うざい男の詩/鏡文志
誰かにとって、うざい人間になろう
悪口を言われる人間に、なろう
そして、それを跳ね除けるぐらいの笑顔と喜びでいっぱいの毎日を送ろう
それを生み出す心の中に生まれるアイデアでいっぱいの自分でいよう
両手いっぱいに抱えた夢と理想と志を毛布や枕のように毎日胸や身体に充てて眠ろう
二度と目覚めぬ幻想の中に、生きよう
雨粒が心のドアを叩いても、僕は永遠に眠りの中
太陽がカンカンに照りつけ、稲穂は輝きながら風に揺れ、足場が揺れ、崩れそうになりながらも踏みとどまる
昼間の記憶も朝のドキドキも、夜の中ではすべてが夢の中
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