この日曜朝の花束 /
ひだかたけし
さらささらさ 葉群れ揺れ
更待月*の白銀に
空明の水の色に浮き上がり
見つめている 見つめている
さらささらさ眼差され
風強いこの日曜の朝、
私の身体は果てを失い
セブンイレブンの入り口で
もじゃけた頭をふりふりし
更待月の白銀と
黄金の陽光の海原の
狭間を仰ぎ立ち尽くす
さらささらさ葉群れ揺れ 、
絶えなる内なる力動の 残響に只耳澄まし
*更待月=ふけまちづき と読みます。
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