有末さんのひとことダイアリー
- 2011-05-04
- トタン屋根の上で焼け焦げて死ぬ前にまた少しだけ、夢が見たいねと、誰も受け取ってはくれない言葉を投げ出して、夜ではなく真昼に太陽の匂いがする幻を見る、これもまた夢のような夢をみる。
- 2010-07-22
- 彼女はいつもアイスコーヒーを注文して、ガムシロップをいれて、そして一口もそれを飲まずに店を後にする。わたしたちはまるで見捨てられた者同士、軽蔑と同情で黒ずみ汗をかいている。
- 2010-07-15
- 誰も知らない場所で今度こそウソをつかないようにやっていく、というのは私の常態からすればあまりに不自然で白紙の台本を前に途方にくれるようなもの。
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