ヤギのたもつさんおすすめリスト 2005年4月19日22時00分から2006年4月16日19時31分まで ---------------------------- [自由詩]仮歌(jijitu)/たもつ[2005年4月19日22時00分] 面接官がダチョウに似ている というのは良くあることなのでしょうか 面接官は履歴書に書いてあることをいくつか質問すると さて、と言い残し 窓から空へと飛んで行ってしまいました もしかしたら 面接官がダチョウに似ているのではなく ダチョウが面接官に似ていたのかもしれません その夜 子供の頃から慕っていた祖母が 私とは血が繋がっていないということを 初めて父から聞きました ---------------------------- [自由詩]自転車にひょっとこ/たもつ[2005年5月12日8時39分] 自転車にひょっとこ 荷台ボロボロ 俺、激しくペダル 自転車にひょっとこ 走れ 俺号 うおーっ、うおーっと雄叫び おまえの背中が春に似ていて、俺 自転車にひょっとこ 泣けるねえ、泣けるよ 口笛は吸っても音が出ます、と シソーノーローのひょっとこ つまるところ俺のフットは ペダルの上 自転車にひょっとこ 湿布貼っとこ 自転車にひょっとこ 愛は突然かもしれねえが 突然は愛なんかじゃない って本当?ひょっとこ? おまえ本物じゃねえだろ 自転車にひょっとこ 時には歯切れの悪さも必要です 確かに必要で 自転車にひょっとこ した 自転車にひょっとこ 何だかウキウキしてきたぞー 目は血走ってるけどねー (鏡で見たらねー) 自転車にひょっと こ で、話の続きですが 俺、泣いてる、激しく夏の炎天下 右手にこん棒を持たずに 左手にパンタグラフを持たずに 気がつくと いつも何も無いじゃあないか 気がつくと 口がニュウって突き出してるじゃないか うおーっ、うおーっという雄叫びも 軽やかに俺の発語でした 自転車にひょっとこ あるものはある ないものはない そんなつまらないことを確認するために 俺たちは生まれてきたのでしょうか ねえ、Myひょっとこちゃん ---------------------------- [自由詩]素振りなら負けない/たもつ[2005年5月24日10時48分] 部屋の中で素振りをしていると 外は激しい雨が降っていて どこかとても遠いところから 僕の知らない動物の鳴き声が聞こえる シマウマはたてがみも縞模様なのだと テレビ番組でやっていたが たてがみをもたない そいつはもっと他の動物 僕の素振りは続き 雨はさらに激しさを増し 床上まで浸水し始めても 動物は相変わらず鳴き止まない もしかしたらそれは鳴き声ではなく 泣き声なのかもしれない とすると僕から滴り落ちる汗のいくつかは 涙なのかもしれない なんて そんなセンチメンタリズムは とっくに捨ててしまった 水位は既に胸のあたりまで達し 動物の溺れていく音がする それでも僕は一人 君も あなたも おまえも いない部屋で 素振りを続ける 素振りなら負けない ---------------------------- [自由詩]金魚鉢/たもつ[2005年6月1日8時38分] 金魚もいないのに 君は金魚鉢を買ってきて それから金魚の餌と 水道水の塩素を中和する 透き通った小さな薬品も 買ってきて それでも結局金魚鉢の中を 金魚が泳ぐことはなかったのは 多分僕が割ってしまったから ---------------------------- [自由詩]すべてのあとで/たもつ[2005年6月2日12時47分] すべてが終わると その町にも銃を担いだ人たちがやってきた 彼らはこの国の言葉や この国の言葉ではない言葉で話すものだから 町の人々はますます無口になった 少年は喧騒と沈黙でごったがえす市場通りの 人波をかきわけて原っぱのようなところについた 足元に落ちていた扉の鍵穴を拾い上げて覗いてみる 何も見えない あたりまえだ 向こうに部屋など無いのだから これから種をまいていく 転がっている靴の数だけ種をまくのだ 少年は誰に誓うでもなく 何となくそう思った ---------------------------- [自由詩]外の景色/たもつ[2005年6月4日9時14分] 窓ガラスがケラケラ笑うので つられて笑った拍子に 右手にコンパスを刺してしまった ついでに半径五センチ程の円を描こうとしたが うまく描けないものだから 窓ガラスはいっそう声を高くして笑う さすがに今度はこっちも頭にきて ミニカーを投げつけ割ってやった 破片はケラケラと日の光を反射して 二度と笑うことはなかった 友だちが一人やってきて 窓ガラスが割れているねと 悲しそうに言う その日は一日 二人並んで話をしたり時々 割れた窓から外を眺めて過ごした ---------------------------- [自由詩]旅の果て/たもつ[2005年6月5日11時21分] 男は長い間カバンの中に住んでいたが ある日旅をすることにした もちろんカバンを忘れなかった 昼間は旅を続け 夜になるとカバンの中で寝た 朝起きると同じ場所にいることもあったし 誰かの手によって 他の場所に運ばれていることもあった カバンの中と外の世界はやはり違っていて やはり同じだった けれど何が違っていて何が同じだったか うまく説明できなかったし 説明する相手ももういなかった 男はやがて死んでカバンを一つ残した そして最後まで 何故自分がカバンの中に住んでいたのか 知ることはなかった ---------------------------- [自由詩]おぼろげ/たもつ[2005年6月7日8時55分] 空は鋼鉄製の空 優しい飛行機だけが 僕らの所有する すべてだった 乗客は皆 海のかたちをしていて ポケットは いつもだらしない 客室乗務員が 小学生のように 一人 また一人と 忘れられていく きれいだったね 透きとおってないものは どこまでも 透きとおってもよかった ---------------------------- [自由詩]言う男/たもつ[2005年6月13日17時49分] 言う男 の 言う が ぷかぷかと空に浮かんで 言う の 雲になり 言う の 雨を降らせる 言う男 は 言う の雨にうたれながら 言わない 言う男 の 言わない は 地面にこぼれて 言わない の芽を出す どうして 言う の どうして 言わない の そのことについて 言う男 は 言ったり 言わなかったり で そのとおりなのだけれど 言ったり も 言わなかったり も 小さな破片のようなものになるばかり やがて 言わない の芽が 言わない の花を咲かせると 言う男 はそれを花束にして 聞く女 にプレゼントする 言う男 の 言う は雨になり 聞く女 の 聞く は傘になり そのすべてを受け止める 目を閉じると 沈黙は二人のためにある ---------------------------- [自由詩]。、/たもつ[2005年6月15日22時12分] あなたからの手紙、 「。」が全部ミジンコで 「、」が全部ゾウリムシ だったよ どうでもいいから 早く会いたい ---------------------------- [自由詩]嘘/たもつ[2005年6月19日8時32分] 家具屋に行った 広いフロアを丹念に見て歩いたが 家具はどれも高くて 困ってしまった 結局小さな置時計をひとつだけ 買って帰ることにした また時計を買ってきたの? 呆れ顔でそう言う妻に いやこれは景品なのだ、と 今日は嘘をついた ---------------------------- [自由詩]青空/たもつ[2005年6月21日22時41分] 友達と仲直りをした娘は 昼食を食べ終え さっさと青空の下に飛び出していった 子供同士っていいね うん 娘たちは今ごろ どのあたりを走っているのだろう 昨夜の小さなほころびも繕えない 大人同士二人を こんな部屋に残して ---------------------------- [自由詩]七人の男(手を振る男)/たもつ[2005年7月12日8時32分] 何を忘れたかったのだろう 街に一つしかない小さな駅で 男は窓の外に向かって手を振った 無人のホームでは鉢植えに植えられた カモミールの花がゆれるばかり やがて男を乗せた列車が発車すると 駅はしいんと静まりかえる墓石になった 刻まれた名はかつて誰かによって 大事にされていたはずだが 今ではその名を呼ぶものもない 一面の草野原を走る列車は徐々に形を崩し 散り散りの砂になる 男は一粒の石英だった あの時男は ふと窓に映る自分に手を振ったのだ ---------------------------- [自由詩]センター/たもつ[2005年7月16日10時04分] 君の背中にある八番は 誰がつけたというのか 躍動する大腿筋 身体から溢れ出していく汗 すべては君そのものだというのに ただセンターとだけ呼ばれ どこまでも白球を追いかけてく スタンドにいる観客たちがそうであるように 君も愛に飢えていることに変わりはない それでも追いつくことが出来ないまま 君は歓声にかき消され やがて姿を失っていく 無人のフィールドでは白球だけが転がる それは決して君の身代わりではないのだ ---------------------------- [自由詩]魚屋/たもつ[2005年7月17日0時15分] 君のだみ声は大海原のうねり 君のいらっしゃいは忘却の号令 ねじり鉢巻 生の残酷さと尊さを知りながらも 君の口は頑なに語ることを拒み続ける いま目の前には かつて自由に泳ぎまわっていたものたちの 死体が無数並べられている 君はその屍を踏み越え 今日も生きていく ---------------------------- [自由詩]童話(指)/たもつ[2005年7月27日10時12分] 曇った窓ガラスに 家の印をつけて それから 母の勤めている店の印をつけて でたらめな道でつなげる 窓が汚れるから、と 後で怒られたけれど それがわたしの初めて描いた 世界地図でした ---------------------------- [未詩・独白]もし/たもつ[2005年8月12日18時57分] もし月が地球に落ちてきたら 全世界の人々は両手を天に掲げて 月を支えようとするだろうか      ---------------------------- [自由詩]列/たもつ[2005年9月3日9時28分] 立っているだけで構いませんからと レジ係を頼まれる お客さんがカウンターにやって来ても その言葉を忠実に守り立っているだけにする 約束事のように一人また一人と列に並び始める お弁当コーナー よく冷えた清涼飲料水コーナー (本当に冷たいのか私は知らない) エロ雑誌のコーナー エロじゃない雑誌のコーナー を経て列は店外へと伸びていく 並んでいるお客さんは始終無言で その様子は 私に何かを期待しているようでもあり 何も期待して無いようでもある ただ皆一様に同じ目をして かつて同じ目をした私も どこかの列に並んでいた気がする もはや最後尾は見ることができない 列はどこまで伸びているのだろう そう思うと何だかとても果てしなくて 夕刻まで間があるのに いつか見た夕暮れのようでもある ---------------------------- [自由詩]漂流/たもつ[2005年9月6日15時05分] せっかく外に出たのだから 妻と娘に土産を買って帰りたかった 二人が泣いて喜ぶようなものではなく 小さな包みのもので構わない ほんの少し甘いお菓子で お土産買ってきたよ あら、ありがとう なんて大げさではないお礼を言われ 食べながら美味しいとか美味しくないとか ありきたりの話を適当にする 家族の絆とか そういうご大層なものではなく 僕ら家族三人を世界が放っておいてくれるような そんな筏を買って帰りたかった ---------------------------- [自由詩]修飾されない朝/たもつ[2005年9月15日8時49分] モノを置かないでください と張り紙のあるところに モノを置いた そんな些細なことがきっかけで そんな些細なことの積み重ねだったのだろう 「いつもの」 そう修飾された朝は あっけなく崩壊する 大切な人の顔を思い出しているのに 自分の名を呼んでしまう 腹立たしさに何かを叩き壊してやりたくなったが 手に取るとどれもこれも勿体無く感じる ---------------------------- [自由詩]釣り人/たもつ[2005年9月22日8時49分] 悲しいと言って 君が釣り糸に噛み付くから 僕はまた一つ疑似餌をつける ショップに並べられた僕らの履歴書は いつも濡れていて 釣り上げてしまったものを未来と呼んでも 誰も咎めはしない 二人して川面に待機している電車に乗ったのは 君の悲しみが本物になりそうだから 釣り竿だけが許された切符 窓を全開にして 二度と会えない人の名を何度も叫ぼう 僕らの成長は痛くて まだ始まったばかりだ ---------------------------- [自由詩]爆弾発言/たもつ[2005年9月28日8時34分] 爆弾は 言いたいことを言うと 爆発 することもなく カラスミのスパゲッティを 平らげる それって美味しいの? 爆発的に美味しいッス それから 小春日和の日差しに 少し傾いた 丸い影をつくったまま すっかりおとなしい 僕らの身体の外で 何かのお祭りのように たくさんの爆弾が 爆発していった 発言を許されること無く ---------------------------- [自由詩]小詩集「書置き」(十一〜二十)/たもつ[2005年10月2日16時37分] 人の嘘で 鳥は空を飛ぶ 鳥の嘘で ドアは人を 閉じ込める ドアの中で 人は鳥を 飛ばし続ける + いつも 三人なのに いつも 八等分 してしまう + 叩く ただひたすらに 叩き続ける それを何かの確認だと 思うことなく + 指先から 枯れた草の匂いがする 帰って来ないあの人の指先も 同じ匂いがした 他に何も似てないのが おかしいくらいに + あのきれいな色の ジュースを飲めば きれいになれる かもしれないのに 必ず十円が足りない + 紙に知らない人の 名前を書いてる 多分それは 知らない人の 名前だったと思う + 機械を拾いに 広場に行く 思ったより落ちていたのは 機械化が進んいるからだろう 持ち帰り きれいに一つ一つ磨いて きれいに庭に埋めていく + 廊下に長い影 長く伸びすぎて 壁に折れる 蹴ったボール その向こう 窓からは 雑木林が見える + 母がブランコをしている 少し離れて 妹が泣いている 母をしまう 妹はブランコに駆け寄り 落ちていた人形を拾って 嬉しそうに笑う + いつのころからか 雨のように鳴く虫が 目の中に住み着いてる 涙を餌にしているようで 最近すっかり 涙が零れなくなった 人でなし、と 散々罵られる 雨の音は きみには聞こえないらしい ---------------------------- [自由詩]フリマ/たもつ[2005年11月10日8時39分] フリマの一番隅の方で いなくなったままの父が お店を出していた 犬がいっしょにいた 名前をペロといった 父が好んでつけそうな名だった お店には小さな靴が一足 子供のころ私が履いていたものだ 私が買ってあげた 父は小さく礼を言い 両手を広げると 秋の高い空へ飛んでいった あんなに楽しそうにしている父を 私は初めて見た気がする ペロも楽しそうに後を追った ---------------------------- [自由詩]優しい機械/たもつ[2005年11月14日19時56分] 家屋は言葉のように 優しく朽ち果てていた 時間があればそこかしこで 両親は笑顔を絶やさなかった 幸せな玄関ホール その壁には今でも 兄と私の指紋が残されていて 静かに機械の匂いがする 足りないものなど何も無かった という少しの嘘とともに 私たちはきっと 愛されていたのだと思う ---------------------------- [自由詩]初詣/たもつ[2006年1月2日7時22分] 久しぶりに三人で手を繋ぐ いつもより寒い冬 汗をかいた小さな掌は どことなく妻に似ていた 歳を聞けば指で 三本や五本を出していたのに 今では両手の指すべてを使わなければならない もちろんそんな仕草をすることなく 普通に十歳と答える 年月が経つ、ということには そういうことまでもが含まれている 縁起をかつぐのが好きな妻が 僕と娘に五円を渡す 恐らくこの日のために取っておいたそれには 昨年の年号が刻印されていて 落ち着かないくらいに光っていた 手を合わせる僕らの背中の方から 他の人たちの声が聞こえる 世界の平和、なんて どうして願ってしまったのだろう ---------------------------- [自由詩]おつり/たもつ[2006年2月26日22時35分] スーパーのレジで おつりのコインを数枚受け取ると 「わあ、お金が増えたね」 と娘は目を輝かせる 自動ドアから出るときも 「あのおばさん、きっと親切な人なんだよ」 ふわふわと歌う 経済の原理原則や 寂しい引き算 なんかではなく今は 南の国のジャングルに住む珍しい鳥や かつて風になった少年の話がしたくて 帰り道 少し 遠回りを ---------------------------- [自由詩]ワールドアパート/たもつ[2006年3月2日23時24分] ワールドアパート 酢酸 失われたハサミの片方のもう片方 イチローの背番号51のように 音も無く降る雨の形 ワールドアパート 共通しない扉で 耳を傾けるスパイス・ガール 俺の掌の中で 握りつぶされて米は 風のある握り飯になった ワールドワールドアパート とある瞬間にすべての言葉がら抜きになる 電卓の1がすべて砂漠になる コートの襟をたてて歩く たくさんの荒川静香 建築途中のビルディングで 行方不明になった俺の静香 すべてが可視で良かった ワールドアパートそしてワールド Q熱リケッチア 出口をすべてふさがれた かわいそうな入口 毛沢東に手を振ったホタテ男 俺は昨日からドライヤーを探している ドライヤーを探す俺を探している 急げワールドアパートへ! 名札を教室に忘れたまま 春がやってきたので 慌てて大人になった合唱部員 その母親はかつて俺の母親だった 右の鼻の穴に傷ができて それからのことは誰も知らない ワールドアパート 珍しい質問に答えられない ワールドアパート 一輪の花をあげたい ---------------------------- [自由詩]あなたは、まだ/たもつ[2006年3月19日22時07分] あなた、むかし、ひとがいました ひとは足で歩いてました あなた、でもそれは、あなたではない 足の、裏の、歩くの、速さの、 それらすべては、あなたではない あなたはまだひとではないから そらを飛ぶことは放棄された うみを泳ぐことは放棄された 放棄することは放棄された でも、あなた、ひとであることを放棄してはいけない あなたはまだひとではないから   いちご、取って、いちご、そう    野菜室の、下の棚に、あるの     取って、いちご   ねえ、お母さん    わたしもう、ひとを産める体になったのよ     先生が言ってたのよ   そうなの、取って、いちご    野菜室の下の棚の、     あなた、また逝くためにひとが産まれるのね あなた、むかし、ひとがいました 手のやすらぎ セーターの赤色 コンクリートの塩味 すべて、それらが、あなたではない あなたはまだひとではないの 取って、そう、野菜室の、あなた、あなた あなたをもう一度 産んであげたいと思いました ---------------------------- [自由詩]関さん/たもつ[2006年4月16日19時31分] まだ小学校に入る前だと思う うちによく関さんが来た 今度の日曜日、関さんが来るそうだ 父が言うと あら、じゃあ美味しいもの用意しなくちゃ それが母の決り文句だった 僕は関さんが何処の誰だか知らなかった ただ、日曜日の夕方に ふらっとやって来ては ご馳走を食べて お酒を飲んで 両親と何か話をして ふらっと帰って行くのだ それがいつの日からか ぷっつりと関さんはうちに来なくなった ねえ、関さん今度いつ来るの? 一度、夕食の支度をしている母に聞いたことがある うん、そのうちね そう言うと母は目も合わさずに大根を切りつづけた いまだに僕は関さんが何処の誰だか知らない 「関さん」ではなくて 「籍さん」かも「席さん」かも「石さん」かもしれない 本名かあだ名か 姓か名かもわからない 時々実家に帰るけれど 一度も関さんのことが話題になったことは無い もちろん僕も 聞きはしない ---------------------------- (ファイルの終わり)