うつろう/よるもと
うつろいゆく日々の向こうに明日があるとは限らない
さまよい経る向こう見ずさも、なまなましさの遠いみらい
わたしはこんなにも
存在しているのに
遠い星々を掴めたことがない
かすかに聞こえる喉笛も
あれは幻覚だと
思えたことがない
それだそれだ、放出して
うちがわに向くものなどすべて放り去ってしまってもいい
ぜんぶぜんぶ 大好きな世界のための
まばゆい外側のみんなのための
わたしのうた
ひびく太鼓の音も、大滝のごうごう
すてばちな指先にさえあまねく光が宿っている、かかげれば輝く
目覚まし時計のなりやまない朝は、先達をひっぱってくる天使のゆめ
その乗っかりきれないき
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