モリマサ公 2015年11月30日19時06分から2019年6月19日9時24分まで ---------------------------- [自由詩]これはなに?わたし?/モリマサ公[2015年11月30日19時06分] 巨大な画面のなかにキミがいる わたしはあなたをにくんでいません とてもスキで大切にしてる そちら側 わたしは全身で 泣いているそばから 涙が雪になって風花みたいに消えていく 体の中心がしめつけられている 苦しくないよ大丈夫全然こわくないんだよ 耳元で赤ん坊の泣く幻聴がはなれないでいる 昨日と今日もホシの数はかわらない ながれてくるのは氷のカケラ センチメンタルなポエムが人気のこの場所で スカートの中を吹き抜けていく風 わたしたちに名前をください ツイートを何度も消して 捏造する痛みがふくらんで空は わたしたちの本当の皮膚になる この浮遊間はなんだろう つま先の失われたような フローリングが消えていくような 覗き込んでいるパーソナルコンピューターに わたしの作った歴史を移植する 痛くないの全然ふいに壊れてしまっても大丈夫 わたしは今自分の価値観に忠実なだけよ 日のあたるアスファルト 曲がり角にネコが消えていく とても安全な痛みがする わたしなんていなくても全然平気 今までよりましな日常がつづいていく   ---------------------------- [自由詩]わたしたちは宇宙の地平線となってしまう/モリマサ公[2015年12月1日18時40分] ホームスィートホームからホームへ テレビの中でニュースをアナウンサーがにっこりともすんともつかぬ顔でつぶやいてる  オリジナルじゃなくても存在するたましいのやさしいオーラ もうなにか巨大なものと戦う必要はなかったはず でも小学校の校庭で1人喘息で走れなくて 走れるやつはばかみたいだからあんまりみないようにした 中学も高校も全然いかなかったし重力がすごすぎて空気がもっちりしていて全部大嫌いだった あんなとこで呼吸できる元気もうないな いつか駄目になる現実をそうじゃない方を選ぼうとまわりを真剣にみているけど スピードが速すぎて動体視力ついてかないし わたしなんかいなくても学校は正しかったし わたしは手をのばさなかった のばされたりさわられたりしたら困るし気持ち悪いからはやくしにたかった わずかにのこされたわたしのコトバが気球にのっていく 星のなる木から星をかごにとっている仕事の人から時々頭が変になりそうなメールがくる 星かごのなかから星を選んで宇宙にぽいぽいする仕事だ いい星とか悪い星についてのメールを読んでいると なんで相手がわたしなのか 光ってる画面をみてるとついぼろぼろ泣いてしまう 光ってる画面がまぶしすぎてしにたくなる いつのまにかサーガのようなものがわたしたちを包み込んで あの人やわたしたちの母や父や祖母や祖父や子供やいとこやが同じ屋敷を通過して わたしたちは時間をまとって通過していく 最初でも最後でもない物語のところだけがはっきりみえた プラスチックやレストランや様々なコインが見えないクラい場所にころがって たゆたう声のようなものばかりがとどまって重なっていく リンゴの暖かいジュースにショウガを少しすって飲みなさい 青と緑の枠線が敵の存在を証明している ぶよぶよしている輪郭のあたたかい皮膚をやぶいては誰かとつなげて かさかさの皮膚を剥いでは誰かとつながった いい部分がつながってひろがって 汚れた部分がつながってひとつになって川みたいだ かなしい部分はすべてのそれぞれのかなしさと融合して結合し流動していた わたしはもう誰でもなかった よかった もうしんでもしななくてもよかった ありふれた宇宙の大河として吸い込む息の中に様々な物語が流れ込んでくる 吐き出すよりはやく光の速度をこえて わたしたちは宇宙の地平線となってしまう   ---------------------------- [自由詩]3分バージョン・この絶望ってゆー感覚に名前をつけてよ/モリマサ公[2015年12月1日19時52分] ソーダー水の中をイルカが泳いでいるのでわたしはあまりストロー動かさないようにしていた 昨日かっていた金魚が一度に2匹しんだから 光の体が以外と平気 にじみながらとけていくようで輪郭が全て地平線でできてるなんて さわろうとするとキミはかわいくわらって わたしたちに名前をくださいっていった 壊れないものを全部あげたい 美しい飛行機が空中をよこぎっていく ハッピーなタイムマシーンにのせて どこかうんと光も届かない場所までいこうよ さわろうとするとキミはかわいくわらって 目をあわせようとすると光の速さよりもはやく暗闇に帰ろうとする たましいになっちゃった 鼓動の遠くにキミの声だけがこだました ソーダー水の中を泡が砕けながら上がっていく悲鳴みたいってゆーか 匂いが無くても切り取ってキミの存在をたしかめたくても スピードがはやすぎて全てのキミはぶれていた 第九がきこえてくるキミの耳にもきっと てゆーかこれが第九? さわろうとするとキミはかわいくわらって 変態は死ねばいいじゃんっていった キミっぽいことやっと言ったからほっとして 夜 たくさんの涙の行方が知りたい キミがそこにただただ寝てるので あのときとかっ あのこととかっ メモリーカードにっ読み込んでおけばよかったんじゃないかってっ そういう機械みたいな記憶の中でっ っさわろうとするときみはかわいくわらって おまえらみんなばかだね おまえらみんなばかだね というからほんのちょっとだけわかった この絶望ってゆー感覚に名前をつけてよ     ---------------------------- [自由詩]サバの味噌煮/モリマサ公[2015年12月2日13時32分] 「アニキ」 「そのサバの味噌煮うまくない?」 うん 「自閉症のアニキ」が最近少し元気になって おりてきて「居間」で「ゴハンをたべる」 「その春菊の胡麻和えうまくない?」 うん じっとみてると子供の頃 「流星群をみながらした」 ケンカのことおもいだした 「セカイの終わりがくること」 を教えて妹を泣かせたことも 「シイタケの味噌汁けっこういけてない?」 うん 「最近のオレ」は「料理の学校」にいってる 今 兄ちゃんが食ってるのは オレの作ったメシだ 初出2004雑詩1号 ---------------------------- [自由詩]ゼロ/モリマサ公[2015年12月2日18時43分] つくばエクスプレスからウィンドウひかる画面いっぱいに星がくだけちってる 速すぎて重力ロストしてぷかぷかプンクトゥムになった淡い隙間からするする抜けていく ミッキーマウスの中身みたいな 死んだ色をしたちっちゃな人間ざわざわあふれてるの臭い 足元かたっぱしから視覚切り刻んでわざと残酷に消しながら 底抜けのわたしスマイルがエンドルフィン放出して 昨日とか明日とか今日の痛み何も感じなくなっていくからさらにスマイル広がって 星が降ってるからミナペルホネンの折り畳み傘キラキラがささるけどすぐとける きーんとする耳元サラウンドできれいな飛行機がしらじらしく空中すべってゆくのみて 生きてるってきっと今みたいなかんじで瞬間て今のことなんだすごい まあ今なら極地までいけるかなんてきっと信じられる マイナス36℃の短いたった5時間の昼間 朝日が昇ってから夕日が沈むまでずっとかわいいピンクの空の夕焼け色に吸い込まれて 日が暮れた直前はすべてがブルーになる影もわたしも全部匂いになって 全部がブルーからブラックになっていく風景の匂いになって 北斗七星の方角からキミがオーロラをゆっくり運んできて 真夜中になればわたしの真上をすごいスピードでいったりきたりするのがみれるね キミがスキ 手袋の手をあっためて胸にあいた空洞から スイカとかで改札を抜ける音がピーピーたくさん聞こえます 止まらないで最後までコンテニュー繰り返してストディウムかこれが これが生きてる意味 毎日投稿されて消される方のYouTubeみたいな現実に 傷ついたり吐いたり折れたりしたくないから約束して 普通の女の子スマイルがエンドルフィン全開放出してエスカレーター どんどん地上にむかっていくの人型の同じ背中が増殖 愉快な気分なんの痛みもかんじなくなるからスマイル 自分の顔もおもいだせないくらい大丈夫 たくさんの女の子にまじるから ゼロ円になるから    ---------------------------- [自由詩]ホームスィートホームから風俗嬢にならなければならなかったあなたへ/モリマサ公[2015年12月25日20時25分] ホームスィートホームから風俗嬢にならなければならなかったあなたへ しんじゃった友達との記憶が許可無く薄らいでくつらみ 四角のなかのアナウンサーは巨大でにっこりともすんともつかぬ顔 ニュースをつぶやいてる バーカ  勝ち上がらなくてもオリジナルじゃなくてもいいんだよ   存在するたましいのオーラ 両親に感謝して生々しいとか泣かせてなんぼみたいな ノスタルジックのする青春ドラマなんて真似できない だからなんなの 育ててくれた排気ガス呼吸 季節ごとにいろんな匂いしてるけど  あんまりいみない昼間 中学も高校も全然いかなかったわたし いつか駄目になる現実をきみらから 拾い集めてするスポンサーはファンタジー 10才の娘におくられてきたクリスマスプレゼント 離婚した夫からのシャープペンシルとその変え芯だった () 星のなる木から星をかごにとっている仕事の人から 時々頭が変になりそうなメールがくる 星かごのなかから星を選んで宇宙にぽいぽいする仕事だ いい星とか悪い星についてのメールを読んでいると なんで相手がわたしなのか 光ってる画面をみてるとつい涙をこらえてしまう 10才の娘におくられてきたクリスマスプレゼント 離婚した夫からのシャープペンシルとその変え芯だった 俺たちは時間をまとって おんなじ場所を何度も何度も通過してる 最初でも最後でもない物語の中央を重ねて生きてく 鏡のなかで声ばかりとどまってぶれてく リンゴの暖かいジュースにショウガを少しすって飲みなさい かさかさの皮膚を剥いでは誰かとつなげて結合 いい部分がつながってひろがってつかれはてて流れ流動 かなしい部分はすべてのそれぞれと融合 最高に生きてるすげーバカみたいな瞬間 わたしたちはもう誰でもなかった よかった もうスーサイドしてもしなくてもよかった 止まる事なくありふれた宇宙の大河がひろがって 吸い込む息の中に僕たちが流れ込んで 吐き出すよりはやく光の速度をこえて きみもぼくもあたしも宇宙の地平線となって    ---------------------------- [自由詩]イタミノ/モリマサ公[2016年3月28日18時31分] 「へえ、すごいね」 流れてく広い月 多機能トイレに 死なない程度 埋め尽くす闇 知ってるんでしょ いらない体液のゆくえ 教えてもっと すっごい大好きな 絶望を 毎日燃やして 壊して 血だらけの からっぽなボディーひきずりまわして 笑顔のYOUにあいたい 駆け抜ける 水族館 青い青い 液晶画面 照らされる 横顔だけで もうなんでもいい 駄目じゃないなんて夢に 現実みせつけて 駄目になる物語聞きたい? 昨日のスタンプだけじゃ わたしたち 生きてるの はずかしいね 脳内に 居座る理解者は スーサイドギリギリを うろついて 嘘を つくときは うんと やさしく死ね きみのかきまわす 風景に 依存して 思い出す 看板がひかる 右や左に折れてく ハンドル握って 深い 深い轍に落ちてく もはや 地球単位の温度差で カーナビは 自宅を再検索しつづけて くれてる かくばった女性の声 路肩で 枯れ果てた ぼくらの イエローの ファサードをたく この心臓の音に もう無理な ちからが送られてくるのを まって 透明なナイフで 突き刺して キラキラ 崩れていく ライフで 消えていく 痛み そんなに きれいなもんじゃなかった あらゆる 感情が 渦を巻いて 今も 生まれる感情を ぎゅっとして やわらかく ゼロになって ビル風は ちゃんと 生きてる触り心地で YOUをわすれても 変わらない どんな空洞が あらわれても 変わらない 目を閉じれば しらじらしく空があけていく ---------------------------- [自由詩]どこにでもある地獄/モリマサ公[2016年3月29日13時29分] ピンク色の馬の背中に乗って 教科書ばらまいて パステルの水玉模様の中 宇宙いっぱいの時刻表 穴があいてどこもかしこも 涙がこぼれて 流れ星こんぺいとうチョキの指で切り取る一秒 黒い暗いタイツに つまさきを さしこむたびする吐き気 なんだ本当はどうでもいいんだけど みじめなスキでいる気持ち平気やめない とても透明な明け方 感触はブルーに打ちのめされて 文字をひろって脳に移植したらば 鼓膜でゆれてる音 もう壊れそう 絞り出した声は怪物に似てる 細かく裂けながらおはようチョコ食べる? ムービーみたいなバイバイ再生クリック せーの 背伸びして飛び込む のろいの渦でクロール 呼吸って こんなせつなかったっけ 高層ビルに浮かぶ コンビニの袋 まつげファッサー女子の スカートめくる風たち 次のセリフのカードください 神さまは死んでる 水色の小鳥がディスってく画面 駅前でおっさんの足ばかりおいかけて なつかしい背中全部一緒 流れ星こんぺいとうチョキで切り取る一瞬 眼球にこびりつく銀河 どこにでもある地獄   ---------------------------- [自由詩]のはら/モリマサ公[2016年5月21日0時56分] 草ぼうぼうの渋谷スティション 手をつよくつよくぎゅっとしながら ヒカリエの壁に映った影が存在を主張 これはあたし ぐしゃぐしゃにつぶれた車たち あれもあたし 少し未来のファッションでオリジナリティを検証 駆け抜ける瓦礫の山をボーイズの汗かいた背中が散る 展開するフレーズ 頭の中を流れてるしらないストーリー コンパクトにまるめた体の中猛然と進んでく リアルな希望とリスクを算出 今できることのちょっと先をみている 時がながれてくスピードはシズル感いっぱいのスローモーション このプロジェクトにまず名前をつけよう 本当はどうでもいいんだけど 誰だってしちゃいたくなる「あっという間のスーサイド」は別に得にいらない すでに飛び出してしまいたい空間がいやにやさしい感じするから 広がった草原あんなにも花はちいさくって咲いていて みはらしのよい半分にちぎれた中途半端なビルの 窓たちが割れてるのほんと緊張するし苦手 中央にはなにもそびえてない なつかしくなって泣いたりしない ゼロ地点が 体中に染み込んでいく いくつもの重力が移動して たくさんの現在があちこちでする 絶妙なバランスで生き残った誰か 穴があいてメルトダウンした109の看板を切り取る わたし目玉が浮かんでいる感覚がすきです はきこんだ無重力のデニムの中身を 過去が吹き抜けてく 歴史がどんどん死んだ せつない事なんかひとつもなかった 呼吸するあの日 きみの肌の色が色あせて何度もおもいだすたびに きみたちが全部が夢の中だったらあたしも目が覚めるのかなって なんちゃってすきだよそんな透明になっていく景色もすごい大事にするね 毛布にくるまれた腐ったボディが嗅覚にあふれる 悲しかった永遠なう 悲しかった無限なう あこがれない朝を無視しながらなう 無印良品のスニーカーがすりきれてなう もう命とかってあーあ なんだったんだろー 道玄坂もなにもかもめくれあがって スカートが燃えている 電波なんか当然なくて 灰色の膨らんだ空をみあげて 長い髪に火は燃え移った それがあたしだなんてかなり恥ずかしかった それでも奇跡になりたかった 生きるという要求を超えたかったその隙に すばやく過去が吹き抜けていく これがあたし 記憶の旅を網羅する    ---------------------------- [自由詩]共時する オーナメンタルなコンフェッション (オーディエンス的ナルティシズム)/モリマサ公[2016年6月7日18時43分] ワコール 胸が小さく見えるブラ パンツ ツモリチサト インナー 無印良品黒コットン100% 上着 ワンピース メルシーボークー デニム ガンリュー コムデギャルソン インディゴM くつ ネネット バッグ エバゴス 誰かの分まで生きようとか 世界の平和のために何かしようとか 朝ドラではじまって 誰だってしちゃいたくなる 「あっという間のスーサイドアタック」が 成功しない毎日が終わる コンビニ袋ぶらさげて 最悪 その時点で我々はトラップにはまってる あたしは コタエじゃない あたしは プロセスそのものだ サウンド データベース コンポジションする サウンドトラックをつくる スクリプト ビジョン 意識する ソースマテリアルの一貫性 リアクション サーチ イメージ ビューポイント どこから というスタンス ポジショニング パースをつけて 距離感を操作する パブリカルなテーマ プライベートなテーマ インターバル バランス 詩的な世界観 ポエトリーマップをかかげて メディアリテラシーを駆使しながら 道玄坂のどっかでそっかそっかとシャウトする 地球上のたましいたち ぼやけた輪郭で展開するフレーズ コンパクトにまとめられながら猛然とダッシュする 知らないセンシティブなストーリー リアルな希望とリスクを算出 今できることの地平線がにじむ はきこんだ無重力のデニムの中を 過去が吹き抜けていく けど今は そんなことどうだっていい 「マジで間に合わないかも知んない」 「あと何分?」 「え?これが最後かも知んない?」 「あと何人?」 誰だって間に合うかどうかワカンナイ たくさんの背中を追いこすなう ころびながら見送るなう 記憶の旅を網羅するなう 重力の地図をひろげてなう 抱きしめてなう 新しい出来事にチューして ふるぼけた絶望を蹴り飛ばしてシャウトする せつないことなんかひとかけらもなかった こんぺいとう噛み砕いて 高層ビルの群れを無邪気にみつめて 無印良品のスニーカーが いつのまにかすり切れていく あ 誰だってしちゃいたくなる 「あっという間のスーサイドアタック」が 成功しない毎日が終わる コンビニ袋ぶらさげて 最悪 その時点で我々はトラップにはまってる あたしは コタエじゃない あたしは プロセスそのものだ 共時する オーナメンタルなコンフェッション (オーディエンス的ナルティシズム) ノート 無印良品 ストップウォッチ アルバ ---------------------------- [自由詩]今年らしさゆるかわキャッチーなリアル/モリマサ公[2016年7月1日22時28分] 地上すべてのウィンドウひかるマンションや画面いっぱいにくだけちってゆくリリックのシルエットマジ超うらやましいしほんとどーでもいいね それぞれの少年ジャンプの中身がいっしょだから流動的少女文庫本のポケットの中身はみえないけどやんちゃなカッターたくさんの手首その跡 ブラックホール速すぎてもう駄目限界俺の存在すら地平線まできておいてめーらぐっとくるたましいのメッセージそんなダセーかよちくしょう 淡い色のくちびるからする空気の温度でわたしたちみつめるさきすべてがないけど全然こわくないからルーズによく飛べる 底抜けのわたしスマイル顔中の筋肉を駆使してするネイルを気にしてるふり柔軟に斜めに甘い視線を繰り出す程よくビッチ 過去とか現在あるいは未来すらがはっとする耳元サラウンドえーとスポーツみたいに死にたくなったら僕たちにご相談下さい 日が暮れる直前はすべて定番のブルーになるから一番切り取りにくい景色影も我々も全部匂いになってこれが予定通りのすべて おいってそこ重要ごめんスキ、スキだから間違ってない大丈夫ってパーカー着てスニーカーでするキスでもこれって嘘だよねって確認されてまじか 手袋の手をはあってあっためてそのぶん胸にあいた消えちゃう空洞最後までコインを僕にコンテニューしてよ繰り返してまた戦う痛み てゆーか普通とか痛みかんじなくなれる幼児のレイプあるいは首の無い体、そうおばあちゃんたちがびっくりしちゃう動画たちをカジュアルにミックス 下と上なのか地上なのかわからない悲惨な風景がガラス張りの近所のモールいっぱいに溢れそこにいる全ての人々がそれぞれ透明な時になじんでく 自分の顔もおもいだせないくらい何でも無いよ平気だよ大丈夫新しい能力だねマジにスピードだけじゃない相反する二つを融合 ペットボトルのなかでゆれてる思い出のポカリおーいお茶ボルビックすでに吸収されてきた水分のゆくえについて考えてるとすんごい苦しいしそれだけじゃない コンビニのトイレにはいつもきれいにつかってくださってありがとうございますの紙便座あったかいシャワーがちゃんと細く長く飛びそして散る ---------------------------- [自由詩]ぼくのきらいなキミ/モリマサ公[2016年7月5日2時03分] ぼくのきらいなキミの中に映像や声がたくさんはいってくる瞬間にたちあいたい そんなキミをとりまいている勝手なワイファイに一緒にざけんじゃねーぞと叫び そのときおとずれる眠気や無気力や無遠慮な刺激とかを味わいたい おもわずわきでた涙や情熱を一緒にやりすごしたい ぼくのきらいなキミの人生が楽ではなかった事を知っていますとか ぼくのきらいなキミの身にこんなにつらいことがおこらなければよかったと思いますとか 本当は何も知らないくせにすごく愛してるみたいにふるまって傷つけたい キミの最低な部分をすごくスキになる瞬間はゆったりとおとずれる 知ってる ぼくのきらいなキミは死んでいくカナブンを何日もみとどけながらベランダでタバコを吸って 今も死んだカナブンをみつめタバコを吸いながらベランダに座っている ベランダからみえる星の数を毎日ひとり背中をまるめ数えている ぼくのきらいなキミは無印のビーズクッションに埋もれて くりかえしひとにだまされたりうらぎられたりして ころしてやりたいとすら思う日々をおくり もしも病気ならたくさんの錠剤をのみながら こどもや母親とともになりゆきのままに生きている 本当はうらやましい気持ちがいりまじる キミをすきになればなるほどにぼくたちは体温を失って何も感じなくなっていく ぼくのきらいなキミに風景としてよりそいながら余生を過ごしたくてみる夢のなかで キミは口からどんどん生きた子猫を何匹も何匹も吐き出して 生きた暖かい子猫を噛みちぎらないように歯を立てないようにしている 子猫たちは屋上からどんどん下の茂みに吸い込まれていく ぼくのきらいなキミが柔らかい生きた子猫を吐き出す 吐き出すたびに キミをますますきらいになりながら 自分を肯定できないぼくの癖は キミをきらいになればなるほどにおぼろげながら浄化されていく キミをきらいになればなるほどにおぼろげながらぼくは浄化されて キミをますますきらいになりながら浄化されて キミの最低な部分を すごく 好きになる 瞬間は ゆったりと おとずれて しまう   ---------------------------- [自由詩]愛そうと試みている/モリマサ公[2016年7月5日19時17分] 顔の無い自分の顔の部分について考えている なぜか? 非常識だからだ 洋服を着たからだだけが ぺたんこになって地上に映し出されていた これからもわたしたちは なんとかマップにマッピングされていく 上空を 罪の意識の無い人工衛星が 紙飛行機のようにすーっと横切っていく 温度だけでしかないかたまりになって 生きているというだけの純粋なわたしたち 鼓膜が揺れている間 その意味について考えている という現在が通り過ぎる瞬間ごとに くりかえし現在が現れて 地上ではいくつかの建物が崩壊して瓦礫の山ができた 退屈とは?という定義の中にもスピードがあり 目を閉じるスピードには無が宿った 加速していく永遠の退屈をきりとって超える「こころたち」 無重力そのもの 残酷な風景の中をゆっくり細かく砕けながら漂い 顔が無いわたしたちの顔の部分にゆっくりと埋まっていく その風景はとても平坦で終わりの無い地平線だった 顔の無い自分を愛そうと試みる 蒸発しては降り注ぐをくりかえす水分が 体のうちがわで行き場を見失ってたぷたぷしてる 鼓膜が揺れている間 その意味について考えている 残酷な風景が横切っていく 地平線に沈んでいくあらゆる熱と光と闇 顔の無い自分がYouTubeにアップロードされる前に削除されていく 無重力の「こころたち」が画面いっぱいに映し出されて 空からは ついに 雨が降り出してしまう ---------------------------- [自由詩]続・日曜は父親と遊園地に行こう/モリマサ公[2016年7月11日18時23分] 昼夜を問わず 駄目 絶対 な薬物を一度は深く愛した人が消費している間 自動販売機はなにも教えてくれなかったし コンビニはなんにも知らなかった いつもの橋をわたる未来に於ける渦 時折光る川面のはじで自転車が沈んでいるのがうっすらみえてる 新品ののみものをあたし選んで白い袋にぶら下げて 歩いてる間強盗にも通り魔にもあわなかった 平和な時代一度は深く愛した人だった 駄目 絶対 を繰り返し消費して 空中を我々の喜怒哀楽が帯状に通過している 我々はそのどこかに所属しながら時に汗を流した 前髪を短く切りすぎて深く愛した人はバカにした 知らない窓からはピアノがとぎれとぎれ聞こえ 知らない女の子とアート作品を作ると言って彼は消えた コンビニの白い袋は宇宙で一番信用出来るものだった 子供はまだ赤ん坊で無邪気なはずで とてつもない苦しみが今後何年にもわたって あたしや彼女を蝕むなんて夢にもおもわなかった 彼が あたしを近い未来殴り 倒れてしまった体の腹の部分をゴミを蹴るようにして 何度も何度も蹴り飛ばすことも 駄目 絶対 近い未来台所からあたしが包丁をもちだして 彼を刺そうとしてそのあとの記憶がなくなり 次の日刃物が全部家からなくなることも たくさんのテロが成功した地上の片隅で あたしはネグレクトに手を出し おたふくをひいたちいさな赤ん坊に なぜ生まれてきたのか罵倒したり 殺しそうになりながら病院までつれてゆく 病院は人間だらけで人間にみえるあたしを少しまともにうけいれてくれた 赤ん坊は泣きも笑いもしなくなった 駄目 絶対 わたしは事の次第を親友に電話し それを聞いた親友があわてて いくつもの電車を乗り継ぎむかえにきた この家をでるようにいう あたしは何度も立ち止まり家をふりかえる 幸福だったのだ 幸福だった 駄目 絶対 我々はすでに過去になればなるほど不幸になってくのが信じられなかった ラストシーンはどこにも無かった 迎えにきた母親の車にのせられつくばにいった 高速道路が何色でできているのかあたしにはわからなかった 母親の住んでいたのはちいさなアパートだった 広大な畑の片隅で 赤ん坊はしゃべりもしなければ 泣きもしなかった ちいさなアパートであたしは 警察からの電話をうける 彼が捕まったと言う過去が鼓膜にダメージと安息をあたえた 駄目 絶対 を消費しながら もどってこなかったという過去を探っているそばを 未来は駈け抜けていった よくいえば現在という空間のなかで コンビニの白い袋が 車にひかれ空中に舞い上がりまたひかれるを くりかえす 文字になって定着していく コンビニ袋のよれが 自分の分身のようで あの日我々は 幸福だったのだ 幸福だった あれから10年 イースターエッグは沈黙しつづけ 赤ん坊はチック症の少女になった 地上ではいくつかのテロが成功し 大きな災害がおとづれ たくさんの命が奪われた 我々はまだ生きのびてた そうして物語は あらかじめ用意されていた過去になろうとしていた 文字になって定着していたフィクションが 書籍や電子書籍のなかから飛び出し温度をともなって ノンフィクションになろうと意気込んでいる 朝日がリビングのカーテンの裏側で光りはじめる ミュートされたテレビのアナウンサーの口が動いている ぼろぼろに破壊しつくされた瓦礫の上を センチメートルで情報にする人工衛星は無自覚で 青いビニールシートが上空をおおう 世界の中心でハロー こどもたち 君たちの覚えていられない思い出をいっぱい作ろう 良い絵本をたくさん読み 母の料理を食べ 日曜は父親と遊園地に行こう 金ならいくらでも出す 駄目 絶対 地上の片隅でハロー おれたちの覚えていられないくらい思い出をたくさん作ろう あたしたちは良い本をたくさん読み 母は料理ができなくてコンビニ飯ばかり 日曜は 駄目 絶対でつかまっていた 理論的にはきみの父親が 遊園地でひまそうにしてるところを 想像しよう 金は 一銭も ない     ---------------------------- [自由詩]コンビニエンスストア暗闇/モリマサ公[2016年7月13日17時36分] 狂気とよばれる瞬間に我々の黒目は最大限に広がる 自動ドアがひらいて コンビニスレイブだったティーネイジャの僕たちの 加速するブラックホール的なここ 人工衛星がいつかゴミとなって徘徊しはじめるまで 赤ん坊の泣き声はやまない欲しいものは家族の愛情 だけど金で買えるものじゃない だから銃を買う 恐怖の需要と供給 母親のヒステリックな声がリビングで響いてる間 君が感性が豊かすぎて胸がはりさけている間 少ない商品が広すぎる店内で静かにがんばって並んで 選ばれるのをまってるキャバクラの女の子的な 様々なパッケージにくるまれて子供たちも あの国のツインタワーがまだ健在だった頃から 目を開けながら想像のなかに半永久的にねむる 欲求という層の中で不在のデンキコードをのばしているが コンセントがあっても差し込めないでいる 震える指と 水を含んだ重たい平凡なボディをひきずりながら 懐中電灯の光が浮かんではまた揺れて あの日何度も死んでしまいたくなった瞬間 汚いものを見る目で上から下までみられ たくさんの災害は人々から屋根をうばい スーサイドアタックで人間は破片になった いろはすのそばですすり泣くちいさな音 叫び声を我慢している 水は足首まできていた ずるずると床は傾き 信じていたペンのチカラは無力だった 無力すぎてバカみたいだった     ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]「オバマ・グーグル」山田亮太/モリマサ公[2016年7月18日20時26分] オバマ・グーグルってみんな知ってるのだろうかとおもい、 でツイッター検索するとだいぶ人気のある詩集だということがわかった 入手困難な様子がいくつもつぶやかれている ちょっと読んでこれは買いだ!みたいなわたしと同じ心境にいた人もいた わたしはポエケットでこれを手に入れたが トルタさんのブースにある本なので終わり頃まあちょっと目を通そうとおもって ふらっと立ち読みしたところ ぶわっとなって一気にいけたので買いだなって思って 隠しておいたお小遣いをはたいてこの詩集を買うに至った 好きなファッション雑誌とか無印で小物とかを買うためのお小遣いだった 面白かった 普段生きてても面白いことなんかそんなにないし(デートは楽しいが) 本を読んでもすぐあきちゃうし でも詩人でおもしろいなおもしろいな こんなことはできないな と思う人はなかなか現れなかったし タヒちゃんとほしおさんがスキだし てか「オバマ・グーグル」ってタイトルが変だから 詩集なのかどうかも最初はわからなかった これはないなって(選択肢に) しかし帰りの電車で読み進めると 「オバマ・グーグル」のまなざしがやってきて 読んでるあたりではまだ書いた人の名前すらよく認識できないくらいで 構成のありかたがすぐにわかったのでぐいぐい読み進めていったが 途中でつくばについてしまい 続きは朗魔2にいきしなの電車の中になった ちゃんとした感想を書こうと思っていたら 変などこかで読んだような文章になった しかしどの芸術というかどの人間にも同質な部分はある その一部が現出したにすぎないことを わかってこの感想を有りな方向に 「オバマ・グーグル」 これを可能とするわたしたちは現在のあり方を問われている てゆーか 「オバマ・グーグル」は冷静に絶対的他者として構成された詩群のようだった そこに自分はなく他者だけを陶酔させ覚醒させコントロールする詩である そこにあるのは書くがわの独裁的なコミュニケーションではない どうよこの展開 そーだなつまりはこんなかんじ オバマ・グーグルはけして熱量はおびていないのに饒舌な友人的スタンスで 完全で不完全で風通りの良い抜け感がおびただしく設置されている わたしでもなくかれでもない我々(集団)という気配になげかけられた怒濤のコトバ群は スピードを持って これは「みんなの宮下公園」にもあてはまるかな 宮下公園を想像しなくても歩き回った記憶があればなお面白い スピード、大好きなコトバ まるで人形つかいに息をふきこまれ正しく踊りだす人形が加速してく的な それは我々に欲されて生まれてきた人形である 詩そのものの向こうがわにあるものすなわちよまれる者としての我々 その間にある その断面は地上に存在するグーグルでマッピングされた位置情報的存在だ サンドイッチの断面をインスタグラムするくらい簡単に その萌断をみんなにみせてあげたいけど これは詩のはなしだからね 激しく流れ込んで来るコトバの群れは完全にみえるが我々が埋められていない空間を おぎなうことによってそれは完成される コトバの群れは容赦なくくまなく侵入してくる そういってしまうとちょっと暴力的みたいだけど 親しみをもってあるいはチカラであるいは しっかりとした足取りで 詩は浮遊しているものが多い なかなか地に足をつけているものは少ない みんな夢見がちの中で まるで白いワンピースきてお花畑にいる的なことに気付いていない 自覚の無い詩群が目について毎日うざい わたしは考えている ここにあるのは我々の欲したコトバの群れである これは本当 たしかに流動的であるし最現在の構築物である オバマと言葉の関係性は言葉の未来に大きく貢献した とくに合衆国では新しい文化のひとつを大きく揺り動かした それは記録すべき事物のひとつだった だからただしい この作品と作者と我々の関係性は クラブのフロアにいるDJと音楽と集団という一つの群れに似ている DJは個性を求められてはいるが 実際は集団がなければその空間はなりたたない だが多方面にわたるミュージシャンたちの発する 一方通行な命令形音楽(これを聞け的な)とはあきらかに違う 集団の欲する音楽を次から次へと投下しなければそのフロアは成り立たない すでにDJは個を離れている 今集団が何を求めなにを欲するのか 集団の欲望だけが求められてそこにDJの欲望は必要とされない 熱狂的な音楽あるいはチルする音楽 その主体は集団の中だけに存在するのだ わたしらしさではなく世界らしさがそこに存在するのだ でしょ? オバマ・グーグルの文章群はオバマというワードのなかで流動的になり やがて読む側にひとつの感情を与える 文章ひとつひとつが それは我々個々の欲望あるいは問題となり部分的に同じ性質をおびて 我々はオバマ・グーグルの一部と部分的に重なり合ってなじんでいく ---------------------------- [自由詩]「てかあいつチョーウケる。何のために生きてんの?って感じだよね」(ビューティフルジャパン)/モリマサ公[2016年7月26日15時49分] 「ってかあいつチョーウケる。何のために生きてんの?って感じだよね」 何かを考えるというのは「心」という実体のないものではなく 「ホルモン」という「物質的な変化」をもたらす神経伝達物質の放出である 愛は注ぎ過ぎてはならない あなたは成長しすぎてはならない なんてブレーキはいりません際限なく注ぎつづけ際限なく成長しつづけてかまわないのです 食べる(食欲) 寝る(睡眠欲) 戦う(生存欲) 性行為(性欲) 身を守るために集団の中にいたい(集団欲) などの本能が満たされると 多幸感が極まり歓喜の状態が生まれます しかしこの体内阿片分泌物にも依存があり 受傷行為をくりかえすことはその一つにあげられます 性的依存症は性的な行動に対する嗜好で精神疾患である依存症のひとつ 幼少期の成長過程で肉親からの愛情が得られなかったことに起因する場合が多く 不安から一時的に逃れられるメカニズムで起こります 依存する対象は性行為だけでなく 日曜は楽しいことをする目的でホームセンターにいき ソフトクリームを舐め食欲を制し ペットショップコーナーをのぞき 毛の長いうさぎやアルビノの猿をみて生存欲を満足させ 100円ショップをうろうろして性欲だけはみたせないで帰宅し 自慰行為やポルノへの過度な耽溺及び収集脅迫的な売春 乱交露出覗きインターネットを介したアダルトチャット それらに溺れることが習慣化し ギャンブルや買い物依存症や宗教依存に発展 宗教上の苦行はかえって脳内阿片物質を分泌しA10亜品系を興奮させ いわゆる宗教的快感(恍惚)をもたらします イエスが人のいない静かな場所で短く祈れといったのもそうした理由があるからだろう 閉鎖空間で長時間一心不乱に祈ってると脳内が酸欠状態になり 体内阿片分泌物と同時にドーパミンも大量に放出され快感を感じる 側頭葉は活発になり大脳返縁系も興奮し幻覚幻聴があらわれ わけのわからない言葉を喋ったり 恍惚として予言を語ったりもする (忘我、表意現象、シャーマニズム) 人間は大脳新皮質で理路整然と考える。だが、それを放棄して全ての物事の判断を宗教に委ね、 自分自身では物事が解決できない状態になる事を宗教依存症と呼ぶ。 この依存症に陥った人の特徴は、現実の事柄の因果関係を考えて問題解決や目標達成のための 努力をせず、 その団体の宗教の勉強や儀式を熱心に行う事が問題解決や目標達成となると信じきっている事等 が挙げられる。 人を宗教依存症へと導いてしまう宗教の存在が多い事も、 宗教依存症が多くなった原因の一つとされる。  26日午前2時40分ごろ、相模原市緑区千木良(ちぎら)の障害者施設、社会福祉法人かながわ共同会「津久井やまゆり園」から、「大変なことが起こった」と110番通報があった。神奈川県警によると、複数の刃物を持った男1人が施設に侵入して暴れたといい、市消防局によると、午前7時半現在で19人が心肺停止状態となっているほか、負傷者26人が確認されている。負傷者のうち20人は重傷という。 幼児期に 安全な環境でなかった動物は、セロトニンの分泌能力が低く、セロトニン濃度の低下が見られやすい。長期間ストレス環境にいた個体は、セロトニンがほとんど ない状態になり、興奮・衝動・抑うつ感を抑制する事が難しくなり、殺人・殺人未遂・自殺未遂を起こしやすいと言われる。 アルコール ニコチン カフェイン ベンゾジアゼピン 砂糖 携帯電話 メール パソコン スマートフォン インターネット ゲーム テレビ ポルノ 買い物 ギャンブル 借金 仕事 強迫性障害 依存性パーソナリティ障害 共依存 オキシトシンは「抱擁ホルモン」というカワイイニックネームでよばれています 人を抱擁するときに分泌されるホルモンです オキシトシンは良好な対人関係が築かれている時に分泌され、闘争欲や遁走欲や恐怖心を減少させる。 (9)ドーパミン依存症 悪名高いシリアルキラーのテッド・バンディは、「なぜ人を殺すのか」という問いに「殺すのが好きだから、殺したいから」と答えた。このようなサイコパスが殺人を犯し、人を操ろうとする要因に、神経伝達物質のドーパミンが挙げられる。脳の報酬回路を活性化し、快感や幸福感を伝えるが、サイコパスはそれを強く欲するドーパミンジャンキーなのだという。ドーパミンを強く欲するという事は、他者を顧みる事がなく、何としてでも自分の思い通りにして快楽=報酬を得たいという気持ちが強いという。 (10)恐怖を認識できない ほとんどの人は他人の恐怖のサインを見いだし、「この人は恐怖を感じている」と認識出来る。しかし、サイコパスにはそれが分からない。そもそも恐怖という概念がない。研究の結果、サイコパスは、脳のなかでも特に恐怖の感情を司る扁桃体が普通の人よりも小さい事が分かった。連続殺人犯の女が「あの表情をなんて表現するのか知らないけど、私がナイフを振り上げたときにみんな同じ顔をしていた」と話す。 こどもチャレンジ アナと雪の女王 クリネックス アスペルガー症候群は、知的障害を伴わないが、興味・コミュニケーションについて特異性が認められる自閉症スペクトラム(ASD)の一種で、5つある広汎性発達障害(PDD)グループの一つに分類されるが、いわゆる精神病ではない。 ? 一部の特定の事に異常に興味を覚えるが、興味のない分野に対しての忍耐力は弱く無関心 ? 独特の人付き合い(社会性の問題、人の中で浮いてしまう事が多い) ? コニュニケーションが上手く取れない(その場の空気が読めない、行間を読めない) ? 社会的ルールがわからず、人前で素直に「本当の事」を言ってしまう ? 積極的すぎる事がある(自分の関心のある事は相手もあると思込み、非常識な行動を取る) ? 話し方が回りくどい、曖昧が苦手、細かいところにこだわる、会話のやり取りが長続きしない ? 場にそぐわないほどの丁寧語を使う、言葉の間違った使い方、一方的でわかりにくい話し方 ? 会話の内容よりも「音声」の方に関心があり、やたらと語呂合わせの駄洒落を言う ? 喋っているほどには内容を理解していない ? 想像力の障害(他の人との相互的な遊びを楽しむのが難しく、一人遊びが増える) ? パターン的行動、生真面目すぎて融通が利かない ? ものまね、テレビ・ビデオへの興味 不器用、音や光や味などへの過敏さ、触覚的な障害、痛みに対する反応が過剰、自主的計画的な学習が苦手、文字を書くのが苦手などが挙げられている アスペルガー症候群を持つ人は、他人に自分の主張を否定される事に強く嫌悪感を覚える。また、人々がモラトリアムを経由して獲得できる「自我同一性」の獲得が困難とされる。自分が過去から連綿と続いている存在であるという認識を持てず、中庸の考えを持たない為、極端で観念的な思考に走りやすい傾向がある。重度になると、被害妄想、対人恐怖などを起こす事もあり、統合失調症と誤解されるような病的な精神状態になってしまう。精神に混乱をきたし、自分の世界に引きこもる、その混乱を周囲に対する怒りに置き換える傾向を見せる。 coc-h+ci-+nahco3→coc+h2o+co2+nacl クラックコカインは90度前後で気化する。 クラックコカインをあぶった煙ではコカインが脳血流へ休息に吸収されわずか8秒で脳に達する 惨めな時間や脅迫性神経症がこれらのつらさを打ち消すために利用者をクラックコカインへと走らせる 過去の覚せい剤撲滅のCMキャンペーン日本民放包装連盟が「覚せい剤やめますか?それとも人間やめますか?」というキャッチフレーズのCMを流した 「ダメ、ゼッタイ。」厚生労働省、都道府県麻薬覚せい剤乱用防止センターが主催するキャンペーン ●ADHD(注意欠陥、多動性障害) ADHDは精神医学的な障害で、その特徴は大きく分けると次の3つが有るとされる。 (1)注意を持続するのが困難:集中し続けられない。他に気がそれるので、一つの事をやり遂げるのが難しい。期日や約束を守れない。 (2)衝動性である:思いつきやその場の感情でぱっと動いてしまう。計画を立てることが苦手。 (3)多動性である:じっとしていられない。 大人のADHDの有病率は2〜5%とされる。上の3つの特徴のうち、どれが強く目立つかが人によって異なる。3つの特徴のうち(3)の多動性がなく、不注意だけが問題となるような障害「注意欠陥障害(ADD)」という言葉もある。 家庭のしつけの問題でもなく、本人がだらしないからでもなく、怠けているわけでもない。子供時代に「人の話を聞いていない」「授業中じっとしていない」などと先生に注意される事や、成績が良くない事も多いそうで、「自分は駄目な子だ」と自己否定的イメージを抱いてしまう。「他の人と違う」特徴が目立って仲間外れにされたりするかもしれない。成人では、根気のいる活動を続けられなかったり、希望する就職ができなかったり、仕事でのミスが重なり転職を繰り返したり、社会的な問題が生じて落ち込むことも多くなる。重度になると不安障害やうつ病、薬物依存やアルコールの問題が深刻となる。しかし、ADHDの特徴を持ちながら(むしろ活かしながら)社会で活躍する人も多くいる。エジソンもそうだったと言われる。原因は、遺伝的な要因(遺伝率は80%に近い?)と神経生理学的な要因が指摘されている。 ---------------------------- [自由詩]エレファント/モリマサ公[2016年8月4日8時58分] 「太陽の寿命は100億年くらいです」 「ニュージーランドも核攻撃を受けることがあります」 「エレファントインダルーム」 あたしたちの体は原子によって作られています ノートや鉛筆星や銀河に至るまで すべて原子でできています それによって あたしたちは形ではなく現象そのものだということがわかります 地球は秒速464メートルの速さで自転しています 宇宙空間は無音です くもの間で トリたちのうすっぺらい翼が水平によこぎる 太陽から地球に新しい光が届くまでの8分19秒先の 新鮮なミライ あたし たちが 今ここに 作り出している 不完全なキセキ てゆーかコトバなんかに不自由 してないし 満足も してねーよ ありったけの善意が 満ちてテレビ画面にたくさんの 目玉たちが浮かんでいる 「津久井やまゆり園」 ニトリの寝具に うもれてする退屈なセックスにイイネ 得体の知れない人と行く ドンキホーテの憂鬱にイイネ 清潔な靴を履いて走り出す 宇宙空間は無音ですにイイネ ケーズデンキでプリンターをさがすとき あたしたちは形ではなく現象そのものだということがわかります すみませーん  あのー 「ポケモンGO」ってーネタですか? ディズニーランドにもスポットがあるんですか てゆーかコトバなんかに 不自由してないしー 満足も してねーよ ハロー攻略法 ハローてゆーかちょっとーかっこいいなータトゥー 般若 夜叉 スネイク ピカちゅー 輪郭を 保とうと するため に すべてのひとはパトロールして ボールを投げる 権利 がある つかまえるときの こう自分の輪郭の広がっていくかんじですか?あれが気持ちがいいんですよ ああそれねそれは多幸感ていうんですよ 繰り返しボールを投げて 見る 夢の中 でオレ はあらゆる 障害者を 刺して いる まじか? てゆーか 手がぬるっとしている うわあああ 刺した場所から パレードがふきこぼれる 美しく楽しい音楽がはじまり 金銀の紙吹雪が舞い 赤い衣装のピエロがラッパを吹きならし パステルカラーの少女は逆立ちで歩き あの象の背中の朱色の神輿にのってるのは 誰?自分? めっちゃ笑い声がきこえる ギーキギー ギキーギー 空間を 埋め 尽くす モモいろのゆるキャラ リカちゃん人形 まっかな巨大なくまのぬいぐるみ さかさまにぶらさがる首だけのうさぎ 朱色の神輿にのっかって進んでいく イメージはがんがんミックスされ 周りのものを ぐいぐい 引き寄せながら どんどん加速していく 笑っているのは? いったい誰? ギーギー ギギー スマホのトランス状態を ヤバめのダイオードが照らしだす あっちこっちに浮かび上がる 何気ない横顔 扉のむこうからノックとともに声が聞こえる 「ハッシュ マッシュ コーク ハッシュ マッシュ コーク」 色あせない空耳 システム 記号と希望 相模原 ゴーとストップ オンとオフ ビジョン 虚無感と刹那 進化する 加害者 退化する 被害者 満ちていく潮の流れ わたしたちは形ではなく現象そのものであることがわかります 地球は秒速464メートルの速さで自転しています 宇宙空間は無音です てゆーかコトバなんかに 不自由 してないし 満足も して ねーよ   ---------------------------- [自由詩]サン/モリマサ公[2016年8月5日16時55分] 「サン」 ありったけの善意が 満ちていた画面 だれもがいいヒト でいようと必死だった みんな 自分自身の状態に 満足し あきらめが蔓延し 死の匂いは充満した 吃音症の弟が ぼぼぼくがお思うに 詩詩詩のよ良いところ は かか書いていいるときは ほ本人のももものだけど げげげ現在が か書かれていくこと によって 他他他他者他者にき切りかか替わり 「かか過去のほ本人」と いう べべ別別の人格が うう生まれていくという こここと だ 彼の濡れてひらかれた 瞳から ぼろぼろと 文字がこぼれていくのがわかる 吃音に絶望して自殺しようとしている弟は ホルモンバランスがわるいというだけだ このことに起因するいじめをうけていることはたしかだが 人と円滑にコミュニケーションがとれないわけではなく むしろ積極的に絶望して詩をいくつも書いていた 詩の朗読のYouTubeなどを何度もみている 短い文章がスキなのだ まあたらしい靴を履いて 扉をしめると 汗ばんだ肌を なぶるように 風が スカートの中を 吹き抜けてく 街をパトロールしてマッピングする さみしさをリアルにぶらさげてコンビニから帰宅する時 太陽は見えなくなっていたがまだあたりは青いスケールをたもったままだった 見上げると しろい光や橙のひかりが壁面に ともってどれもはずんでいる 屋根の下の通り魔 部屋中に顔を塗り潰した写真を貼って みてよほらオレたちの 新しい 戦場の色 コバルトブルー、ブルー、スカイブルー オレたちのウォーゲーム プールの中の塩素 「そうそう、いい忘れたんだけど、実はオマエな、死んでんだよ」 「それな、言っとく,一応」 「瀑笑」 ハビタブルゾ−ンプロミネンスはこう歌った「みんなで同じ船に乗ってどこまでもいこう」 わたしはそういう船に見知らぬ人とのりたくないのですげなく断った フレアも同じ気持で断った フレアはこういった「ねえ命は軽いからわたしたちとしをとっていくの」 フレアはクールなおんなのこだったからおんなのこがスキだった コロナはこういった「大丈夫、スキ」 ひとりでいく街路樹をおおう空気は無気力で 肉のように重くなった雲に あたしは無いほうの腕をのばす 目を閉じるときのゆっくりの音が 手を開くときの関節の音が して 吃音に絶望して自殺しようとしている弟は ホルモンバランスがわるいというだけで このことに起因するいじめをうけていることはたしかだが 詩に関しては天才だった みんなが彼の詩をよみたがった 彼の詩をあまりにもみんながよむので 彼はもう詩という存在になって みんなという詩になってしまった ---------------------------- [自由詩]「オキシジェンデストロイヤー」/モリマサ公[2016年9月7日16時15分] このなかで白黒のゴジラを見たことがある人は挙手で 天皇陛下のおきもちを聞いた人 スマップにも森君がいたことを知ってる人 天皇陛下が研究しているのがハゼだと言うことを知っている人 J POP ICONS SMAP TO BREAK UP スマップが生前退位ってマジ?! 「テレビをごらんのみなさまこれは劇でも映画でもありません!」 中居・ファンの皆様、関係各位の皆様、我々スマップが『グッとくる解散』をする事をご報告させて頂きまっ 「へー、スマップが『解散』てことだけで世の中がそんなことになってんのかね」 コンビニのチョコレートの供給率5%上昇 「スマップ『解散』よりショックでヤバくて心配することいっぱいあるでしょ、、」 「今回のビデオメッセージもまるで独りの単なる高齢者が その気持を国民に理解してほしい とゆーかのよーな人間性あふれるものだった」 「近い将来スマップはハゼの研究にもっと長い時間を費やせるようになることを望んでいる」 木村・たくさんのおきもちで支えて下さったファンの方々、今は言葉が上手く見つかりまっ 「正直スマップって何人組なのかよく分かってない。」 草?・この度僕たちスマップは『グッとくる解散』をする道を選びまっ 稲垣・今の状況で五人での活動は難しいと思い、 世界に一つだけのハゼ ではありますが『グッとくる解散』という形を取らせて頂く事になりまっ 「涙や同情、祈りすらも必要ありません。私たちが必要としているのは行動なのです」 香取・ファンの皆様、そしてスタッフ関係者の皆様。 僕らスマップは『グッとくる解散』をいたしまっ 「ほんとさ、天皇陛下がどれだけの人間を元気にしてきたと思うの!?」 28年間本当にありがとうございまっ 「ガチなの?本当のおきもちなの?ねえ、なんで奪うの?なんで5人が輝ける場所を も 燃やす り 履歴書 森です マサ公のほうです 森君との約束を果たせぬまま奪っちゃうの?かえしてよ、スマップを、、、お願いだから返して。」 スマップ解散でファンが自殺? 心配する声多数よせられる 「スマップ解散で死にかけているフォロワーがいるので微妙にツイートしにくいですね」 何なのスマップって宗教なの? 殉教ってこと? 40代女性の喫煙率2%上昇 「スマップに曲を提供したい人生だった」 あの頃の未来に僕らは立っているのかなあ 「天皇陛下の全てがすきなんだよそれだけなんだよ!!!」 「涙や同情、祈りすらも必要ありません。私たちが必要としているのは行動なのです」 「天皇陛下は歌を歌ってるんじゃなくて歌を届けてるって感じがしてすきだったな」 「涙がとまらないよー」 「天皇陛下おきもち?!嘘っていって、、、」(自撮り) 「天皇陛下おきもちとか悲しい!何となく自撮りーっ」 「涙や同情、祈りすらも必要ありません。私たちが必要としているのは行動なのです」 「テレビをごらんのみなさまこれは劇でも映画でもありません!」 「天皇陛下は永遠って当たり前だとおもってた」 「象徴としてのつとめ」 「ハゼを愛している」 ニューヨークタイムズ 「日本の文化状況の一時代の終わり」 「天皇陛下の人生とファンのおきもちとかどーでもいいのか!」 「スマップのおきもちかー15日にぶつけなかっただけましかな」 「テレビをごらんのみなさまこれは劇でも映画でもありません!」 「テレビをごらんのみなさんこれは劇でも映画でもありません!」 「涙や同情、祈りすらも必要ありません。私たちが必要としているのは行動なのです」 ノースマップノーライフ 「さようなら」 「さようなら」   ---------------------------- [自由詩]ボーイミーツガール最高/モリマサ公[2016年9月8日19時09分] とおりすがりのコンビニで買った コンドームの箱あけて数を数えてる ティッシュボックスから うすい紙引き抜いてするエモいファンタジー これがわたしのセンチメンタル これでいいのだ!ってうなずいて 「パフェの写真」の「インスタグラム」みつめて「いいね」して キャッシュは全部しあわせのためにつかうの 半分透明なからだで深夜のファミレス 「幻覚はハンバーグ」だったし 36イイネついたから透明じゃなくなる がらがらの始発にのってるし 「永遠にどこにもかえるとこなんてない」ってつぶやいて みんなのエンドレスガール的な 完璧な要素で 「死ぬ」とか「生きる」とかに必死になりたいし ってつぶやいて ボーイミーツガールコンテンツとかにゼッタイなりたいし 今日こそゼッタイ 「リスカきめながら」「永遠」 「とかになりたいの逆につらい」「っていいたい」 ってつぶやきながら ケータイふぁぼられるまでじっとみつめてる間5分間透明 24イイネされて これでいいのだ!ってうなずいて ピントの合わない濡れている瞳ゆれて 地下鉄窓の外まっ暗な部分 すごくあかるい自分の輪郭を映し出す 「自分のこと今度から宇宙って呼ぶね」ってつぶやいて 中途半端なアルファ卒業して ゼッタイボーイミーツガールコンテンツになって キャラクターゾンビアイコンから逃げ出すゆめばっかみてる ゼッタイボーイミーツガールコンテンツになって 加速してエスカレーター走り抜けたい 「エンドレスに打ち寄せる波を なにしにきたんだっけって見つめてたい」ってつぶやいて 37イイネされるまで5分間透明 実体のない曖昧なものとして存在を確認 駅のトイレでパフェとか吐いて顔を洗ったから髪の毛といて自撮り 廃墟と化した地上に向かう途中たくさんふぁぼられていくのかんじながら 「死ぬ」とか「生きる」とか そういうものになって いった   ---------------------------- [自由詩]どっちでもない状態/モリマサ公[2016年9月15日17時18分] あれとって とかいう瞬間の落下 これがわたしだとさしだしている宇宙へ 過去の捏造された記憶から さしいれられた手紙にしか 書かれていない きみはないてもいいし わらってもいい どっちでもない状態を保っていてもいいんだよ ストレンジペアレント 無意味が生まれるところ 自分自身との静かな対話は孤独である トニーホーク モリマサ公 ハーバード ビール瓶 アクロストゥースカイ 崩れていく氷河 真冬のサーファー スーパースローモーションで飛んでいるヘリの羽根 沈まない太陽 森ビルの大東京ジオラマの視点 渋谷のスクランブル交差点 流星群の ディスイズジョーク? ディスワン きれいな少女 エニワン 地球上にはない サバイバー イッツゴーン 全人類 エビバリデア なんていうか人って死に過ぎ リッスントユーユアセルフ すかいらいン ぐぐグとマインド アメリカは映画の中であなりにもしんりゃくされるづktりる わっといずTY¥テャトお エビバリ オーバー スプートニク むしろ無限に美しい ---------------------------- [自由詩]落ちない泥/モリマサ公[2016年11月10日3時00分] 結局ビリヤードにはいかなかった じゃんけんはチョキからはじまる 今朝の夢は このあいだ川に流した軽い子猫の死体を食べる夢だった きがついたらそのぶちの子猫をかじっており 毛の内側のからだのようなレバーのような部分を くちから戻す事ができなくて かみながら飲み込もう飲み込もうとして目が覚めた 地上に落ちる寸前の雪がふたたび浮かび上がる さりさりと浅い雲のはらが 「朱色の次のまちのあかり」で浮かんでいる 誰かに会いたいような気持ちがしてスニーカーを履く 履いた 「おれたち」や「あたしたち」の体のひとつひとつが 炊き出しのスープをすする 「毎日はきちんとした過去になりつづけるって結構すごいね!」 ってバカか? アクセルを踏む 迷走する 切断された今は何万キロも生まれつづけ 「すき」「だいすき」「もうダメ」「だよね」 実験的なことをきみたちに伝えつづける 慎重に「タイミングや距離」をはかりながら接するとうまくいく 「ストイックにやらないとうまく行かない事」の方が多い 「目がまばたきしなくなるとき」がかなりヤバい マジにヤバい時はスタバのドライブスルーとかして「回復」をうながす しばらく「ヒリヒリした輪郭」になってると 「口がぼわー」となって そっから「目をとじて」じっとしてると大丈夫っぽくなる 扉をあけて「飛んだり跳ねたり」して「その存在」をたしかめる グレーゾーン加速しながら進行形 首都高と書かれたゲートをくぐる 窓を10センチあけるとばたばたと風が吹き込んで来る 「ああそっか」またふりだし でもこれが「わたしという存在」のしかただ どのブレーキパットも少しずつすり減る うっそうとしてる記憶の森のなかまたちはみんなそれぞれげんきですか? この沈黙した画面をみつめている後ろ姿に 伝えるべく事がまだある きみは手のひらですくう水で風呂桶をみたそうとする わずかな光だけが手のひらに残る 伸びていく影を踏み抜かないで 遠く有刺鉄線のむこうで背丈のすすきが枯れながら 透明の輪郭でざわざわと揺れている 今 と云う名のフラットな戦場をはっきりとよこぎる おれたちジャパニーズをのせた国産車のフロントに アングロサクソンのこぐ自転車がはじいた小石がぶつかり 風の強い日の木漏れ日と巨大なミラーボールは区別がつかない 明滅するふるぼけた皮膚をばっさりと切り落とす しみだらけの高架下に タグられたアルファベットのスペル 乾いたアスファルトの轍にハンドルをとられ ぼろぼろの形容詞が明朝体でモザイクをかける カギ穴からカギを抜いてくちびるを噛む どの光にも噛み砕くたびに 痛みがあること 空には傷跡が ないということ カウント さん にい いち ---------------------------- [自由詩]ホームスイートホームなんてどこにもなかったから/モリマサ公[2019年6月19日9時24分] 蒸発しては 降り注ぐをくりかえす水分が 皮膚のうちがわで行き場を見失って瞳から垂れてくる しんじゃった友達との記憶が許可無くうろうろする現在 懐かしい鮮やかな そのときその場所でした匂いを思い出せないまま アイポッドにプラグインしたコードが揺れている これを目撃している全員が善意や悪意をふりかざして空気のなかをすべっていく とかいう時の気持ちの作り出す爆音とともに ショーウィンドウの中の自分自身の顔がなくて 手も足も移ろいでどこでもない誰かになっていく バーカ  勝ち上がらなくてもオリジナルじゃなくても 中途半端なまんまで良かったんだよ   存在するたましいのオーラがぽやんと浮かぶ 両親に感謝してるのなんか恥ずかしくてごめんね ある意味育ててくれた排気ガス深呼吸   だからなんなの あんまり意味ない昼間だったね 加速していく永遠の退屈をきりとって 超えていく意味なんかひとつもなかった 残酷な風景の中をゆっくり細かく砕けながら漂い ぽっかりと空いたあなみたいなわたしたちのその部分にゆっくりと埋まっていく いつか駄目になる現実を 拾い集めてはする いろんなこれがいいとか悪いとか いかれたビニールシート的スカイの真ん中を 我々は残された時間をまとって おんなじ場所を何度も何度も何度も通過していく 最初でも最後でもない物語 鏡のなかで 鼓膜ばかりが揺れている その意味について考えて 窓ガラスの中に 沈んでいくあらゆる熱と光と闇 最高に生きてるすげーアホみたいな瞬間 わたしたちはもうどこだってよかった かさかさの皮膚を誰かとつなげて結合 美しくしっとりした部分がつながって流動 かなしい部分は地上すべてに残されたそれぞれと融合 髪の毛がふわふわ 風に揺れている間 その意味について考えた 地上では?という疑問符を乗せて電車は走り出し 退屈とは?という定義の中にもスピードがあった 目を閉じる音がたくさんしている ふらつく足元でガード下を横切る 残された というか今日も生き延びてしまって やたらやりたいことが 全く思い浮かばないまんま しんじゃった友達との記憶が許可無くうろうろする現在 懐かしい鮮やかな そのときその場所でした匂いを思い出せないまま アスファルトをなでても 元に戻るものは何もなく 湿り気を帯びた柔らかい空気を メッセージみたくときおり肺まで深く吸い込み あいまいさと注意深さを行ったり来たりしながら にじんでいく   ---------------------------- (ファイルの終わり)