詩想、一つの途/ひだかたけし
 
ゆっくり流れ動く蒼天の冷気の
響き輝雲の純白に染め抜かれながら
この地球大地との正しき協和音を形造り
寝そべる牛の駆け抜ける獅子の飛翔する鷲の
人と共に進化する途の高ぶりを鎮め掃き清める

而して私利私欲に走る人々の今に至り
競い合い格差にせめぎ合い殺し合い
途から逸脱し対立し破壊し始める頃 、

透空から降り注ぐ霊雨の神聖、
牛を獅子を鷲を星界に去らせ
人、共に進化する協働者を喪失し

激しく流れ動く蒼天の熱気の沸騰
響き輝雲の純白に染め抜かれながら
この地球大地との悪しき不協和音形造り
慈愛育てず自愛肥大した人の途を只々高ぶらせ
鎮め掃き清める協働者欠き傲慢を吐き出さし続け

互いを排他スル人々の今に膨張するエゴとエゴ、

 殺し合い抹殺スル途の未知へとひたすらに








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