射し込むように溢れる微笑みを浮かべていたね

苦痛も何もかも吹き飛んでまた歩きだしたよ
君がいればまるでスイッチが入ったように動き出すから

僕らはふたりでひとつ
戻る   Point(4)