頬杖庵
つれづれなるままにおほほのほ。
{ルビ山菜=やまな}摘み 岩清水にて 菜を洗ひ
水小屋入りて 蒸し煎じする
トントンと 微かに叩く 音すれど
何人おらず 風の{ルビ音=ね}なるか
煎じ薬 竹筒詰めて 持ち帰る
真暗 ....
軒並べ 間口狭いが 細長く
敷居積んでは 打水ピシャリ
おもて顔 作り笑顔に はんなりと
高い反物 そろばん弾く
白い頬 真紅の紅が {ルビ艶=なまめ}かし
夕暮れ染めて {ルビ俥= ....
上を向き 合わない色の 遠い空
気球の人よ 風よ吹け吹け
人ひとり 何様つもり へんな色
夜明けを告げる コケコッコー
立ち読みの 男が並ぶ コンビニで
コーヒー牛乳 ストロー付けて ....
上野森 美術館へ 急ぐ路
ロックンローラー 踊る広場で
数学の ロジック並べ 語る人
うんうんと聞く キミの憐れよ
キムラくん もじゃもじゃあたま セットして
ワックス固め ウーピィ ....
名前など 関係ないわ 字があれば
あなたの想い 伝わればいい
匂いとか 囁く声も 二次元で
横スクロール 上には行けない
なんとなく ただなんとなく なんとなく
ああなんとなく なん ....
ジャンプして 月夜に吠える 身包剥いで
腕を掴まれ ポテチを喰らう
ケータイで 読んだフレーズ 気にかかる
いくど探すも 何処に消えたの
その言葉 ピカリと光る 青銅の
雨粒の音 悲しみに暮れ
夢だったの 空ろな思い 宙に舞う
思い出せない 余韻が残 ....
{ルビ紫陽花=あじさい}の 濡れた葉に這う{ルビ蝸牛=かたつむり}
私のようね のんびり燻る
行動の 大胆な人 恐るべし
踏み荒らされた 丹精こめた
自己主張 認められたし 強引な
....
ちょっと見て メイル送るよ 暇つぶし
薀蓄名言 称えているよ
クスクスと 笑い堪えて 見て閉じる
祖父が呆れて 茶碗を落とす
引用の 物知り博士 ステキだな
作文書いて ちゃんちゃら ....
ケンカして さよならしたね 意地っ張り
百年経ったら キスしよう
タンスから わたしの写真 眺めては
涙してると おばあちゃんから
一度だけ 空のメイルが 届いたよ
返信しない 返信 ....
まいど君 今宵のデイト エスコート
コーディネイトは いまいちだなあ
話好き すべらないけど オチもない
いつの間にやら 巻き込まれてる
なんだかね ふんわり軽く ぼわわわん
眼鏡を ....
自分から 崩れていった さらさらと
灯なんて どうでもいいの
最初から 分かっていたわ 結末は
だから知らない 何も言わない
何度でも 生まれ変われば いいじゃない?
風がそよそよ ....
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