クーヘンの次代作吾さんおすすめリスト 2019年10月4日22時55分から2020年1月18日1時07分まで ---------------------------- [自由詩]うどん/次代作吾[2019年10月4日22時55分] うどんの右端を箸でつまんだ と言い張る人がおり 私はうどんの左端をつまんだ と言い張る人がおり うどんに右も左もないと 言い張る人もおり みんな一様にうどんを食ってる ---------------------------- [自由詩]もっと私に詩を書かせて/次代作吾[2019年10月8日1時11分] 玄関の前で斜めになってカメムシが死んでる 斜めになって題名を叫んでいる 詩は叫ぶものとは 言いたかぁないが 耳に突き刺さる 詩は突き刺さるものとは 言いたかぁないか 聞こえるものは しょうがないじゃないか ---------------------------- [自由詩]最強の日本語1/次代作吾[2019年10月13日23時55分] ね! ね?じゃなしにハテナ寄りの「ね!」 わけわからんこと言ってても ね! て、つけたらリズムが生まれる。 不思議よね。 ね! ---------------------------- [自由詩]れいしんすとらくる/次代作吾[2019年12月4日1時38分] はんてんしたれいしんが すとらくるして しとしとして はなのさきから でさきまで こんなふといあめが ふったことなんてなかったんだよ と ぎゃっこうでよくみえないから じぶんの、みぎてをひろげて まず見たね そしたらぼうねるぼうねる おるねおるね はーっとなって そんなんとかんけいなく ぱーっと散っとったね あっちのほうで いっぱい散っとった そんなことがよくある いつらあったかわからんけど なんやれいしんがすとらくるしとって あっちこっちで 目のまえに見えているものが のよこっちょに ちらちらして ---------------------------- [自由詩]なすのぼけ雑炊/次代作吾[2020年1月11日1時22分] 今日も なすのぼけ雑炊が ひなたにおる 雨みたいな顔して 途中のことが思い出せないから 今があやふやになって こんなに寒いのに ガラス越しの太陽が照ってる あったかいからちょっと ガラスに寄ったりする ---------------------------- [自由詩]いちばん/次代作吾[2020年1月18日1時07分] どうでも良い人は傷つけないのに いちばん大切な人に傷つけてしまうのは いまの に の使いかたがおかしいとはおもうけれども そこは に でいこうと思う なんども繰り返して 繰り返して また同じことをやっている しまう のは そういう人間の形をしている自分 なのかもしれないし 同じ思いの人 おるとして 詩人だったら もっと上手く じっさい、そういう詩も 読んだことあるし でも 今は じゃないか 自分にはむつかしい じっさい ただの自己愛 プライドといわれれば そのもののすぎない粒 みたいなモノだから だからむかつく どこにも転がっとる 粒で 自分も辟易 頭からつま先までの世界で 呼吸して いやだなぁ 人を傷つけるときは ひかえめにいって 自分も同じかそれ以上に傷ついて でも それ以上の相手は傷ついている なんとか 詩の方向にもっていきたいのに 嘘でもそっちに向かっていかん そういう形として 自分はその形に執着はなく 人の形に これは常に 合わせていきたい 合わせることができるって 思いよる これが悪いことなのかもしらん わかっとっても わかっとらんけれども あんまり分かるを 信用したらいけん気がしつつ やっぱ生きとるから 誰でもいいから 誰でもいいかこそ 1人の人間を分かりたい ---------------------------- (ファイルの終わり)