しろいきす/秋葉竹
 

静謐が胸に冷たく
夢ばかりかなたにじいろ
その夜の底の底には
過去ばかり沈み震える

朝までに深く眠るわ
夜ばかりなぜか長くて
耳栓をしたいうたごえ
月の果てかなた消え入る

いつだって笑いたいから
いくだって泣いているんだ
世界中孤独およいで
絶え間なく風が泣くよる

清んでいる息をはくから
そんなこと知らないという?
いつだって真剣だから
ときを止めキスをしたいわ








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