汰介 2005年10月17日17時39分から2007年9月26日4時35分まで ---------------------------- [未詩・独白]格言3/汰介[2005年10月17日17時39分] おかしいな?と思ったら、その逆をすればいい。 ---------------------------- [未詩・独白]今日の毒と謎/汰介[2005年10月17日20時22分] その毒自体が内面の基本言語で日常なのに ---------------------------- [未詩・独白]格言4/汰介[2005年10月18日20時17分] それがそっけなく、冷たく非情に聞こえる程、あなたにとって痛いのであり、価値があり、 その価値が、あなたにとって痛いほど、その無価値性について、相手は本気で純粋で切実だ。 その当り前な事を受け入れられない内はいつまでも、「子供」と呼ばれ、 あなたは、その相手を「子供」と位置付ける。 裁判はその為にある、と言っても決して間違いではない。 ---------------------------- [未詩・独白]格言5/汰介[2005年10月18日20時21分] 一切を狂わせるのは、誰もが大好きで大嫌いな、「権力」しかない。 ---------------------------- [未詩・独白]格言6/汰介[2005年10月18日20時23分] 「権力」は相対的に弱い者しか気付かない。 ---------------------------- [未詩・独白]くだけた格言1/汰介[2005年10月20日19時44分] つーか絶対なにかおかしいって ---------------------------- [未詩・独白]イヤラシイ/汰介[2005年10月21日20時06分] 指の熱量と、すべりの良さの均衡が叶う事が、全て、だ ---------------------------- [川柳]量りの量り/汰介[2005年11月4日18時34分] 嫉妬心 要るか要らぬか 量り掛け ---------------------------- [未詩・独白]悪意/汰介[2005年11月4日18時39分] 破壊よりも険悪な 悪意を知っている 悪意は悪意と気付かず 悪意と知るのは 後の祭り ---------------------------- [未詩・独白]温すぎる/汰介[2005年11月4日20時15分] で、詩等の一つでも書けたの? ---------------------------- [自由詩]煽動のエクリチュール/汰介[2005年11月4日20時37分] 作られた生欠伸から開放されるのは何時? ほんの無邪気な気紛れに振り回されるのは誰? ほら、妄想妄想 ---------------------------- [自由詩]彫刻/汰介[2005年11月7日16時12分] 私の右半身は、観念の圧縮された冷気によって 心の肉は刺され、そして爛れ、常に腐食しようとする 私の左半身はそれらを、 傍観し、アガペーを与え、なだめ、すかす 右半身を刺しているのは、お前 それは人工母胎の完成だ、と右半身は喜びの声を上げ、言います 大いなる人工母胎の海で永遠に溺れ窒息するが良いさ しかし左半身は、 嘘吐き、人殺し、だ、と言います あなたは酷い人だ、とも その中間点で私はお互いの半身に問います 愛が支えあう事だとするのならば 私自身を支える事ができますか? と ---------------------------- [自由詩]/汰介[2005年11月8日18時13分] 「孤独」 僕は孤独に気付いていない様で、 他人の言う孤独とは違う所について孤独に気付いており、 しかし僕が気付いていない所でやはり僕はしみったれた孤独なのだろう 枯葉の様な孤独が陳腐ならば、 寒い真夜中の腐葉土の様な孤独と言いかえよう そしてその言葉に先回りのナイフをつき立てよ 誰よりも騒々しく誰よりも静かに 冬の布団に入った時のひんやりとした孤独が なにものかに支えられた偽物の孤独 「家路」 帰り道はつまらない 晴れた早朝が無いから 喧騒に詩情が無ければ それは喧騒だ 遠くに見える 山は良い 綺麗だから そしていつもの道を いつもの様に ---------------------------- [未詩・独白]幻想/汰介[2005年11月9日17時08分] 私はさすらい人 吹き荒ぶ冷たさの為に 突き刺さる北風の中を 冷たい鋼の様に凍えきった 土や砂利を踏みしめ歩く 余りの冷たさの為に雪も逃げ 歩みを進め 踏みしめる度に 大地はじりじりと歯噛みをし それは聞き分けの無い 頑固な老人のようになってしまった 私の心の様だ あの暗雲の向こうには太陽が そして夜には月が輝きを放っているだろうに 私よ それを忘れてしまったのはいつの事だろう? ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]世間話/汰介[2005年11月9日18時02分] 結局、「詩」とはなんなのだろうか? 私は、私の意味において私なりにそうか、と色々と取り入れ、私なりに流れに従った結果、 消化不良を起こしている。 結局、誰かにとって拒否反応を起こす位で無いと「詩」ではないのではないか?と思う。 その結果それが「真」に理解された時に、湧き出てくるものが結局は「真」であって、 その他は少なくともある程度「予測された実験」であっても 「真」では無いのではないかと思う。 私個人としては、その詩の個人を離れた所の感覚を楽しみたいのが理想であって、 その詩の作り手たる、個人の体臭があったにしても、 その比重が「詩」の方に傾いているか、その意識があるか それが当人にとって美点なりうるか(それは何れにせよ削られる運命にあるだろうが)、 が無いと、結局やはり駄目なのでは、と思う。 ---------------------------- [未詩・独白]エロス/汰介[2005年11月9日18時45分] あなたは謎めいて ――それはどちらなのですか それは匙加減 それは ---------------------------- [未詩・独白]乾いた悲劇/汰介[2005年11月9日20時42分] どうせどこかの守備範囲にリンクするから どの道一緒だよ そこが悲しいだけ めんどくさいし だるいし 「風が吹けば桶屋が儲かる」でいいじゃん? ---------------------------- [未詩・独白]格言7/汰介[2005年11月10日18時32分] 自分にこだわればこだわるほど、 お互いにとって難解になるのは当り前だ。 この事から逃れられるものはいるか? さりとてこだわらなければ物足りないと言うのに。 ---------------------------- [自由詩]爆弾格言/汰介[2005年11月10日18時43分] 何事にも関わらず こだわっていない、と言うのは嘘だ それは自分を偽っている それが真ならば、怒りと言う感情はありえないし その怒りもその実歪曲された性欲だ ---------------------------- [未詩・独白]格言9/汰介[2005年11月11日23時19分] 本人の「本質」から外れたおまけにしか、他者は根本では興味が無いし、 その本人の「本質」に対して、他者は愛する事や利益を除いて、基本的に「修辞」にしか興味がない。 そしてその「修辞」への誤解が文化だ。 ---------------------------- [未詩・独白]格言10/汰介[2005年11月13日18時04分] 例えばいかにある事例が結局全体の意味で正しかったとしても、 自分より年齢が高いと言うだけで、 年長者の「物分りの良さ」は年少者にとっては、いちいち癇に障ることであり、 自分より年齢が低いと言うだけで、 年少者の「確かに正しいが何かが欠けている」と言う認識は、年長者にとっては、いちいち癪に障る。 各々の根本では、有無を言わさず。 だから、お互いに偽善めいて聞こえる。 ---------------------------- [未詩・独白]格言11/汰介[2005年11月13日18時23分] 何事もなにかがおかしいから存在できる。意思によって。 それを認めない者は、そのおかしい事に関して、正に異常に扱われる。 ---------------------------- [未詩・独白]困った時の格言1/汰介[2005年11月14日16時14分] あちゃ、方向性間違ったかも。 ---------------------------- [未詩・独白]やさしい格言1/汰介[2005年12月11日20時16分] その技が将来、役に立たん事を。 ---------------------------- [未詩・独白]??アラまあ/汰介[2005年12月19日21時16分] ――各々の叫ぶ秘密 喫茶「ロバの耳」へどうぞ 扉を開ける合言葉は、 「王様の耳は、ロバの耳。王女の耳もロバの耳?主人の耳は地獄耳!?」 でございます ――わたくしめは 各々にとって少々相容れないと思われるであろう ドクをほんの少々垂らして 『皆の望むであろう平和』のお手伝いをさせていただいているだけでございます そのドクが飲み込めない内は、「平和」など 口が裂けても言わない事です ホーホッホッ 御代ですか? それは貴殿がそれを口に含んだ時の なんとも言えない笑顔 それだけで十分でございます ---------------------------- [自由詩]ケケケ/汰介[2006年1月5日22時05分] ――やれやれ、これで楽が出来るわい? ---------------------------- [未詩・独白]例えば/汰介[2006年1月31日19時27分] 私が何を欲するかと言えば、 馬鹿を見ない正直さ、なのだ。 ---------------------------- [川柳]閃いた/汰介[2006年3月7日20時40分] 凄いのは 岡本太郎 ですよねえ ---------------------------- [川柳]からあげ/汰介[2006年9月25日7時33分] こころのない ごめんなさいを あなたにあげる ---------------------------- [自由詩]夢題/汰介[2007年9月26日4時35分] 削るように冷たい風景は重いし楽しい ---------------------------- (ファイルの終わり)