虹村 凌 2006年4月4日5時30分から2006年6月7日10時10分まで ---------------------------- [自由詩]井上ジョージ/虹村 凌[2006年4月4日5時30分] ハリネズミみたいに 灰皿に突き刺さった吸殻と 溢れかえる灰の真ん中で まだかすかに燃え残った香が 申し訳なさそうにしている 自由人のレクイエム ---------------------------- [自由詩]不良がベンチで泣いている/虹村 凌[2006年4月4日5時35分] 転げ落ちるように道を下れたら 這いずり回るよりは楽なのだろうか どっちにせよしゃがみ込んでいるよりはマシだろう そろそろ煙草を買いに行かなきゃと思う 赤ん坊の頭にナイフを突き立てるように 何かが煙草を押し付けられるように 少しずつ黒くなってゆく 何かが銀であるとすれば綺麗になるのに 何かはちっとも磨かれずに ただ灰は増えてゆくばかり 親と親とも思わないような奴らも 親が死ねばやっぱり泣くのだろう たったひとつの親孝行を残して 涙が枯れるまで泣くのだろう 不良が公園のベンチで泣いている 子を子とも思わないような親は たったひとつの親孝行さえさせずに 愛なんて役に立たないことだけを証明してくれる それでも何時か血が流れ出る前に 坂の上から見える景色を眺めたいと そんなことを考えながら煙草をふかして 不良の前をゆっくりと立ち上がる ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]心なんて要らないのですよ/虹村 凌[2006年4月4日7時14分] 乳首を這う舌 執拗なまでに それでも挿入れない 唇を這う舌 執拗なまでに それでも絡ませない 「先生助けてください先生の事を考えていると一日10回は射精してしまうんですいいえ一日に最低でも10回多いときは20回煙草だって1カートン吸ってしまうんです先生に勇気を振り絞って言っても先生にはどうしようもないってわかってるんですけど先生ごめんなさい僕にはこうするしかないんです先生先生先生先生」 先生はウフフと笑うと薄ピンク色の唇で僕のそれを綺麗にしてくれるだけ (先生の予想とは裏腹に先生の顔は汚れてしまったけれどそんな先生も綺麗だった) 先生の顔に 先生の胸に 先生の口に 先生の膣に 先生の先生の先生の先生の先生の僕の先生に じゃっくおふ したい 挿入せずに あぁそれでもやっぱり先生に挿入したい 「メス挿入!」 ---------------------------- [自由詩]即興詩「俗人」/虹村 凌[2006年4月6日4時11分] 誰にも分からないように 誰にも分からない言葉で 誰でも云うような独り言を呟く この世を忌み嫌いながらも この世に愛される俗人の中の俗人 ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]ゲロまみれの夜明け/虹村 凌[2006年4月8日6時41分] 昨晩は最悪だった。寝ないって事が、どれだけ体に負担をかけるかを理解した。 頭で理解したんじゃない。体で理解したのだよ。 混ぜなかったら確実に死んでたと思う。 生まれて初めて四暗刻を和了した夜 生まれて初めて一半荘で三倍満を二回和了した夜 生まれて初めて一半荘で二倍満を二回和了した夜 お父さんお母さんごめんなさい 僕はゲロにまみれつつも 一生懸命ウンコしようとしてました 生まれて初めてゲロとウンコを同時にこなした夜 誰も声をかけちゃくれなかった ただ遠くからコツコツと何かを叩く音が聞こえる 最近は路線を変更したいなぁとか思ったりする。 そろそろ路線を変更したいなぁと思うのよ。 何かを糞って言ってるだけじゃしょーもないしねぇ。 路線を変更したバンドとかって、新しい客とかファンは掴めるけど、 それまでいたファンを手放す結果になりかねないよね。 俺が今じゃB’zを聞かなくなったように。 まぁ俺はプロじゃないから、別に何したって社会に然程影響は与えないだろう。 政府のエロイ人が俺の詩を毎日心待ちにしている、とかならアレだが。 まぁそんな状況が100%無い訳でもないって事も考えている。 誰かは俺の詩を待ってるのだろうし、俺も誰かの詩を待ってる。 そんな状況で、路線変更をしようか迷っている。 したいにはしたい。だが今のままじゃ出来ない。 したいとは思うものの、矢張り頭が新しい方向に向かない。 そもそもどの方向に変更しようか考えていないのだから、出来る訳が無い。 とりあえずセックスしてみたら変わるかもしれない。 とこんな事を言ってる俺はちっとも変わってない。 ---------------------------- [自由詩]The Life cannot be displayed/虹村 凌[2006年4月8日12時35分] 生まれて初めて四暗刻を和了した夜 生まれて初めて一半荘で三倍満を二回和了した夜 生まれて初めて一半荘で二倍満を二回和了した夜 お父さんお母さんごめんなさい 僕はゲロにまみれつつも 一生懸命ウンコしようとしてました 生まれて初めてゲロとウンコを同時にこなした夜 誰も声をかけちゃくれなかった ただ遠くからコツコツと何かを叩く音が聞こえる バルタン星人であることは、ばれていない ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]何て言えばいいのかわからない。(ストリップバーの話)/虹村 凌[2006年4月16日8時56分] 俺を慕う女性ファンの皆様、幻滅させたら御免なさい。 つい昨日、ストリップバーに行って来ました。 ですのでこのお話は基本的に節操なしのエロ話です。 男性諸君は気が向いたら呼んでくれたまえ。 ストリップバー。 人生初ですよ! 一晩明けて、落ち着いたところで、昨夜のMIXIの日記を編集しようかと思う。 あもう何て言えばいいのかわからない。 表現のしようがない。 俺が日本人で良かった。 「ヤバイ」って表現を出来る世代で良かった。 凄いです。予想を遥かに上回る結果でした。 「ヤバイ。スゴイ。」もしくは「ゴイスーのバイヤー」って感じです。 これに尽きますね。本当に、訳わかんねぇって。 あ、そうそう、俺はクラブ卒業します。 クラブなんて目じゃないって。 クラブのエロダンスなんて鼻くそですよ。 知らない客と踊るなんて、もう魅力を感じませんね。 アヴァロン(よく行くクラブ)のダンサーなんて…。 新しい金の使い方を知りましたよ! さて!店先でIDを見せて、蝶野みたいなSPにドアを開けてもらい、 イケイケのチャンネーに20ドルの入場料を払い、 店の中に入ると、そこはもう夢の世界。 舞台は目と鼻の先。二階席からも鑑賞可能。 店内それ程広くもなく、しかし別段窮屈でもない。 客入りを制限してるんだろか?ようわからんけど、快適な空間だ。 照明は基本的に暗めで、ステージ上はすっげー派手なライトが当たっている。 BGMは多種多様で、HIPHOP、Rockから、トランスMIXまで幅広く、 ダンサーは音楽に合わせて踊ったりしている。 ステージの真ん中に太い鉄の棒があり、 それに上ったり、脚を絡めたり、回ってみたり、アソコを隠したり、 色々と技を披露する訳ですね。 そんなステージな訳ですが、そこで全裸で踊る美女達がまた凄い。 ハイレベルの美女達が一糸纏わぬ美しい裸体を曝け出し、 しかもパ○パンなんですよ、こっちの女性って。剃るみたいですね。 んなモンですから、まぁ丸見えです。モザイクなんてありません。 妖艶な微笑みと共に見せ付けられ、ヒクヒクさせられちゃった日にゃあ、 見つめちゃうってもんですな。 「お願いお願い見つめないで〜♪私の○○○が〜チュクチュクしちゃうの〜♪」 ってか?あぁん?させたいもんですなぁ! 最初は下着を着ているのですが、アナウンスと同時に、 上を脱ぎ、次のアナウンスで下も脱ぐって感じですね。 全員、最後までハイヒールは履いてるんですが(笑 ここで俺のエロスの正当性を感じたね。 全裸より、一糸纏ってる方がエロいわ。 ネックレスが乳首に引っかかってたり、 膝下にTバックがひっかかってたり。 あ、そうそう、昨日、Tバックの種類が3つあるのを発見しました! 1・ノーマルタイプ。普通に履き脱ぎするやつですね。 2・紐タイプ。MEGUMIが脱げちゃったってヤツですな。 3・ホックタイプ。紐がホックになってるのな。 2、3は片足に引っ掛けたままに出来るから、更にエロイんですよね! んで、まぁその上だけ脱いだ上体でも両方着ててもいいんですが、 脱ぎそうで脱げない動作、下着の中に手を入れる動作、 見えない程度に下着を引っ張ったり、ズラしたり…いいね! 下だけはいてて、こっちにツーケー突き出してる時なんか、 もう指でなぞりたくなっちゃうもんねぇ。 またステージの端が鏡なのですが、 そこで着替えてるんですよ、踊り終わった子が着替えてるの。 次の子がステージで踊るから、端で着替えてるのだけど、 なんかねぇ、アレよ。 女の子がTバック履いてるモーションを、 後ろからも、鏡越しに前からも拝めるのよ。 何かねぇ、アレだわ。 女の子がパンツ履く姿を見るのって、 ヤった後くらいでしょ? 真剣に妄想しちゃうもの、そんな姿を見てると。 いやぁ、なかなかオツなもんですな。美しい女の子の着替えって。 それでね、踊り終わると普通に客席に来るのよ。 さっきまでステージで全裸だった女の子がァァァッ! 脱ぐ前の下着姿でッッッ! 超興奮。あれだ、桂正和の「幻影少女」みたいだわ。 街で見かけたら振り返るような美人が目の前のステージで全裸で踊ってて、 それが普通に目の前とかでしゃべってるんだぜ? ちなみに、ステージで踊ってる時に、チップを出しながら声をかけたり、 派手は渡し方をしたりしてアピールすると、女の子はすぐに来てくれます。 俺等が座ってたのはカウンター席だったんだけど、 目の前のテーブル席の方々が、凄い女の子を侍らせてて、まいったね! 席につけないで、立ってる女の子のツーケーが俺の脚に当たったりして。 衣装もステージの時と同じスケスケな訳だから、もうタマンナイ訳です。 それでね、何がすごいって、 「プライベート・ダンス」ってのがあるのよ。 ステージにお金を置きに行った時に声をかけるか、 客席に来た時に声をかけるか、SPに呼んでもらうように頼むんだけど、 そうすると来てくれるのよ。 ダンサー本人が。 それでね、奥につれていかれるのよ、手をひいて。 さっきまでステージにいた女の子が! 俺の手をひいて!大勢の客の前を! 優越感だね。こんな優越感は他には無いね。 それでさ、目の前で俺だけの為に踊ってくれるんだよ? たった20ドルで!(*プライベートダンスは、最低でも20ドルのチップが基本) 俺だけのために! そう!俺だけのために! 5分間の夢とは言え、20ドルは安い。安すぎる。 可愛いソフィア(昨日のダンサーの名前)が! ソフィアイイ匂いしたなぁ…。 香水じゃない、ソフィアの匂いがするのよ。 髪の毛、おでこ、鼻、唇、鎖骨、胸が、 俺の鼻や唇をギリギリ掠めていくの。 エロス!すっげーエロスだわ! なんつーの?セックスする前に焦らされてる感じに限りなく近い。 理性があって良かった。 本当に良かった。 下手な行動を取ればつまみ出されちゃうからねぇ。 俺が人間でよかった。獣じゃなくてよかった。 …いや、正直ギリギリでした。 だって目の前でツーケーがプリンプリンしてるんだよ? 「時計仕掛けのオレンジ」のバーの机みたいなポーズで、 俺に魅せてくれるんだよ?頭の脇に手を付かれて、掠めて行くんだよ? 思わず据え膳かと思っちゃうね。ソフィアは俺に気があるとか勘違いしちゃうね。 思わず首筋に手を回して、貪りたくなるね。 俺はMでもあるので本当に嬉しいね、こーゆープレイ(ぇ もしも俺がハッパで飛んでたり、 酒に酔ってたりしたら、理性なんて軽く吹き飛びそうだった。 わかるか?! この優越感!夢!快感! これはオナニーを超越するぞーッ! もうね、キャバ嬢に入れ込む奴の気持ち、 ストーカーの気持ち、アッシーやメッシー、 ミツグ君、勘違い君、全員の気持ちがわかるよ。 そうなってもおかしくないもの。 理性がトンだっておかしくないもの。 ヤバイわ。麻薬だわ。ハマったってオカシク無いもん。 プライベートダンス。 I cannot by the letterってヤツです。 筆舌に難いね。経験しなきゃわからないって! ってな訳で、ここ来たらプライベートダンスですよ。 これしなきゃ無意味ですよ。 ステージでのダンスは、言わば見定める為にある。 だから、踊る女の子全員にチップ出すんじゃなくて、 気に入った子にだけチップ出すのよ。これ基本らしいよ。 あーソフィア可愛かったなー! もっかいソフィアにダンスしてほしいなー! BU(BosutonUniv)に行きたいんだってさ! 俺が金持ちだったらパトロンになっちゃうよ! 毎晩プライベートダンスさ! あああああああああああああああああああああああ! あああああああああああああああああああああああ! あああああああああああああああああああああああ! もうっ! 髪の毛の間から妖艶に微笑むソフィア。 俺に惚れてるだろ?って勘違いしそうだもん。 勘違い君の気持ちもわかるよ。 生まれて初めて、「死んでもイイ程の幸せ」を経験したよ。 あぁ、また行きたいなぁって思うよ。 ソフィアに会いたいわ。 軽くストーンした状態になるよ。 薄暗い中で微笑むソフィア。 全裸のソフィア。 真っ黒い下着と赤いドレスが似合うソフィア。 いい匂いがするソフィア。 声が可愛いソフィア。 名前からして可愛いソフィア。 脚の長いソフィア。 美乳のソフィア。 パイパンのソフィア。 お尻がプリンプリンのソフィア。 あそこが綺麗なソフィア。 肌の柔らかいソフィア。 惚れるわー。 5分の夢をありがとう! 大好きだよソフィア! 写真で伝えられないのが残念でならない。(もちろん、撮影は厳禁) もうね、慣れるとステージ上のマ○コなんて目に入らないね。 女の子の全体しか見てないね。 人間ってのは恐ろしいモンで、 最初はティ○ポ勃ちっぱなしだったけど、 目の前で全裸の女が踊る事が当たり前になってしまって、 感覚が麻痺してくるんだよね。 病気になりそうだったわ。 そこらじゅうに、さっきまでステージにいた女の子いるし。 ボンテージのウェイトレス可愛いし。 だから、次第に目がマ○コから女の子の全身へと移行するのよ。 「あのダンサーは可愛いけどダンスにエロさが足りない」とか。 「微笑みがいまいち」とか。「踊り下手いけどリアクション可愛い!」とか。 そんな事をしゃべりつつ、鑑賞を続けるわけですな。 そうそう、便所もスゴイのよ。 用を足すじゃない? そうするとね、店の男が一人、洗面台の近くに立ってるんだけど、 手洗いの水を出してくれるのよ。 彼が。 手を洗ってると、石鹸を出してくれるのよ。彼が。 手を洗い終わると、ペーパータオルをくれるのよ。彼が。 「香水使いたかったら使っていいよ」って言うのよ。 彼が。 あんな豪華な手の洗い方したの初めてだよ。 一緒に行った友人に情報を聞いて、即座に便所に行った俺。 すげぇって。そりゃー自然にチップも出るわ。 一晩、最低60ドルで夢を見られるなら、 俺は服なんて買わなくていい。 クラブもいい。飯だってカフェテリアで良い。 ストリップはすばらしい! 噂では、日本のストリップでは マナ板ショー と言うのがあって、舞台で出来るらしいですが、 こちらでは御座いません。 おさわり厳禁です。 いやぁ、抑えるのが大変だったね。 目の前で踊ってもらえるんですよ? うわー、これはスゴイ。 凄い事を知ってしまった。 ソフィアァァァァァァァァ! 失礼しました。 でもね、今も目を閉じればソフィアが目の前にいるんですよ。 匂いが蘇るんですよ。感触が蘇るんですよ。 うわー、こんなコと一度でいいから寝てみたい。 可愛いなぁ。スタイルいいし。 美乳ですよ!美脚ですよ!美肌ですよ! 柔らかかったなぁ。 いい匂いしたなぁ。 夢に出る事間違いなしです。 プライベートダンスは最高です。 ソフィアに会いたいね。 5分間、恋します。素敵だわー。 チップ渡す時に「キスしていい?」って聞いたら 「ホッペにだけ」って言うのよ。 テンパっちゃって、バードキスが上手く出来なかった…。 手にもキスしちゃった。可愛かったわー、ソフィア。 ハグもしちゃったしね。柔らかかったなーソフィア。 たまんねーなーオイ! 君たち、この為だけにアメリカ来るのも悪くないぜ? もう駄目だ。 いくら書いたってこの感動は書き足りない。 帰る前にもっかい行こうっっと♪ みなさん、あざーっした! ひゃっほーい! ---------------------------- [自由詩]自殺のライセンス/虹村 凌[2006年4月17日20時38分] 親父は借金をさせてくれない 自殺のライセンスなんかとっくに失くしちまった 相変わらずな僕らは 煙草すったり酒を飲んだり 街で見る女の子を視姦したり 小馬鹿にしているアメリカーナと大差無く 明日に何かを期待する訳でも無く 無計画に日々は流れてゆく 休日は何時だって真っ黒で そんな中に黄色と紫色の絵の具をぶちまけて いつか大きな星になるなんてたわ言いいながら 何時だって眠る前の暗闇に怯えてたんだ 誰かの所為にしたくて仕方ない 僕らが仲良くなれないのは一部の人間の所為だ 僕が生きているのは彼女の所為だ 僕がオカシイ人間なのは親の所為だ 僕が神様を嫌うのはキリストの所為だ 僕が勉強を嫌いなのは先生の所為だ 僕が悪に憧れるのはヒールレスラーの所為だ 僕が負に憧れるのはアレックスの所為だ もう一人で歩けないと言いつつも 何時だって夜道を一人で歩いてきた気がする 自殺のライセンスを何処かに落とした 誰かをコケにしながら生きていないと 僕の不安要素は存在しえない事になっていて それでも何時だって何処かを尊敬している どんな時でも消えて行かない そんなものを探している 自殺のライセンスを失くした そんな事はもうどうでもいいのだ 成人になっても煙草の味は変わらない それで良いのだ ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]人種差別を揺るがすもの。無邪気な情熱。/虹村 凌[2006年4月21日13時36分] またもどうでもいいことを勝手に書きたいと思う。 以前から、人種差別する人間で知られている俺だが、 「また今回もかよ」って程度で読んでくれて良い。 最近、語学学校に来た韓国人がいるのだが、なかなか良い奴だ。 17歳で、高校は一ヶ月しか行ってなくて、 日本で言う大検みたいなのを取得したそうだ。 親が海外に行かせるらしく、本人も乗り気で、いろいろと世界を見て回ってるらしい。 何でも日本が大好きで、日本人とよくつるむ。 積極的に日本人に混ざろうとする。 でね、自由奔放で、無邪気で可愛いんだよね。男だけど。 ヒロトに似てるし(誰にも同意されないがな。 俺は韓国人が嫌いだ、と今でも思うし、今でも言える。 ヒロト似の韓国人(以下ヒロト)いわく、 親日的な韓国人と反日的な韓国人の割合は半々程度の割合だそうだ。 そんな事を、本当に無邪気に言うのだ。 確かに一部の韓国人の所為にして、俺は韓国を、韓国人を嫌っている。 だが、この無邪気な情熱を前にすると、俺は戸惑うのだ。 彼がモノを知らない訳じゃあるまい。 自分が無い訳じゃあるまい。 本当に日本が好きなのだろう。 その無邪気さの前に、俺はどうする事も出来ないのだ。 一部の韓国人の所為で、俺が韓国や韓国人を嫌うように、 一部の日本人の所為で、奴らは日本や日本人を嫌うのだろう。 永遠に和解などしないだろう。 白人は黒人をコケにしつづけ、黒人は黄色を馬鹿にするんだろう。 黄色は白人に憧れつづけ、黒人に憧れ続けるのだろう。 それでも、無邪気な情熱を前にすると、何かが変わる気がするのだ。 俺が何かを出来るかといわれれば、そうじゃないのだ。 ただ、自分の中で何かが変わるのである。 相変わらず俺は韓国人が嫌いだ。韓国が嫌いだ。 言い聞かせるように、そう、まるで自分に思い込ませるように、 俺はそう言い続ける。思い続ける。 恐怖。 俺は未だにショーンを見ていないが、あいつが変わらずに帰ってきたら、 俺は韓国を、韓国人を、信じても良い気がするんだ。 ヒロトが兵役に行っても、変わっていなかったら、 俺は韓国を、韓国人を、好きになっても良い気がするんだ。 でももし変わってしまったら、俺は一生信じられないし、好きになれないだろう。 それが恐怖なんだ。 ヒーロー。 イチローはヒーローだ。でも野茂がいなけりゃイチローだって…。 ヒーロー。 ヒーロー。 それでもイチローは韓国じゃ嫌われもんになっちまった。 たかだかWBCの為に、アジアの誇りから、敵になっちまった。 俺だってイチローと変わらないだろう。口を慎むべきだろう。 でも言える事がある。 変われそうな気がするんだ。 ショーンとヒロトに、全てを任せるんじゃなくって、 それと取っ掛かりに、信じてみたい気がするんだ。 ファック。 間に合うだろうか。遅くないだろうか。 不安で仕方ない。 俺は人種差別をする人間だ。 クソくらえ、だぜ。 畜生。 クソくらえだぜ。 世界平和なんて、みんなで仲良く手をつなげる日なんて、ありゃしねぇんだ。 それでも、信じていい気がするんだ。 無邪気な情熱の前に、俺は揺れているのだよ。 笑うがいい。 あれだけコケにしたのに、揺れているのだよ。 あれだけ馬鹿にしたのに、揺れているのだよ。 無様だろう。これが結果なのだよ。 畜生。 ---------------------------- [自由詩]天国のドア/虹村 凌[2006年4月22日17時42分] 天国のドアがありゃ 叩きたい気持ちは山々だよ どんなにすがりたい事か どんなに助かりたい事か 天国のドアがありゃ 叩きたい気持ちは山々だよ どんなに鋭利なナイフを持とうとも 誰も斬れないし刺せないよ どんなに大きい銃を手に入れようとも 誰も撃てないし殺せないよ だからその凶器を仕舞っておくれ 具体的な神なんざ信じてない どっかでそんな感じの存在が ずっとこっちを見つめているのは気づいてる だけどどうしようもないんだ 助かりたい 救われたい それでも神なんか信じて無い 助かりたい 救われたい それでも神なんか信じて無い 天国のドアがありゃ 叩きたい気持ちは山々だよ どんなにすがりたい事か どんなに助かりたい事か 天国のドアがありゃ 叩きたい気持ちは山々だよ どんなに冷徹になろうとも 誰も見捨てられないよ どんなに厳格になろうとも 誰も放っておけないよ だからその言葉を飲み込んでおくれ どんなに助かりたい事か どんなに救われたい事か どんなにそのドアを叩きたい事か どんなにそのドアに縋りたい事か まだ階段すら見つかってない 神様なんて信じてないよ ---------------------------- [自由詩]この詩に限り題名は不必要なものとする/虹村 凌[2006年4月30日13時04分] 昔の自分が否定していた性欲処理の為のセックスがしたいと思うようになった 昔の自分が見たら失望し絶望し幻滅して死ぬに違いない ただ何もせずに一緒にベッドで眠るのも悪くないと思う事も未だにある 昔の自分が見たら喜ぶのかもしれない たまには声を聞きたいと思う 近いうちに電話をしてみよう 可愛い声が聞きたいと思う それだけでも幸せになれる気がする ---------------------------- [自由詩]くそったれィッッ!/虹村 凌[2006年4月30日17時33分] 変わりそうな気がする 変わりそうな気がする でも相変わらず数学のテイクホームテスト提出期限の四日前で白紙なのだ またやっちまったぜファッカー またやっちまったぜファッカー 矢張り相変わらず今週末の写真プレゼンの下準備は今日開始したばっかなのだ そんなこんなで今日はあのコが来てくれりゃそれで良しとする 全然興味無いんだけどね。 ---------------------------- [自由詩]おっぱい習作/虹村 凌[2006年5月8日11時58分] 日航機墜落記念日と言うニュースキャスターがいた 僕の煙草はどうしようもない怒りに震えていた 尾崎豊の命日も hideの命日も 何もせずに過ぎてしまった プルーフはエミネムの地元で撃ち殺された D12はD10になっちまうのだろうか 聞いた事無いから結構どうでも良いのだけど 乳白色の夢の中で 貧乳の筈の君は美乳になっていて アルマーニカフェーのトイレでセックスを ドゥーミー 目覚めたら誰かの命日アイウエオ 乳白色の命日か スペルマ色の霧の中 ---------------------------- [自由詩]おっぱい/虹村 凌[2006年5月11日6時40分] 悶々とする毎日ですが皆様は如何お過ごしでしょうか? 私は元気にやっております。息子も毎朝元気にしております。 最近は夢を見て天に帰る事は無くなりましたが、皆様の調子はどうですか? 毎朝立ち上がれますか?それともグロッキーなボクサーのように腰砕けですか? ベストヘア400男の髪型’05夏号 と言う雑誌を眺めておりましたが どうも下の毛に関する情報がありません 私は甘味セクシーな東京ラテンと言うのにしたいのですが 何処に行けばやってくれるのでしょう? ご存知の方は情報をお願いします 追伸:シャンプーしてくださいよぉ ---------------------------- [自由詩]おっぱい/虹村 凌[2006年5月14日7時39分] ママンが僕を殺しに来る 大きな拳銃を手に 銀色の拳銃を手に 小奇麗な喫茶店であなたは突然の告白をする 「俺って童貞なんだよね」 人生の先輩である貴方は どうしてそんなに悲しい眼をしていたのか俺にはわからない 俺にはわからなかったし俺にもわからなかった ママンが僕を殺しに来る 大きな拳銃を手に 銀色の拳銃を手に 気がつけば白い部屋 息を殺して死んだふり 気がつけば白い拳銃 僕の左手の中に ママンの銃弾が僕の顔を掠めて地面にめり込む 僕は左手の中の銃を僕の頭につきつけて 思い切り引き金を引いたんだ 破裂した僕の頭はまるで勃起したおっぱいみたいに 真っ赤に割れてドクドクと脈打っていた ---------------------------- [自由詩]一応毎朝元気です/虹村 凌[2006年5月14日15時57分] 喧嘩上等 天下無敵 天上天下唯我独尊 永くは続かぬ此乃命 今宵貴方に見せませう 御意見無用 口出厳禁 散せやしなゐ心乃櫻 幾度とも無く散りかけて また幾度と無く光り出す たつた一度の我が人生 見せて挙げます我が魂 國に廻天命じられ 此乃身何処ぞで尽きようと 生涯忘れぬ親乃情 たつた一度乃人生で 一つも果たせぬ親孝行 今宵果たして見せませう 生涯最後の親孝行 此乃名を胸に我は往く 朋友と築ゐた我が道を 今宵華麗に散りまする 漢一代天を回し 漢一代天を回す 父さん母さんありがとう 今日も元気にやってます 下の調子はいまいちだけど 一応毎朝元気です 北方領土を返して欲しい そんな気がする今日この頃 天皇陛下のお仕事を 教えて欲しい今日この頃 父さん母さんありがとう 僕はそろそろ帰ります 迎えにきてはくれぬかと 頼んでみたけど無理だった 一人で帰る侘しさよ もう無理しないで眠ろうか ---------------------------- [自由詩]キリギリス/虹村 凌[2006年5月21日18時33分] ピストルズのシドみたいな顔している赤ん坊程の大きさのキリギリスを 僕はブリティッシュ・パンクなラバーソールで踏みつぶした ピストルズとは無関係なナンシーみたいな そんな断末魔の声が聞こえた 神は女王陛下をお守りになられた 神はパンク少年を見殺しになられた 神はロリータ少女をお守りになられた 神は暴走族少年を見殺しになられた そんな気がしたから 何の罪も無いシドみたいなキリギリスを踏み殺した ---------------------------- [自由詩]沼先生なんていやしない/虹村 凌[2006年5月21日18時52分] 先生は何時だって正しかった 僕等は何時だって間違っていた それでも僕等は僕等を正当化するのに精一杯で 何時だって先生を毛虫みたいに嫌っていたんだ 何もわかってねぇって殴られた 行儀良く真面目に毎日をこなして 窓の校舎だって傷ひとつ付けなかった 誰かを傷つける事で見つける存在意義は不安だった ただ何もせずにいる時間は恐怖だった ただ敵が欲しかっただけだ 勉強しときゃ良かったって後悔した 煙草の煙 ライターの火 街灯 電話ボックス 携帯電話 ポータブルMDプレーヤー 自動販売機 全ての夜を照らす全ての光が 道を照らす手がかりに見えた気がした 先生の言葉を信じてりゃ良かった 鼻水も涎も垂れ流して泣きじゃくった 言葉なんて信じなきゃ良かった ロックなんて知らなきゃ良かった でも生きてて良かったんだ そう思えるだけマシになったんだよな そうだろう? 俺はどんな言葉も信じない そんな俺自身を俺は一番信じて無いんだぜ だから どんどん声をかけてくれよ ---------------------------- [自由詩]紫煙堂イズBurning/虹村 凌[2006年5月21日23時56分] セックスしましょ とびっきり気持ちいいやつ ---------------------------- [自由詩]刑罰よりも長く/虹村 凌[2006年5月24日22時10分] * 私は誰にも愛されないんだわ そう言って少し俯いて煙草の煙をふいた 煙だけなら僕等は交わる事が出来るのに ** 私は家に帰りたくないの そう言って目を伏せて珈琲カツプを置いた 「家に行かせて」なんて言わないのに *** 私が死んだって誰も泣いちゃくれないわ 嘘か本当は君はこう言って微笑んだ 知らないだろうけれど 刑罰より長い間佇んでいようと思うんだ 知らないだろうけど 知ってたら恥ずかしくて ---------------------------- [自由詩]稲葉浩志の詩の引用より始まるクソみたいな詩・クリープ/虹村 凌[2006年5月24日22時53分] きっと純愛と言うのは相手を滅茶苦茶にしてやりたくなる気持ちだろうな 殺しちゃいたいよ お前の口から他のにE男がいる何て言わせたくない 其奴の所為でバイトも辞められないなんて 悔しいじゃないか 俺なら構わないと言ってくれよ **** ところで恋愛詩を書くような輩は死ぬべきであり、私も死ぬべきなのである。 **** お前のくちびるの端にたまる若しくは垂れそうになる唾は 俺にとっちゃクリープ・クリープ・クリープ・クリープ ---------------------------- [自由詩]おっぱい/虹村 凌[2006年5月25日18時04分] お前のおっぱいの感触なんて殆ど覚えて無いんだぜ 小さくて小さくて可愛いおっぱい 小さくて小さくて可愛いおっぱい 思い出しただけで涙が出てくるよ もうあの頃には戻れない ---------------------------- [自由詩]おっぱい/虹村 凌[2006年5月26日21時31分] *少女 会うたびに抱きしめる度に 君は少女から女へと変わる 醜い事この上無い **今昔 昔読んでいた本を 昔惚れてた女が読んでる 昔着せたかった洋服を 今は好き好んで着る様だ ***暗闇 暗闇で右も左も団地妻 ****失明と光明 おっぱいが両目に刺さった それでも光が見えるのは何でだろう ---------------------------- [自由詩]正気の桜/虹村 凌[2006年5月31日13時46分] エミネムの真似をしてゴミ袋担いで歩く小僧がいた 8マイルストリートが存在しないこの国で 白も黒も無いこの街で エミネムの真似をしてゴミ袋担いで歩く小僧がいた 思わずワルサーP38型ライターを向けて 其奴の前髪をチンゲみたいにしてやった ---------------------------- [自由詩]俗/虹村 凌[2006年6月4日15時38分] マクドナルド二階の窓際の席で 新しく出たと言うハンバーガーを胃袋に押し込む 昼間に見た何百と言う皿のビーフフェレポワレよりも こういう飯の方が煙草にはよく似合う そう言っている間も目の前の煙草は燃え続け 仕舞いには半分以上を灰にして横たわっていた 横たわる母親の肢体 股間から溢れ出す精液 こうして生まれた肉体は 他の多くの肉体や生命を食い散らかして ---------------------------- [自由詩]問いかける/虹村 凌[2006年6月4日16時12分] ハンバーガーの間に挟まれている肉が俺を睨み付ける お前は他の生命を喰う覚悟が出来ているのか?と お前は他の生命を喰って生き延びる覚悟はあるのか?と お前は他の生命を喰って自ずから死を選ぶことは無いのだな?と ハンバーガーの間に挟まれている肉が俺に問いかける ハンバーガーの間に挟まった肉に限らず 熱い鉄板の上に乗った牛フィレ肉だとか 高温で揚げられた鳥肉だとか 白いご飯の上に乗った豚肉だとか 握りの上の刺身だとかが いちいち俺を睨み付け問いかけるのだ 時々ゲロを吐きそうになるのはその所為だ 折角の馳走も不味くなる質問ばかりしやがる だがその質問を疎かにしている訳では無い 何故なら俺はしばらく死ぬ予定は無いからだ 確かに私は俗な人間である 喰いたい時に喰い 吸いたい時に吸う 眠りたくなれば眠る ある程度の事柄をこなしながらも 私は俗世を捨てられずにいる 今日も彼らは私に問いかける ---------------------------- [自由詩]薔薇手錠/虹村 凌[2006年6月6日22時17分] 右に花束左に手錠 世界が100人の俺だったら 消費税なんて必要無いのに 右に花束左に手錠 蝸牛の歯の様で噛み砕いて押し込む肉片 私は月夜の晩に夢精する 風呂場に沈む幾重もの越中褌 其れ以上眠れない夜には 羽織袴で闊歩する 打ち鳴らされる下駄は まるで薔薇手錠 薔薇手錠 サンピン達の前を冷静と恐怖の間で通り抜ける 打ち落とされる煙草の灰は合図 ゲシュタルト崩壊的歌詩 雪崩式スープレックス的詩歌 吟遊詩人による詩吟オペラ的朗読 眼球を突き刺す国家権力の赤い光 あぁ 右手に薔薇の花束 左手には鈍銀の手錠 繋がる先は ---------------------------- [自由詩]J・F・K/虹村 凌[2006年6月6日22時34分] ジョイント・ファインド・カート 僕は見たんだ彼の幻影 夕刊フジを読みながら 隣の女性の肩に凭れる親父を ジョイント・ファインド・カート コバーンに重ね合わせて きっと親父は自殺するのだ すったもんだすったもんだすったもんだ 切った張った斬った張った伐った張った 鈍色の村雨の向こうのJ・F・K ジャンプパンチジャンプキック ジャンプ・フック・カカトオトシ 自衛隊に入ろう それでも北方領土は譲らない ---------------------------- [自由詩]qあwせdrftgyふじこ/虹村 凌[2006年6月7日9時53分] バイトも授業も人生だってサボって 河原や部屋ん中で寝ころんでるのさ 流れてくるのは時代遅れの グランジ パンク ロックンロール 死にたくなる様なナンバーのパレード 生きてるから何時だって聞ける 財布の中に一枚もコインが無くなって 生きてるから何時だって聞けるんだぜ あぁ何時だって上手く出来ない あぁ何時だって上手く歌えない 俺は蚊で俺は蛾で俺は蝶で俺は蠅 何時だって狂ったナンバーに乗って飛ぶ 緑のハッパだって必要無いんだぜ 赤い髭だって剃ってしまえばいいんだ 風呂場に沈めた古い携帯電話 3和音だった十代の魂の匂い あぁ何時だって上手く言えない あぁ何時だって上手く言えない 何かを背負ったフリして疲れた顔して 娑婆い煙草ふかして語るような人生はゴメンだ 何に生き何に生かされ何の為に生き続けるのか そんな事は今はわからなくって良いんだ わかっちまったら生きる必要すら無いんだぜ 生き急ぐ必要なんか何処にも無いんだぜ 落ち着いて行こうって落ち着いて行こうって 楽しいだけでいいから生きようぜ 恰好いいだけでいいから生きようぜ ちっとも素晴らしくない人生の中で ダリの朗読と狂ったナンバーさえありゃ 生きていけるんじゃねぇの? あぁ何時だって上手く書けない あぁ何時だって上手く喋れない 何時だって何時だって何時だって qあswでfrtgyhじこ qあwせdrftgyふじこ qあwせdrftgyふじこ qあwせdrftgyふじこ qあwせdrftgyふじこ qあwせdrftgyふじこ qあwせdrftgyふじこ … ---------------------------- [未詩・独白]スカボロ市場(コンビニver/虹村 凌[2006年6月7日10時10分] 今からコンビニへ行くのかい? 魚肉ソーセージ 山葵 醤油 アンパン 忘れ物の無いように行くんだぜ コンビニのねぇちゃんにも宜しく 一目惚れしちまって顔も会わせられない ばぁさんには内緒だぞ? ---------------------------- (ファイルの終わり)