真夜中の声/
ひだかたけし
ひかりのうみの
かぎりないひろがり
ひかりのおびとなり
のびひろがりいき
わたしなるもの
眠り目覚めのわたし
しだいしだいに越え、
瞑目する意識の奥処の声を聴く
ひかりのうみひかりのうみの繰り返し
とほひとほひ光の帯の奥処から
ひかりのうみの海原揺らし
この生の死の向こうの私そのもの 、
ゆっくりゆくり声の木霊となり
覚醒する鏡のわたしに映し出される
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