こんな日あんな日、またこんな日/
ひだかたけし
今日もしんと快晴なり 、
深々と到来するこの夜明けに
あちこちでボール投げ合う
あの子らの声 木霊して
置き忘れてきた時の狭間
宏大な奥行き只々広がり
既定の時の流れ凍結され
薄っすら青み帯びる氷瀑に
この意識の領されいき
昇り始める陽の熱の
燃え立ち放たれる光すら
もう遠い昔の想い出になる。
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