すぬかんながぐつ。  2007年6月25日7時44分から2009年10月27日8時27分まで ---------------------------- [俳句]生体実験 。 /すぬかんながぐつ。 [2007年6月25日7時44分] 秋の風 初夏の中にも 混じり居り  秋来れば ちいさき 虫達 喜びて 秋茄子に ブラジル 生まれの かぶとむし  かぶと虫 卵を いだき 土の中  みみずはね 土を 耕し 活きてます  鮒鯉は まな板の上 生体実験  活きること 一つの 生体実験だ  なぜかみな 標語のように なりました  ---------------------------- [散文(批評随筆小説等)]説明とわたし。 /すぬかんながぐつ。 [2007年6月26日2時42分] 王様とわたしではないがわたしはここに所属してだいたいたぶん三年ほどになる。正確にはわからない。はじめ友だちのみきすけさんに教えていただいた。(現在ハンドルネーム。ダイポールアンテナさん。)ずっとこころのなかで詩や唄を描いていたわたしは恐る恐る投稿してみた。そのときはじめにしては自分ではよい評価をいただいたのでとてもうれしかった。おそらく新人ということでいただけた評価もあったと思う。でもわたしには大変トラウマやいろいろなものもあったので詩の表記の仕方やいろいろなものがわかりづらかったりしたに違いなかった。それでもたまにいただく評価は大変ありがたかった。それはあなたのを読んでいますよ。でありまあ悪い点。もありますがよい点もありますよでありおおむね感じたものはわかりますって気持ちだったと思う。人は他社と共感 できるとほっとする。作家の田辺さんが(田辺聖子さん)。阪神大震災のときに誰もご近所で揺れのあと家からでてくる人はいなかったと著書『ナンギやけれど‥わたしの震災記』に書いておられた。これは大変さみしいことだと思う。人ってこわかったねとか共感するってほっとしたりするものだ。なぜとか考えなくてもそうだしなぜかと考えればそれは人間はいきものだからだ。動物でも植物でも他とのかかわり合いの仲で生きているからだ。エコシステムってことである。さて評価の話に戻るが人間には自己評価と他者評価がある。この二つが安定しないと人はしんどいのである。物事はだいたい何かの写し出しであることが多いから(たぶん)。自己評価と他者評価が安定しないと人間は悩むのである。だいたいわたしの場合を考えてもそこにフィルターがかかっていてそこの部分に何か問題があったりもするからやっぱりそこの部分を治すには自己分析が必要だとも思う。人はわたしも含めて他者分析しているとき一緒に自己分析をしているというより相手をみながら自分をまさに自分の仲にある部分をみているときもあるのかもしれない。それが許せなかったり赦せたり。というふうに考えると人生はやっぱり自分と他人を旅する旅である。と書いてやっぱりわたしは偉そうと思った。     ---------------------------- [自由詩]空気 。 /すぬかんながぐつ。 [2007年6月26日13時32分] 今日はちょっぴり秋の匂い。 六月と謂うのに葉はうなだれてわたしはちょっぴり御機嫌ななめ。みんなどうしているのかな 。  ---------------------------- [未詩・独白]あ。い。う。え。ヲ 。/すぬかんながぐつ。 [2007年6月29日16時33分] アイウエヲとかきくけこを足したらさしすせそになった。 アイウエヲの気持ちはカキクケコ二はわからない。でも二人は仲良しだった。  ---------------------------- [自由詩]久し振りに。/すぬかんながぐつ。 [2008年4月27日23時09分] 久し振りに空を見た。 ---------------------------- [自由詩]竹の子と僕 。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月2日19時10分] いつもいつも君から手紙を届くのに僕は君に返事はしない。僕はサボテンの花だから君のみるくがいる。でも君は呉れない。百円coinが足りないんだというんだ。そのくせ筍はかってるだろう。僕に筍を喰わせろよ。君のナインはぺちゃぺちゃだけど僕は気にしない。筍ときみにかんぱい 。 ---------------------------- [自由詩]僕の姉さん。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月4日11時38分] 僕の姉さんはすぬかんと謂う。 僕にとってもきびしい姉さんだ。 まず御風呂に入るときは てを先に洗えというんだ。 そのくせあがったときは つめを切ったのかは必ずチェックする。 僕がアイスクリームをたべたい時にも 本当にそうなのかだめだしをする。 しいたけは必ずみじん切りしろとうるさいし パジャマにかけては ボタンホールをちゃんと掛け違っていないかは 必ず再チェックするのだ。 お姉ぇの好きなものはファッション雑誌。 僕がたまに差し入れすると 満足そうな顔をして 替わりに大福をくれる。 おねぇはやく良い人見付けて 結婚しろよ。 僕より。 ---------------------------- [自由詩]水色のにおいとあやふやな僕。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月5日16時45分] 今日父と帽子を買いに行った。それでも父は満足しなかった。 大きい帽子は壱万円もした。 小さな帽子は八百円だった。 僕は小さいのでいいといったのに 父は受け付けずに壱万円の帽子を レジのおねぇさんにもっていった。 御代は僕だ。 それからチョコレートパフェを食べに行って 二人で帰った。 水色のにおいがした。 ---------------------------- [川柳]なちっち。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月6日8時38分] なっちがね一人で散歩庭の外  ミルク色して見上げる目に泪かな。 マーちゃんのお墓にいきたい五月病。 ばぁちゃんは今頃どうしているのかな。 墓石が少し揺らいで墓参り 色鉛筆でお前を書こうかすずめさん ミルクセーキお前と飲むのなっちさん。 すずめさん一人で悲しく死なないで なっちはおりこうさんだよね。なっち。 なっきーが一人で庭を散歩かな。 ---------------------------- [自由詩]きゅうん。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月17日15時16分] 空に目を上げるとあなたのにおいがした。 ---------------------------- [自由詩]あのね。カタツムリとキャベツ。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月17日16時04分] カタツムリが原稿用紙のそばでくるくるしたので 私はキャベツを持っていった。 キャベツがカタツムリの 滋養強壮になるかは知らない。 もしお手すきでしたら 皆さん アジサイのそばの カタツムリに キャベツを あげてください。 ---------------------------- [自由詩]あのね。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月17日16時11分] 君は生きてはいけないのだよ。 でも生きたいの。 どうしたらいいのかな。  ---------------------------- [自由詩]アイライナー。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月22日13時24分] 僕のママは化粧おたく。 毎日朝起きてご飯を食べると 鏡台の前にいって マスカラを塗る。 そして アイライナーだとか パウダーファンデション 眉墨 だとかを 並べ立てて 僕のミルクを 飲みながら 化粧をする。 その間に 僕は ままの 変わりに 洗濯をしたり 身体を 洗うための 手伝いをする ようやく化粧を 了えると ママはうがいをして なっちに 挨拶をして 出て行ってしまう。 ママは僕のことを忘れて 化粧をする ママは僕のことを忘れて 化粧をする。 ---------------------------- [自由詩]六甲おろし。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月26日0時00分] 高い木をくくるように 熱い泪をこぼすように あなたを忘れようと思うけれど あなたは 相変わらず 阪神球場に行って 六甲おろしを 歌っているようなので 私はうそがつけない。 けれど うそをつかなければ この愛は終わってしまう。 愛よ終わらないで。 ---------------------------- [自由詩]人は/すぬかんながぐつ。 [2008年5月27日19時41分] 人は懸意をする。 人は懸意をして 夜に眠る。 人は懸意をする 人は懸意をして よるに眠る。 ---------------------------- [川柳]夜風。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月27日23時29分] 人生をおためごかしに過ぎており。 一生懸命生きていたのではなかったの? ようやっとかんがえておりマイライフ。 振り返ればよきことばかりととも笑う。 勾配の多い人生汗ぬぐう。 あと何年生きれば到達できるのか。 普通とは普通に生きるということは。 がんばればあの人の背中に届くのかな。 やっぱり無理。いろんなことに無理がある。 無理があっても一筋縄でいかなくても。 横顔をはすかいにしてとも笑う。 冷凍庫に時間の花が在るのかな。 昔読んだ児童書手にして歩きたい。 歩くことは生きることなりじんちょうげ。 生きることは歩くことなり金木犀。 生きることを探して歩く夜風かな。 ---------------------------- [川柳]おやすみなさい。/すぬかんながぐつ。 [2008年5月27日23時47分] 懐かしい我が家田んぼの中の一軒屋。 いつもいつも通る夜汽車と唄う小さなわれ。 早春賦小さなオルゴールに似せて。 わたしの詩に意味はあるのか十二月。 手ごたえがほしいわたしの十二ヶ月。 十六夜の月に挨拶こんにちは。 詩とは生意気でこそ詩と呼んで。 こんなんでいいのかわたしの人生は。 がんばろう。がんばるしかない。十二月。 なんだかね。変な投稿すみません。 よくわかんない。わかんないけど書き続ける。 わが人生たかが人生されど人生。 死ぬときはいったい何を思うのかな。 時々はスキゾフレニカルもう寝よう。 皆さんの寝顔が思われる今宵のつき。 がんばって生きるといっても途方にくれ。 隣の人はもう寝たかしら。おやすみなさい。 ---------------------------- [自由詩]私は。/すぬかんながぐつ。 [2008年6月5日16時49分] わたしはあなたのこととっても 気にしてるよ。 下手な言い訳でごめんなさい。 ---------------------------- [自由詩]あなたは。/すぬかんながぐつ。 [2008年6月6日19時38分] あなたはもう少し いい加減で良いのじゃぁないかな お父さんは酔っ払ったんだし わたしは薬の副作用 お父さんとおかぁさんが結婚したときには あなたはいなかったのだし 今のままでは つかれちゃうよ。 あなたはよくがんばった。 わたしはそう思います。 ---------------------------- [自由詩]トンネル。/すぬかんながぐつ。 [2008年9月7日9時42分] あなたがしんとしたので わたしもしんとしました。 大きい紅葉が山の中で鬱蒼と茂っていました。 大きなどんぐりもありました。 わたしが笑い転げたのであなたも 笑い転げました。 二人で通ったトンネルでした。 ---------------------------- [俳句]アールグレイ。/すぬかんながぐつ。 [2008年9月7日9時51分] 太古の森から 響いてくるよ 蝉の声 ふとしたことから すきになった イニシャアルt あなたのことがとてもなんだか気になって 紅茶を飲んでも 忘れていた サイダーの味 人間て かんがえてみる 二十八 いい加減悟りたいのは 山々で 批評も批判も 天邪鬼には 届かずに この国に神はいるのか 一人問う。 いやなものは いやだといっても 選挙権 一人寝で夜は コーシー飲んでいる。 ---------------------------- [俳句]TEPO TELLS ME/すぬかんながぐつ。 [2008年9月7日11時20分] INTERNET TELLS ME YOU COULD HAVE A JOB TEPO IS A CAT I HAD VERY CUTE GUY I LOVED HIM SO BUT HE DIED SO SUDDENLY HE WAS A VERY NICE GUY AND SO WAS VERY LOVED BY PEOPLE THAT I `M BELONGING TEPO I PRAYED YOUR HAPPINESS IN OTER WORLD PLEASE SO BE HAPPY I FALLED IN GRIEF FOR YOU TEPO YOU ARE VERY CUTE GUY SO LETS MEET NEXT LIFE TEPO WE SO LOVED YOU PLEASE DOSEN`T FORGET ME ---------------------------- [自由詩]こびと。/すぬかんながぐつ。 [2008年11月8日0時00分] 暗い中パソコンの作業をしていると ときどき小さなこびとが出てきて 私に向かって微笑み掛ける あなたはどこから来たの 私はね あちらから来たの というと おばたんはあちらがこわくないのと訊く 私はこわかったというと じゃあぼくも行くのやめる という ぼくもわたしもいっしょなので そうかもねというと ふたりでプリン食べようと ちいさなプリンを持ってくる このプリンはどこから戴いたのと訊くと お隣という ふたりで仲良く食べていると おばたんはこわくないのとまた訊くから こわいよというとやっとちいさな笑みを浮かべて 安心したようにぼくもあっちから来たのといって 最後に 大きな吐息をついて ぼくもこわいといった。 世の中は無数の偶理性でできているから あなたとわたしは 偶理性が似ているのかなというと 微笑っておばたんすきといった。 ぼくは悲しくなって わたしを抱きしめると ぼくも悲しくなって こびとは去った。 ぼくとあなたは哀しいままだねというと ふたりを置き去りにして こびとは去った ---------------------------- [自由詩]大きな雲/すぬかんながぐつ。 [2008年12月7日16時42分] 大きな空を見上げていたら 小さなクジラが降ってきた。 捕鯨船はもうとっくに捕まったていうのに このクジラはミンクを食べてた。 ミンクのお味はどうと聞くとクジラは悪くないといった。 クジラとわたしのにらめっこが終わった。 ---------------------------- [自由詩]夢/すぬかんながぐつ。 [2009年1月24日21時27分] 夢を見るよ 小さな夢を おおきなクジラ雲になって飛び立つ夢を 夢と現実のはざかいはいつもあなたの背中だけだけど もう悲しい目をするのはやめてほしい あなたの現実への プロブナードはいつもここにあるのだから ---------------------------- [川柳]とぬだち/すぬかんながぐつ。 [2009年2月3日0時37分] 些かの所労もなくて時過ぎぬ トラブルの中で浮かぶる友の顔 友人と呼びにし友よ秋深し 友達ととぬだちの差夢二尺 友達というならやめて友達を 秋深しどんぐり拾って歩いてる あなたもね素敵な恋ができるよに ---------------------------- [川柳]毎日/すぬかんながぐつ。 [2009年3月14日23時24分] 散歩して見上げて還る夜明けかな いつ見ても競馬新聞読んでるね 御父さん今日の夕飯なんですか 母さんの苦手克服応援し 大學は人間ばかりがあふれいて 苦手分野と良識が溢れるように注がれて こんにちはいってみても同じで ティーサンド食べているなり喫茶店 夕飯はいったいなににしようかな。 ---------------------------- [自由詩]愛についての一考察。 /すぬかんながぐつ。 [2009年4月24日23時00分] aiというものは 四つ葉のクローバーのようなものなのだろうか。 ---------------------------- [川柳]洗濯。/すぬかんながぐつ。 [2009年5月18日19時01分] 生きているって不思議だね。なんだかそう思う今日この頃。 あなたはいい人なのにどうしてそうなの。 いいこと悪いことスキミングしてウェークアップ 大きなことと小さなことが交じり合って生きてる日。 心とは言葉と虹と洗濯と。 言葉とは心とあいと虹色と。 あいを重ねても最後はやっぱり白色に。 なっちはねやっぱりとってもいい子だね。 ---------------------------- [自由詩]愛についての一考察。/すぬかんながぐつ。 [2009年10月27日8時27分] 愛ははかない。 愛はおっかない。 愛は小さい。 愛は大きい。 愛は止め処もない。 愛は大きい。 でも あなたは愛を呉れなかった。 ---------------------------- (ファイルの終わり)