しろいひかり/
秋葉竹
水滴が窓にみえても
この部屋はしろい光が
寂しさをかるく引き裂き
古いいき新しくする
新しいとしを迎えた
夜だっていまは明けたわ
悲しみがすこし残って
なんとなく蒼空をみる
夜だけが好きなあなたを
いつだって真剣にみた
蒼空に孤独およいで
白い部屋いまは孤りさ
澱まないように生きたい
それだけがかるい希で
水滴がおちるのをみる
ひとみにはしろい水滴
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