クリ 2005年11月8日1時09分から2008年11月16日0時50分まで ---------------------------- [自由詩]ペーパームーン/クリ[2005年11月8日1時09分] 三日月に腰かけてきみは きれいな脚を ルランルラン みんなが忘れてたセブンティーズを とてもほのかに歌ってた 誰もが思い出せずにいた歌詞を ソラで歌ってたきみに 僕は あっけないほど降伏 作り物だって 僕の病を癒すなら 嘘でも心を柔らかくするのなら トテモスバラシー テディーベアが子供のトモダチならば 神様はヒトのトモダチ トモダチは実在する必要は ないんだよね だから きみが 銀幕のスターでも きみは 僕の無二のトモダチ 三日月に腰かけて きみは 僕にチュッ ハグハグ とてもとてもありがとう 大好きです きみがはりぼてのペラペラのきみでも僕は 大好きです 大好きです 大好きです         Kuri, Kipple : 2005.11.08 ---------------------------- [自由詩]She Said She Said (歌詞)/クリ[2005年11月24日3時39分] She said: I have been always minutes late Late for school, for work, and a date I said: Don't you know it's better Late than never Well, we can be together now Though not forever She said: I've never thought it would be hard like this How many more should I lose just for a kiss? She said, she said: I know what it's like to be dead Have you ever think about the cold of a stone? She said, she said: I know what it's like to be dead You never know how I feel when I'm alone Nice dishes of excuse and heartbreak! Love now, pay later, will you partake? "Wanna dance?" I said She said: And I was late for 'you', too This must be some kind of voodoo Then she tried not to cry Like a child she just smiled She said: I have been always minutes late Late for school, for work, and a date She said she said: I know what it's like to be dead Have you ever think about the cold of a stone? She said she said: I know what it's like to be dead You never know how I feel when I'm alone" And she tried not to cry (One of us said "I love you") Like a child she just smiled ("Always thinkin' of you") She said: I......             Kuri, Kipple : 2005.11.24 ---------------------------- [自由詩]プレゼント/クリ[2005年12月10日2時58分] 世界が眠る だぁれもいない 刹那の時刻に ポツネンと 舗道の敷石 そっと外したら 空と海が キスしてたよ 僕は 君を傷つけて 君は僕を忘れかけた そうしたくてやったんじゃないって 隅っこで 分かってる  突き立てたナイフを  緩慢に引き抜いても  取り返しはつかない 見知らぬ誰かの 抜けた穴に 僕がはまるよりも 苦手な「あいつ」が何処かに行った そんな日々を待つより 僕は僕の居場所を自分で 独力で 見つけたい 小さな 君が 海の 表面を めくったら もっと小さな 僕が 空から 歌ってた そんな夢を見た         Kuri, Kipple : 2005.12.10 ---------------------------- [自由詩]不器用な僕らのクリスマスイブ/クリ[2005年12月21日1時39分] I hurt you  僕は君を傷つけて You hurt me  君は僕を傷つけて However  それでも Our life goes on  人生は続く 愛し方が分からない 自分より大切なものかも知れないと思っただけで 少し怖いような気がする 君にはスイッチがない 本当の自分を取り戻したいけれど 本当の自分に会ったことがない 他の誰かに 僕が誰なのか教えてほしい 誰にも邪魔されたくない時間に 愛されるのはかったるい 愛すことと愛されることの 中間地点がみつけられない 何もわからないけれど 僕は多分 選ばなければいけない 僕がいなくても 君がいなくても 世界は回る 僕が何のスイッチも切らないとき どんな世界であればいいのか 僕の次の一歩はどっちか 長い時間を掛けて 考えることにしよう Ob La Di Ob La Da Maybe I love you Maybe you love me So Our life goes on 菅野よう子さんとBeatlesに敬意をこめて             Kuri, Kipple : 2005.12.21 ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]方角と風水(札幌人としての)/クリ[2005年12月30日2時31分] 京都が風水に則って「作られた」都市であることは周知の史実。もちろん飛鳥浄御原宮、藤原京、平城京、長岡京、平安京と続く遷都はすべて風水に基づいて行われた。南から北に、ほぼ同経度を北上して行った。 次に「都」となるのは江戸=東京なのだが、この江戸も風水によって作られた。いわゆる「気」のたまる場所「穴(けつ)」に居城し、追って鬼門の方角に日光東照宮を置き、守り神として家康を安置した。 しかし、もともと江戸周辺は、利根川(当時は東京湾に河口があった)などが氾濫しまくる「水浸し」の土地であったらしいのだが、なぜそんな場所をわざわざ首都に選んだのか。 八岐大蛇伝説が治水を記したものであるとすれば、日本人は古代からわざわざ川=水を克服することによって都市を築いてきたということになる。考えると大阪、名古屋もそうだ。大阪はほぼ全域がかつては海だったらしい。わずかに大阪城のあたりがポコッと小さな島になっていたほどという。名古屋はいくつもの河川に挟まれた場所。今でも台風が来たら何カ所も堤防の決壊の怖れがある。 どうして水浸しの土地に都市を築こうとしたのか。最初に浮かんでくる考えは「雇用対策」だったのだろうか、ということだ。 ピラミッド、ニューディール、田中角栄の列島改造がそうであったように、大規模土木事業を国策とする目論みだったのだろうか。 京都などはもともとそこにあった天然の地形を利用しているのに対し、江戸は無理矢理に風水的に良い場所にするべく、河川の流れを変えたり、広大な埋め立てを行っている。そうして東の京とするべく様々な改造が行われていった。 しかし京都と江戸が、表面的に見てもっとも異なる点は、道路=街区ではないかと思う。東京は「碁盤の目」ではないのだ。(僕が東京に出て来てとても困ったのがこれ) では東京を地図的な見地で見てまったく規則性がないかというとそんなことはない。東京は「円」と「放射」からできている。円は、そう皇居(堀)、「山手線」そして山手線の内外にいくつも存在する環状線、そして南武線+武蔵野線という大きな円。まだまだある。そしてそのいくつもの円を貫く放射状の道路と鉄道。(ちなみに山手線は「陰陽図」に酷似する) まあ世界中のいくつもの都市がそうやって発展していくことは当然なのだが、東京の場合、どうもそこに風水が関わっているような気がしてならない。ハマコーがアクアラインを作ったのも、円環を閉じたかったのかな、という気さえしてくる。 なんにせよ、江戸は風水的にとても成功した都市となった。あんなに長く政権を維持していた権力など、世界史を見ても珍しい。それは風水によるのだろうか。その江戸幕府に亀裂を生じさせたのは他ならぬガラ空きの南側の土地、三浦半島だった。 さて時代を降りて来て、敗戦を乗り越えた日本は瞬く間に復興した。その景気が傾いたのはもちろん「ブルーマンデー」に事を発するのだけれど、都庁移転がそれに拍車をかけた、というまことしやかな意見もある。 皇居つまり元の江戸城は富士山からの大きな気を受け止めて安定・繁栄してきた。その気の流れを断ち切ったものがある。 そう、現在の都庁だ。 香港は風水都市といわれるように、ほとんどのビルが風水師の助言を盛り込んで建てられる。東京では一部を除いて風水に則って建てられた建造物はないように思われる。 けれど東京という大きな観点から見ると、どうも風水によってかたちを変えられてきているように思えてしょうがない。今でも何かの力が働いているように思う。 ちなみに、風水にはなんらかの科学的根拠があるのでは、という意見も少しずつ叫ばれるようになった。経絡、ツボが西洋医学では説明できないが事実効果はあるし、針麻酔は実際に効いている。近いうちになんらかの説明がつくのではないかと思う。まあ、説明できなくても効能があればいいんだし。「よくわからないけれど効果がある」ということで使用されている西洋薬や治療法もある。(リウマチの金製剤なんかがそうなのかな?) それと同様に風水にもなんらかの説明があるのではないだろうか、ということだ。 たとえば最近の地震マップなどで、「危険」とされるのは、昔川だった土地であるとか、水浸しだった土地と堅固な土地の境目を横切る高架は切断されるとか(神戸がそうだった)、地震対策には古地図が必要になっている。 ああ、書きたかったことからどんどん離れていく。どうしよう?? 東京は碁盤の目ではない、と書いた。新興都市だと整然と区画されることが多いがそれでも、碁盤の目になる都市はそれほど多くないと思う。札幌は、市街地こそ違うけれど、中心部はほぼ碁盤の目になっている。とはいえ、札幌が風水に基づいて作られた都市であるかというと、どうもそうではない気配が濃厚だ。北と東になにもないし。さらに道路も正確な南北の線から微妙にずれている。 僕は札幌で生まれ、育った。二十歳までは北区、東区という碁盤のまっただ中に住んでいた。札幌に住んでいる方には分かると思うが、僕はほぼ常に「東西南北を意識して」生活している。無意識であっても、と言うべきかな。どこにいても頭の何処かで、「こっちが南、こっちが東」と自分の向きを感じているのだ。ただしある種の動物のように脳内に磁石があるわけではないので、正確ではない。「勘」だ。 だから地下鉄に乗って、初めての土地にポッと出たりするととても戸惑う。東西南北が分からなくて失見当識を起こすのだと思う。とても不安になる。なんとかして把握しようと努めるところから始まる。 これは僕のような者だけなのだろうか、それとも札幌、京都、旭川の出身者の多くが持つ性質なのだろうか。確かめたことはない。 ただ、東京人(といってもほとんどが地方出身者だけど)はどうやら東西南北をほとんど意識しない。これに気づいたのは東京に来てまもなくのことだ。たとえば待ち合わせをしようと思って「新宿駅の南」「あの店の西側」と言っても通じないのだ。東京では、「○○の××寄り」という言い方が一般的だ。相対的なのだ。 僕自身ももちろんそういう相対的な位置把握はしている。しかし大本ではやはりいつも東西南北を頭において、そして考えている。これは僕の生き方とか仕事の仕方にも表れているような気がしてならない。常に全体像を認識していないと動けないのだ。何も説明されずに「あれやれ、これやれ」と言われると何もしたくなくなる。 札幌ではどうやって東西南北を把握していたかというと、「山のある方が西」という単純なものだった。これは京都の人もそうらしい(京都の人でやはりいつも方角を意識している人の書き込みを見かけた)。しかし京都人が札幌に来ると方角を取り違えることがあるそうだ。 山のある方角が違うからだという。 僕が今住む場所の西側には、丹沢山塊がある。それだけでも僕は少し落ち着く。マンションの8階なので空気のきれいな祝日、特に雨の降った翌日などは、富士山が見える。 ゴミが多すぎるせいで汚くて、世界遺産に登録してもらえない富士山ではあるけれど、ここからはそんなことは分からない。いっぱい「気」をもらって感謝していることにしよう。 初出 : 「道民さん日記」 あまりに投稿してないので。こんなんでもいいですか?                                      Kuri, Kipple : 2005.12.30 ---------------------------- [未詩・独白]寓話 不可解な死 43/クリ[2006年2月7日1時54分] 彼は鼠を飼っていました。名前をデルと言いました。 昼間はポケットに、寝るときはベッドのわきに、いつでもデルを傍らに置きました。 デルは何度も危機を察知して彼を救ってくれたからです。 動物には、迫っている危機、災害を予知する能力があると言われます。 デルにもそれがありました。 デルが落ち着かなくなって少し経つと、なんらかの事故や災害が勃発するのです。 それに気がついてからというもの、彼はデルを連れて歩くようになりました。 アパートが火事になって全焼したときも、 乗っていた電車が脱線して多くの死傷者が出たときも、 彼はデルの「予知」によって命を救われたからです。 ある日またデルが騒ぎ始めました。 彼は仕事の途中だったのにも関わらず職場を離れました。 それでもデルはまだ興奮しています。 彼は隣の町に行きました。それでもデルは暴れています。 新幹線に乗って3時間ほどの都市に行きました。 だめです。 彼は思い切って飛行機に乗り、ソウルに行きました。 ポケットの中のデルの興奮は、 フライト中も、そして韓国に着いてからも収まりません。 彼は思案に暮れて、とうとうアメリカに行きました。 デルは狂ったようにもがきました。 彼はその理由を悟りました。 そしてもうどこにも行かず、 もはやぐったりしているデルを掌で包んで、 明るい金門橋からいっしょに身を投げました。 地球が目映く輝いたのは、それから5日後のことでした。          Kuri, Kipple : 2006.02.07 ---------------------------- [自由詩]時効/クリ[2006年2月7日3時06分] 女を逮捕する 確保だが、手錠は要らない わたしは 彼女を連行する 一人で わたしが 遵守する法は わたしの舌にそぐわない 少しも 徒歩で彼女を連行する それは彼女ではなく わたしの ささやかな抵抗 呆れ顔の甘え 夕日を見せる 最後の夕日を共有しようと する 終わった時間を描写する 記述する あたかも いつまでも終わらないように 常に 進行形のごとく 女は 理由で わたしは 原因であったのか それとも 逆か わたしは それら一切を文字にしたため 誰かが正当化してくれる日を 待ち続け 神ではないかもしれない ナニカに 「オヤスミ」と 言う        Kuri, Kipple : 2006.02.07 ---------------------------- [自由詩]しあわせ/クリ[2006年2月8日2時54分] しあわせは しあわせの種の ひとつだけ残して あとは捨てる 悲しいけど捨てる そういうところから 生まれる しあわせは うれしくて 少し切ない        Kuri, Kippl : 2006.02.08 ---------------------------- [自由詩]でふらぐ/クリ[2006年3月18日2時43分] おおかた 汚れている たまに 壊れている すべて バラバラ 一生忘れないと誓った愛 捧げた相手の名前を思い出せず 二度とやるものかと決めた 行為が 今は 強迫観念のような日課になりさがる ひれ伏すおのれの舌は 密かにベーをして 跪きながら内股をポリポリ かきむしる 純粋無垢はひとつまみの残酷を孕むので 誰も傷つかないことを願っては 少し不純 少し汚れで 愛想笑いする 楽に生きていることが たまに苦しくなる 少し苦いなら よほど楽しいかもと 思う が 小さな声はノイズにかき消される そして 穏やかな死を 恥じる けれど委ねる 憂鬱がまじった快感を抱きとめる それは汚れ 壊れ バラバラなので かき集める ひとつになりたい          Kuri, Kipple : 2006.03.18 ---------------------------- [未詩・独白]寓話 不可解な死 44/クリ[2006年5月25日3時26分] 出張先のビジネスホテル、その非常口からこっそり抜け出した。 ドアがしまらないように工夫しておくのはもちろん、さりげない変装も完璧だ。 新幹線で1時間、家に戻りこっそり中へと入る。妻はシャワーを浴びていた。 貞淑な妻には申し訳ないが死んでもらう。愛人といっしょになるためには、この方法しかない。 敏速に行動する。妻は少々抵抗したが、外までは聞こえないはずだ。 部屋を荒らし、妻の財布と金目のものを運び出す。 ゴミ袋にそれらを入れ、人目を警戒しながらこっそりゴミ置き場へ置く。 新幹線でホテルに戻り、開けたままの非常口から部屋へと戻る。 俺の妻は強盗に殺された。俺には完璧なアリバイがある。 ほとぼりが冷めるのを待つ、それだけ。 …ドアを叩く音。警察だ。 時計を見る。いやに早い。 「署まで同行願います」 何故だ??? 俺は逮捕された。 妻の次にシャワーを浴びるはずだった男が、 一部始終を目撃していたのだ。                       Kuri , Kipple : 2006.05.25 ---------------------------- [未詩・独白]今宵ロマンス (歌詞)/クリ[2006年6月12日1時56分] ねぇ もう少しいっしょに このままでいてよ 愛の言葉なんて ちっとも いらないからさ ただ今夜だけは ずっと抱きしめて ああ 死ぬまでなんて 言わなくてもいい 今きみの吐息感じていたいだけだよ ほら 僕ときみに 月の Spotlight ふたりきりで Moon Shine と Sweet Wine に酔って そっと Star Light, So Bright 祈って 泣きたいほどの 鼓動の Harmony もっと Hug me, Love me の振りでもいい 星屑が落ちて ああ 恋に堕ちて 今宵だけの Romance Shall We Dance? Kiss はおあずけ? 時計を止めたら ずっと抱き合おう ふたりきりで Moon Shine と Sweet Wine に酔って そっと Star Light, So Bright 祈って 火傷するほどの 鼓動の Harmony もっと Hug me, Love me の振りでもいい  http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=5294              Kuri, Kipple : 2006.06.11 ---------------------------- [自由詩]Across The Water/クリ[2006年7月1日20時11分] 芝生の上のような キップルいっぱいの仄暗い室内のような エッチングのごとき輪郭となり 紗の薄さに 別れを口にできず フレーズが頭の中でチリチリとスパークし続ける とても残酷に朝陽がのぼる カタツムリのように無慈悲に デマゴークように幾何級数的に 甘く優しく リンゴのかたまり 膨れ上がり そして もの言えぬ親友たちと 濡れそぼち 褪せ 瞼 縫い合わされる幸運 しずくが海になるシーンを見ようとする やって来るのは 一葉の小舟だろうか              Kuri, Kipple : 2006.07.01 ---------------------------- [未詩・独白]Troubled Water (歌詞)/クリ[2006年7月30日1時03分] カタヅカナイ イケスカナイ アキラメナイ でも アラタメナイ ブンブクチャガマとオーガニックでも突き指海砂利水魚の風来末 反復横跳び超エロティックでも後ろ指XXXXXX パシリな犀 野次りなさい ヒナに 刷り込みたい 定数 繰り込みたい Kipp-ling Ripp-ling Cripp-ling Tipp-ling Trip-ling Nipp-ling  Rhyming エアコンスパコンリモコンロリコン貧困合コン  Timing XXXXXXXX 俺の願いの… XXXXXXXX (Guitar!!!) XXXXXXX Missiles Over Troubled Water Oh Yeah, Oh Yeah カタヅカナイ イケスカナイ アキラメナイ でも アラタメナイ 受動しない 持続しない なのに 帰属しない 依存しない 既存しない Missiles Over Troubled Water When you're weary Down and Out Your eyes are teary Full of Doubt Ooooh!       Kuri, Kipple : 2006.07.06       http://www.icompositions.com/music/song.php?sid=41116 ---------------------------- [未詩・独白]おやすみ トトチ またあした (歌詞)/クリ[2006年7月30日1時10分] インコのトトチはカワイイこ しゃべる歌うおどる まだちょっぴりなの ものまねは そのうちたくさん おぼえるから きっと 毎日まいにちトトチは 言葉と歌のべんきょう ほらキップルさんが何度もね 同じ歌を歌ってくれるんだ ハッピーバースデイ トトチ おめでとう 歌ってごらんよ おどってみせて なんだ もうおねんね? あるときトトチははじめて ジャンボ・ジェットに乗ったよ とおい札幌まではるばると でもね あのね 恐くなかったよ それからちょっとしためぐりあい ひとつ下の ノンちゃん 目がパッチリして大好きさ ひとめぼれだ どうにもならない Oh, I love you so much and Will you marry me? 僕らはたちまち恋におちたんだ 二人で おねんね... 今でもきっとね ものまねしてる One two three four, five six seven All good blue birds sing in heaven  toto ( どした? おねんね? トトちゃん寝てる? おねんね? ) インコのトトチはカワイイこ しゃべる歌うおどる 歌もたっぷりおぼえたんだよ 三時のおやつは ブンブンブンハチがと… おやすみ トトちゃん またあした もいちどおひさま 顔を出すまで それまで おねんね  ( 1 2 3 4 5 6 7  All good blue birds sing in heaven )  toto(チューして チューして … チュッ!!  トトちゃ〜ん、トトチャ〜ン、ハッピーバースデイ、トトちゃ〜ん )  toto(チューして チューして … チュッ!!) トトチに            Kuri, Kipple : 2006.07.23            http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=5487 ---------------------------- [自由詩]ほ・つ・れ/クリ[2006年9月9日4時35分] どこかが ほつれているんだけど 見えない のは きっと 背中のあたりだから と 思う (ハンスが)堤防の割れ目に腕を突っ込もうとしても 割れ目が見えないのはきっと 割れ目が 表面じゃなくて 奥のほうにあるからで 誰かがいないんだけど 座敷童がいなくなったあとみたく 誰がいないのか覚えていなくて 「ぼく」なのか「きみ」なのか「かれ」なのか「それ」なのか ここの か よう か 誰がお茶碗欠いたの? Id(無意識)の周りで トッピンシャン 夜明けの 晩に 抜けたら 抜けたら… しず心なく 散る ちる 満ちる ほつれは 予兆なので 痛ましい ほつれは 終わりの始まり ぽつねんと ほつれ始め とつぜんの もつれ初め ああ ほんとは 二重螺旋(DNA)のごとく 姿を潜ませていますように!              Kuri, Kipple : 2006.09.09 ---------------------------- [自由詩]星の行方 - Whereabouts of the Star (歌詞)/クリ[2006年9月20日1時34分] 長い長い坂を上ると あるのだろうか? 僕らの探しものがその上に 見つかるだろうか? 星のかけらを取って 抱きしめ涙ぐむような そんな残酷な夜を迎えると 誰も言わないで 小さな嘘と 小さな見過ごしが 降り積もっては きっと 退き返すこと できなくなってしまう でも今なら… ああ 心の 叫びは 遠く ああ しっかりと耳をすませよ 暗い暗い夜を越えると 来るのだろうか? 昨日と同じ 青い青い空 まだ見えるのか? ゼンマイ仕掛けの心 必死に動かして そうだ! 右に左にと 前へ後ろへと でも歩いてく 小さな勇気と 小さな地図を持て 上り続けろ ずっと 地の果てを越え きっとそこにあるだろう その彼方に… ああ 心が導くほうへ ああ 愛が行くほうへ進め Your heart knows what to do  (心は知っている 何をすべきか) Do what your heart tells you   (心の命ずるままに進め) Love will show the way  ( 愛が道を示してくれるだろう) Go where love goes today  (今日 愛が行く方へ行け) ああ 心が導くほうへ ああ 愛が行くほうへ進め         Kuri, Kipple : 2006.09.19 英語のゴスペルとして作った曲なので、日本語の歌詞はとても「ベタ」でこっぱずかしいです ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]病いが理解できない人たち/クリ[2007年1月9日1時03分] 僕が大病して自宅療養してる頃(体重、最低で50キロまで落ちた!)、無理して出かけた帰りの電車、 ちょっと混んでたけれど、もう体力の限界が来てて、どうしようもなく空いてる席に座ったんだ。 そしたら徐々に人が乗って来て、いつのまにか満員。で、僕の前には初老のご婦人。 揺れる。倒れかかる。 座っている中ではどうやら僕がいちばん若いらしい。だって、「おまえ、席代われよ」という無言の圧力。 代わったんだけど、はっきり言って僕のほうが倒れる寸前だった。 しょうがないんだよね。見た目では分からないもの。 ただ、とてもとてもしんどかった。 …というのはあんまり関係ないんだけど…。 僕の知り合いで、軽度の統合失調になった人がいる。 で、そいつの亭主がね、別れるって言い出したらしい。 顛末は複雑なんだけど、僕はとても驚いた。 どうやらいろいろ話を聞くとそいつ、統合失調症が病気だってことを、理解できてないみたいなのね。 で、妻にむかって怒ってるわけ。「態度がでかい、人を馬鹿にする、すぐに切れる、人の話を全然聞かない」と。 他人の家庭の話なんで僕が出しゃばるわけにはいかないんだけど、 頼まれたら殴りにいきたい気分だね。 病気だぞ。例えば、足が不自由な人にむかって「お前はなんで歩けないんだ。頑張りがたりない!」って言うか?? これは極端なたとえだけどさ。 そして、夫婦だぞ、おまえら。子供もいるんだぞ。 もはや人格の問題だ。 こいつは、心の病いを「性格の悪さ」とか「怠け」としか思えないのと、夫婦というものが何なのか分かってない二重の馬鹿だと思う。 知り合いの彼女、治療を初めて少し状態が落ち着いてきたところらしかったのに、とてもかわいそう。 他人事ながらめちゃブルーになったし、めちゃ怒っている。 それから、これは難しいことがらでもあるんだけど、 (鬱と統合失調症を混同しているわけではありません。「理解できない人」のアナロジーとして触れています) 鬱の人に向かって「がんばれ〜、応援するから」っていうのも間違ってる。 彼らは、どうしてか、がんばれなくなってしまったから苦しんでいる。 「がんばれ〜」はやっぱり、歩けないのに歩けって言ってるのとそんなに違わない。 意図的な悪意より、無知の、無意識の、善意が他人を深く傷つけることも、ある。 学力低下は君たちの責任ではない、僕たちの責任だ。ごめんなさい。 でも、「そんなこと知らなくても生きて来たもん」とか「知らなくても生きて行けるだろ」と言うことは、やめて下さい。 君たちが生きていけても、君たちの一言で、誰かが死んでしまうのです。     2006.01.09 : Kuri, Kipple     初出 mixi (4行加筆) 詩を書けてなくてすみません ---------------------------- [自由詩]もったら はむ こむ/クリ[2007年1月10日1時47分] あ きわけくないとして そぞろめかるほとほと、おためごかし、こためごかし うーむら ダバドゥパドゥ のすたれば きまく おもむれか ああ すこぶるけいとに さもにたりければ そこはかとなくここばかりとなく まさごのごとくしみわたせ と いんとりきっと きっと、 きっと あうん もったら はむ だから… こむ おととしての 「オウム」 ん      Kuri, Kipple : 2007.01.10 ---------------------------- [自由詩]Milky Silky/クリ[2007年1月13日2時40分] 重力の捕われのここでは 二人が落ち着く位置を決めるのは 難しかった ミルクの肌の君に 溶けていった The light was dimmer The night simmered 解(ほど)き始めるまえに 解(ほつ)れていく 壊れて行く 重ならなくなった二人 怯えていた 絹の肌理(きめ)の君が 融けて行った I reached for your fingers. But just your words lingered. どこかが疼くけれど 他のどこかが 一所懸命 鎮静しようとしている 過ぎ去り 未だ来ぬ時      Kuri, Kipple : 2007.01.13 ---------------------------- [自由詩]トンネル効果/クリ[2007年4月24日2時57分] うれしくて うれしくて 泣く しあわせで 泣く しあわせで 泣く 退屈で 怒る 何もすることがなくて 他人(ひと)にあたる さみしくて その さみしいこと自体に理解が及ばなくて とりあえず てっとり早いところから ちょっとした知人に罵詈雑言してみたり コミュニケーションのバリエーション そして 生きてるなー と実感 落胆して 絶望して 笑う 遊ぶ 抱く 愛液にまみれながら いびきをかいて熟睡する 取り返しのつかない崖っぷちで 誰も笑えない死を賭したギャグをやってみせる 伝えたいものを伝えようとせず 伝えたくないものが伝わり 届けたいものが 5cmの隙間に落ち 届かぬ思いが 確率にしたがって 深淵や高峰を乗り越え 届く その充足した虚空が 麻痺したように切ない       Kuri, Kipple : 2007.04.24 ---------------------------- [自由詩]The Three Frogs/クリ[2007年11月3日0時23分] Three frogs looking up at the first quarter moon In the middle of the night, can you see them try to play the magic tune The piano BANGS, the guitar BURSTS, until the bass EXPLODES, COME ON! Blue, red and yellow frogs at the darkest hour before the dawn. Three frogs Lookin up at the quater moon Three frogs At the darkest hour before the dawn Three frogs We are the Three Frogs! The yellow frog plays the piano Yeah, she got the way to go The blue frog takes the heavy bass Thunderin' across the space The red frog, the last one with a guitar Declares who they are "We're not the dogs, we're not the hogs But we are the great Three Frogs!" これが曲です。 http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=8176 ぜひ! ---------------------------- [自由詩]One More Song 〜Key of Life/クリ[2007年11月3日0時28分] ○ One More Song One more song of love for you One more song of love... ○Key Of Life Key Of Life 君のいない 時は暗い 笑っても楽しさは半分 つらさは2倍 明日の扉の鍵がない 君のいない 世界なんて意味がない 君を迷わすものたちから 君を守りたい 僕の Key Of Life 夏が過ぎて淋しいばかりの9月だったのに 君が生まれた月だと知ってからは大好き! Key Of Life 僕の胸に眠りなさい まぶたを閉じ 空を飛んでる夢を見ようね? Dream of you and me tonight 夏が過ぎて淋しいばかりの9月だったのに 君が生まれた月だと知ってからは大好き 金木犀の香りがするといつも微笑む 君が好き そう言う僕に君はきまって忍び笑い Key Of Life ずっと一緒にいたい You're my Key of Life You're my Key of Life 歌です http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=8517 ---------------------------- [自由詩]夜見/クリ[2007年12月3日1時24分] 蘇るワタシは 少しもない 睡って いるから… 招く者が 睡り 招かれざる者が 目醒め 黄泉に 還り 世を 観る そして 夜を 見る    Kuri, Kipple : 2007.12.03 ---------------------------- [自由詩]真夏の夜の奇妙な果実/クリ[2008年5月19日0時08分] 僕の無くした帰るとこで くずおれるほど夢に熟れる 「迷ったままで いたかったんだ  ふたりぼっちの あの八月の迷路」 ことばをひとつ しぐさもひとつ 忘れていくよ あの夏の夜 だけど 今でもするよ 思いがけずに 眠れず越えた 夜明けの香り 君のためにと 信じたことが ふと気がつくと ただのわがままになる  真夏の夜の奇妙な果実  熱帯夜の露に濡れる  僕の無くした帰るとこで  くずおれるほど夢に熟れる 危うく香る 奇妙な果実 伝えられない 水色の想い 迷ったままで いたかったんだ ふたりぼっちの あの八月の迷路  抱きとめて  巻き込んで  今も君と  夜に溶けたい  真夏の夜の奇妙な果実  熱帯夜の露に濡れる  僕の無くした帰るとこで  くずおれるほど夢に熟れる ことばをひとつ しぐさもひとつ 忘れていくよ あの夏の夜 だけど 迷ったままで いたかったんだ ふたりぼっちの あの八月の迷路 Kuri / Kipple : 2008.05.02 thx to garuworks http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=9591&cid=42 http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=45064 この作品を整えました。 ---------------------------- [自由詩]Keep Going! (歌詞)/クリ[2008年7月15日0時11分] Tho' somthin's broken Keep your eyes open Tho' somthin's broken Keep your eyes open Huh! Keep movin' it, keep doin' it Don't stop, no no no! Keep goin', keep goin' U gotta go go go! You're not in luv, no, no, I know. U can keep my picture upon the wall Just the silly fase you're goin' thru You're not in luv, not at all I'd like 2 c u, every now and then And I know I don't mean that much 2 u Thank u for calling me, thanks a lot dear U know, I been just a little bit blue Be quiet, big girls don't cry I'll sing u a rock'n'roll lullabye huh? Be quiet, big girls don't cry Buy me, try me, fly me so high You're not in luv, no, no, I know. I won't tell my friends about the 2 of us I'll wait a long time for ya U know that I ain't the kind to make a fuss You're not in luv, I don't forget it Big girls never cry, o no, no I said "goodbye", I won't regret it Big boys don't wanna cry, also        歌詞・押韻英詩です        Kuri / Kipple : 2008.01        thx to garuworks and "Ob" その曲です http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=9559 ---------------------------- [自由詩]セピア/クリ[2008年9月1日23時58分] 翳る空に 浮かびくる はじめてなのに 懐かしい 影と光 色とかたち この想いは何? 雨がやさしく降り出す 濡れる道から沸き立つ 雨のにおい 胸を焦がす この記憶は何? 傘を忘れた きみと いつか逢うのだろうと… それとも すでに一度 僕らは出会っているのだろうか…  白髪とシワが 増えていくのに  僕はずっと 少年のままだ 忘れられない 名前と 名付けられない 匂いと 記憶 時間 想い… ---------------------------- [自由詩]しあわせのたね (イーハトブ編) 歌詞/クリ[2008年9月7日23時28分] しあわせは しあわせは ぜんぶしあわせなんかじゃなーい すこしだけ すこしだけ なみだのかずがへればいい わたしだけ ひとりだけ おなかいっぱいたべたってーさ うれしくない たのしくない さんにんいたらさんとうぶん わけあい たべたい だれかとたべたい わいわい たべたい ちょっとだけくださーい やーい ひとつだけ しあわせの たねをのこしてあとはすてーる かなしくて おしいけど しあわせのめがそこにでる わたしだけ ひとりだけ おなかいっぱいたべたって うれしくない たのしくない せんにんいたらせんとうぶん わけあい たべたい みんなとたべたーい そういう ひとにー わたしはなりたーい はーい ひとつだけ しあわせの たねをのこしてあとはすてーる すこしだけ すこしだけ うれしくせつない しあわせ 僕の恥ずかしい歌も「はぴねす編」と同じサイトにありますが紹介しないでおきます。それでも、という方はサイト検索でよろしくお願いします。いないな、きっと ---------------------------- [自由詩]しあわせのたね(はぴねす編)歌詞/クリ[2008年9月7日23時29分] しあわせは しあわせは ぜんぶしあわせなんかじゃなーい すこしだけ すこしだけ なみだのかずがへればいい ひとつだけ しあわせの たねをのこしてあとはすてーる かなしくて おしいけど しあわせのめは そこにでる なきたーい なきたーい なぜかわからなーい バイバーイ バイバーイ にばんめにだいじーなもーの たいせつな なにかでも いつかさよならするひがくーる おわかれの そのあとに なにがのこっているのかな 「いっぱいたのしいと  いっぱいかなしいな  どっちもちょっとだけが  いいのかな  きっと  しあわせは  すこし うれしくて  でもって  すこし せつない」 なきたーい わらいたーい わけなどあいまーい しかたなーい バイバーイ Ora Orade Shitori egumo ひとつだけ しあわせの たねをのこしてあとはすてーる しあわせは うれしくて すこしせつない ものだよね  連投、お許しを。ガルワークスさんの歌はここ http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=9607 ---------------------------- [自由詩]双曲/クリ[2008年11月1日1時33分] つかれて つかれて ねむるとき ただちにねむりに おちたいと思う そして 心のかたすみで そのまま めざめなければ らくだと 思う もちろんその考えは あやまっている と つぎのあさに気づく あるいても あるいても とどかぬとき そのままとどかなければ しあわせだと思う おわりたくても しにたくても あなたがわたしより たいせつなとき ---------------------------- [自由詩]I'll be Always Home (Icarus Montgolfier Wright)/クリ[2008年11月16日0時50分] "It's dawning... Now the time is right to fly Oh!" "Good morning A witch comes home with the milk Putting her broom against the wall Silently..." You are leaving me very soon On a Montgolfier baloon I'll pretend that I am sleeping I hear you creeping--- Out of the house now "Good morning The sign of the absent host Turns gold under the dawning sky Silently Very silently..." You are leaving me very soon On a Montgolfier baloon I'll pretend that I am sleeping I hear you creeping--- Out of the house now Don' take a flight in the middle of the night But in the morning, before the sun is not so high Early in the morning... You, Icarus Montgolfier Wright Now the time is right to fly! I won't feel alone I'll be fine on my own And I'll be always home Wherever you may roam 'Keep on flying round and round Until you learn how to fall down Come home anytime, Icarus! This is the secret between us...' I won't feel alone I'll be fine on my own And I'll be always home Wherever you may roam You are leaving me very soon On a Montgolfier baloon I'll pretend that I am sleeping I hear you creeping--- Out of the house now Don' take a flight in the middle of the night But in the morning, before the sun is not so high Early in the morning... You, Icarus Montgolfier Wright Now the time is right to fly! "I'm leaving on a balloon Before I wake you up" http://gbuc.net/modules/myalbum/photo.php?lid=10032 ---------------------------- (ファイルの終わり)