復活の舞う毎朝に/ひだかたけし
 
やっと冬晴れの日々巡り来る

この人生の残余、
生と死の間に現れ来る
ひたすらにただただ青い
光の絹糸で編み出される世界

  真っさらに 、

明けの悪夢に魘され
目覚める朝に茫然と
肉に次第に染み渡る魂
抱え持ち起き上がる肉の私、
冷水を顔に何度も叩き付け
ベランダに肉体を運び出し
深呼吸、ストレッチ、筋トレ
次第に明るみ出す意識の
表象複合の瞑想に集中し
内底からゆっくり光呼び込み
視界の再びぐんぐん輝き溢れ出せば

青い青い光の絹糸に自らも編み込まれ

外に飛び出し仰ぎ見る 、

私ではないところの
強い想いを担い生きる私自身を

 巨鳥が今日も大空を舞い飛翔する!


戻る   Point(2)