虹橋/秋葉竹
 

 

か、み、さ、ま、の、
ゆーとーり。

生きて来たけれど
べつに上手く生きてるみたいとは
これっぽっちもおもえねーな。

やましくて
みっともなくて
せつなくて
いっそ
神さまへの信じるこころを
棄てちまいたくなるほどの
スローな苛立ちがいつだって消えねーや。

知ってんだよ?
なにが正しいかなんて
あたまがあれば
わかるじゃない

ただ、さぁ
あゝ、虹橋を駆けのぼって
七色の雲を綿菓子みたいに掬い取って
食べたいなって想ったってこと

それがわるいことだとしても
神さまの目なんて
気にしないで

ムシャムシャと。


ハハ、
でもよぉ
そんなお子ちゃまな夢を
まだ、みてーよな?








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