しろいつみ/
秋葉竹
悲しみを忘れたいなら
悲しみをすこし穢そう
一編の詩の中にある
悲しみがキラリきらめく
世知辛い生き様を棄て
生きたくて宇宙(そら)をみあげた
堕ちてくる銀の鈴のね
しろい罪までも告げるわ
だれだって悲しいんだと
だれだって生きてるんだと
悲しみの詩の中にある
絶え間ない闇を読み切る
いつだってただまえをみる
それだって嘘というなら
いつだって明日があっても
ひとりきりなのが痛くて
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