燃焼過程/
ひだかたけし
燃える 、
燃える光源を
じっと見入れば
黄金の輪郭くっきりと
内なる思考のうねり
深々感じ取り直に観る
瞬間、瞬間
繋ぎ時をなす
近づく肉の終わり
いよいよ漲る魂の
自由であること愛であること
生きて生かされ宿りある
熱砂に染み渡るこの神聖
燃える黄金の光源の
この正体掴みにいく
今、己
盲いだまま詫びも忘れ
慢性の苦を抱え持ち
哀しみの浜辺の際に立つ
戻る
編
削
Point
(4)