逢坂桜 2010年1月12日22時05分から2011年8月29日8時43分まで ---------------------------- [自由詩]創書日和「迎」 どういたしまして。/逢坂桜[2010年1月12日22時05分] おっちょこちょいのあたしは―    道を歩けばつまずいて、    待ち合わせは早すぎて、    座れば荷物を置き忘れ、 いっしょにいる彼に、謝ってばかりだった。 何度も彼の   「you're welcome」 を聴いた。 帰国子女の彼は、時々おどけて、会話に英語を混ぜた。 別れは冬、濃いブルーグレーの空の下。 泣かない泣かない、と手を握りしめて―   「いままでありがとう。あたし、しあわせだったよ」   「you're welcome」 それを聴いて、ついに泣いてしまった。   「me,too、て言わないんだね」 なぜだろう。 とても傷ついた彼の表情が、いまも忘れられない。 ---------------------------- [自由詩]創書日和「迎」 はじめてのひと/逢坂桜[2010年1月23日0時32分]      その人を見て      わたしはぼんやりほほえんでいた      はじめて会ったような気がする      だが、あたりまえにほほえんでいた      「お迎えですか?」      「はい」      やはり、と腑に落ちた      振り返りそうになったが      足はふみだしていた ---------------------------- [携帯写真+詩]想撮空間「映画」 「馬鹿言ってんじゃないわよ」/逢坂桜[2010年1月29日22時56分] 残していったのは 着古したシャツだけ 映画のように泣いてやるつもり、だったけど 「馬鹿言ってんじゃないわよ」 思わず笑っていた こんなシャツ一枚に すがりついて泣くような間抜けな映画 誰がみてやるもんか 「馬鹿言ってんじゃないわよ」 もう一度つぶやく それが、 あたしとあいつの幕切れ ---------------------------- [自由詩]バレンタイン・イブ/逢坂桜[2010年2月13日20時08分]    夫が言った。   「今年のバレンタインは、なしでよろしく。    おかえしが面倒だから」    とてもとても、落ち込んだ。    色恋とは無縁に生きてきた。    友チョコが流行る何年も前に、女友達にチョコをばらまいていた。    就職してからは、日ごろお世話になりっぱなしをネタに、   「今後ともよろしくお願いします」と、    ひとこと添えてくばっていた。    だから。    まったく自慢にならないけれど、    バレンタインらしいバレンタインは、    一昨年と昨年だけ、なのだ。    お菓子会社の策略で、無意味な風潮で、    きいた風なことを言っても、    やっぱり、    だいすきな人にチョコレートを渡したいのだ。    でも。   「おかえしが面倒だから」    へこんだなぁ。    あきらめの悪いわたしは、    原価425円で、    なんちゃって手作りチョコを用意した。    おかえしがほしいんじゃない。    だいすきな人がいるイベントを、    たのしみたいのだ。    だって、だって、    せっかくおんなのこに生まれて    だいすきなあなたに会えたんだから。     ---------------------------- [自由詩]創書日和「祝」 めぐる「おめでとう」/逢坂桜[2010年2月23日21時47分]    祝・誕生    祝・入園    祝・卒園    祝・入学    祝・卒業        入学&卒業が数回あり・・・    祝・就職    祝・結婚    そして    祝・誕生     わが子よ、無事に生まれてきてくれて、ありがとう お父さん、お母さん 心配ばかりかけたけど、見守ってくれて、ありがとう    祝いには、たくさんの感謝と祈りが、込められている    そして、新たな祝いに、つながっていく ---------------------------- [自由詩]創書日和「祝」 桜茶/逢坂桜[2010年2月28日14時51分] 大安の日曜日、姉のために桜茶の用意をした。 5年越しの恋人が、婚約者となったのだ。 いつもおっとりした姉だが、この日もおっとりとしていて、 父親が迷ってばかりのネクタイを、一緒に選んだりしていた。    5年前、素直になれる勇気があれば、    桜茶は私のためになったのかも、しれない。 「これで全部?」 台所に立つ母を振り向く。 「ありがとう。後はお母さんがするから、  あんたも早く着替えちゃいなさい」 「はいはい」 なんのかんのと手伝いを見つけて、着替えるのを後回しにしていた。 つつがなく終わった夜、母が台所で洗い物をしていた。 「手伝おうか?」 「もう終わるから、早く寝なさい」 「はーい」 振り向いた母と眼が合う。 母は眼を伏せがちにして、背を向けた。 「今日はお疲れ様。早く寝ちゃいなさい」 階段を上がりながら、涙が出てきた。    どうしてわかったんだろう。    姉も義兄も、誰も知らない私の秘密。    どうして母に、わかってしまったのか。 こぶしでぬぐいながら、ふと思い出した。 母には妹がいた。 妹が嫁いだ翌年、父とお見合いして、結婚した。 姉が桜茶をお出しする時、息を詰めた表情の母を見ていたが、 母も、苦い桜茶を味わったのかもしれない。 ---------------------------- [携帯写真+詩]想撮空間「映画」強い女になりました/逢坂桜[2010年2月28日23時24分] むしゃくしゃして、部屋の模様替えをした こんな気分の日は 重い家具を動かして、さっぱりした部屋で ぐっすり眠るにかぎる! はずが・・・ 古い映画のDVD 二人で映画を観そこねて、いっしょに観ようと買った あんなところにあったのか、と 見つけた時にはひとりぼっち 湿っぽいのは似合わない! コンビニへ走ってビールを仕入れて 映画にひたって酔いつぶれてやる! いまの私はこんなに強くなったからね!! ---------------------------- [短歌]雛の節句 三景/逢坂桜[2010年3月3日20時56分] ☆いつまでも飾るお雛様       独身の 理由を母に 転嫁する        「おさめないで」と雛愛(め)でた春 ☆おさななじみの雛祭り    ひなあられ 「おにはそとーっ」とぶつけては        泣かせたあなたも いま旦那様 ☆妻が作ったお雛様    老妻の 手遊(てすさ)び小さな雛人形        凛々(りり)しい男雛 誰が手本か         ---------------------------- [自由詩]創書日和「証」  ミルクティーの似合う女(ひと)/逢坂桜[2010年3月15日1時41分] 友人との待ち合わせは、いつもの喫茶店だった。 呼び出されたのは久しぶり。 この1年、電話やメールばかりで、顔を合わせることはなかった。 先に着いたので、入り口の見える位置に座って、ココアをオーダー。 「待ち合わせなので、後からもう一人、来ます」 「かしこまりました」 友人はいつもどおり、5分遅れて来た。 「ごめんごめん。出掛けに電話が入っちゃって」 「相変わらずねぇ。そろそろ直したら?」 皮肉ではないけど、あたしの挨拶に苦笑して、 ミルクティーをオーダーした。 「いきなり呼び出して、ごめんね」 「だったら、待ち合わせどおりに来てほしかったな」 「ごめん。ここおごるから」 あら? やっぱり、かな? 「それで? 話ってなに?」 「あ・・・うん・・・」 運ばれてきたミルクティーを、所在なげにかきまわす。 ミルクの香りが、紅茶をあまく包む。 「結婚が決まったの。式は今年の秋ごろの予定」 「おめでと。それで最近、つきあいが悪かったんだ」 「隠すつもりはなかったんだけど、  どうなるかわからない頃だったし・・・  今度、改めて紹介させてね」 言いにくそうに、視線が落ち着かない。 こんな彼女を見るのは、あの時以来だ。 彼女が私の兄と交際していたのは、もう何年も前になる。 兄のいままでの例に漏れず、ほんの数ヶ月で終わった。 「どんな人?」 「うーん、おじさん、かな」 お互い、だいぶいい年齢になったので、 つりあう年齢を考えれば、もちろんおじさんだろう。 「こんな人」 ケータイをぱかっと開けて、こちらに差し出す。 少しぼけたバストショット。 「・・・いい人そうだね」 彼女の好みとはずいぶん違う、 温厚さがにじみ出た、いかにもな風貌だ。 コーヒー党だった彼女が、いまもミルクティーを飲んでいるのが、 ひっかかった。 「言いたいことは、わかってる」 どきっとした。 ミルクティーを飲み干した彼女と、眼が合った。 「でもね。  あの時のことがなかったら、  この人にめぐり合えなかったと思うの。  もちろん結婚もありえなくて。  仕方なかったのよ、きっと。  ほら、あたし、  経験しなきゃわからないタチだから」 彼女は、兄に恋をして、数多いる相手の一人になり、 それでも、懸命に心をつなごうとした。 ただ、相手が悪かった。 あの男が女に本気になることは、ない。 「もう大丈夫。心配かけたけど、あたし、もう大丈夫だから」 「うん・・・おめでとう、よかったね」 「ありがとう」 兄の理想は「ミルクティーの似合う女(ひと)」だという。 聞いたとき、思わず兄をひっぱたいてしまった。 映画じゃあるまいし・・・・ろくな男じゃない。 それから喫茶店を出て、軽く食事して、別れた。 ただ。 兄は兄なりに、彼女に対して気を使っていた。 彼女が初恋に舞い上がっていたから、 彼女が恋に真剣だったから、 曖昧に向き合うことなく、逃げたのだ。 そして。 ミルクティーと優しい旦那さんが、 兄との、恋の証になったんだ。 どうか彼女が幸せになりますように。 まるでミルクティー。 ひとつひとつは違うけど、 紅茶の苦味がミルクに包まれて甘くなる。 いつまでも二人寄り添って、幸せでいられますように。 夜空の星ひとつに、願った。 ---------------------------- [携帯写真+詩]想撮空間「告白」 月の魔力/逢坂桜[2010年3月31日22時04分] 寒くて月が綺麗な夜、 魅入られたようにつぶやいた 「あなたのこと、すきじゃなかったわ」 男は煙草のけむりを面倒くさそうに吐き出した 「知ってたよ」 見つめあって苦笑して、 端から見たら、 恋人同士にしか見えないだろう ---------------------------- [自由詩]桜咲くしあわせ/逢坂桜[2010年4月15日0時56分] 生まれてからいままで 幾度桜を見上げただろう  青空の下 雨の降る中 夜の空  あるがまま咲く花は いつも私を一人にした   今年の桜はしずしず歩み ぱーっと咲いて 誇らしげ     今年の桜はいつもと違う? 去った雪さえ呼び戻された 「わたしはすきだからうれしいけど、あなたはいいの?  毎日お花見して、あきない?」 「一人だったら来てない。  結婚して二人で来るから、あきもせず毎日、見に来れるんだ」 「そういうもの?」 「そういうもの」    咲き始めた頃から     毎日のように桜を見ていた     満開の桜を見上げ 心いっぱい桜に染まる     満開の桜を見つつ ビール片手に夫は笑う 今年の桜 忘れない この春の日のしあわせを 忘れない ---------------------------- [自由詩]スタバに行けない/逢坂桜[2010年4月16日0時29分] もうスターバックスに行けない 愛しのカフェモカ とっておきのキャラメルマキアート 「疲れたなぁ」と思う時は 追加ホイップになぐさめられ、チョコチップに元気をもらう でも、もう、 スターバックスに行けない  雨宿りした5日前  注文してターンテーブル眼をやると  出来上がりを受け取るシーン  カップをつかんだ無骨な手が  無造作に差し出したその腕が    わたしのひとみにやきついた  生成りのシャツにブルージーンズ  胸ポケットに眼鏡を入れて  そのまま出口へ一直線   居合わせただけの偶然よ   もしかしたら会えるかも   二律背反のこころはゆれて   遠まわりしてスタバに向かう   待ち合わせのようにきょろきょろと   眼が合う誰か、気弱にほほえむ    ベッドでしばしの熟考を    こんなわたしにさよならしたい    ひとめぼれは卒業済み    思い込みの第一印象    わかってるけど、わかってない    だから、もう、    スターバックスには行かない   ---------------------------- [自由詩]創書日和「清」 清廉の人/逢坂桜[2010年4月30日23時39分] 「神の定めに従って、わたしはあなたを妻とします。  今から後、  幸いなときも災いのときも、  豊かなときも貧しいときも、  健康なときも病気のときも、  あなたを愛し、あなたを敬い、あなたに仕え、  あなたとともに生涯を送ります。  今、これを約束します」 続く言葉を待つが、声は聴こえない。 「無理、無理です。できません」 白いドレスの女は、 白い花と針金のブーケを捨て、 背中を向けた。 神の前で、毛一筋の偽りもなく、足音が遠ざかる。 胸の白い花を捨て、罰を受けるべく歩き出す。 ---------------------------- [自由詩]創書日和「結」 きみのような/逢坂桜[2010年5月31日23時41分] カラフルなラップに包まれたおむすび ころんとまるく どこまでも行ってしまいそうなカタチ 「食べないの?」 いぶかしく、心配そうな声音で、顔を覗き込まれる 「もったいない、かな」 「いっぱいあるよ?」 かじって壊すのが、と、言えず 「そうだね」 やわらかくほっこりする、きみのようなおむすび ---------------------------- [自由詩]【遅刻】創書日和「雨」 降りつもるのは、雨ではなく/逢坂桜[2010年7月2日22時07分] 天気予報を鵜呑みにしたら、雨に濡れていた 流したいことなんてなかったはずなのに 晴れの日、雨の日、 あたたかさ、つめたさ、 よろこび、かなしみ、 次から次へと降りつもる ---------------------------- [携帯写真+詩]想撮空間「ふわふわ」2つのシフォンケーキ/逢坂桜[2010年7月25日18時12分] だいすきなシフォンケーキ だいすきだから2つ買った いままでは1人で2つ食べてたシフォンケーキ 2人だから、分けあって食べるの あなたがくれた、ケーキよりあまい喜び シフォンケーキ、ふわふわ わたしのこころ、もっとふわふわ ---------------------------- [自由詩]創書日和「離」 重なる思い/逢坂桜[2010年7月31日21時57分] とてもとても遠く離れた それは 距離であり時間であり 近づきも交わりもしない 見えていても決して届かない月のよう 離れ離れのふたりの思い 奇しくも重なるふたりの思い 離れなければ得られなかった ふたりでひとつの同じ思い ---------------------------- [短歌]創書日和「箱」 閉じた箱/逢坂桜[2010年9月1日0時20分] いつだって 別離(わかれ)た後に 視る夢は       遠すぎる過去 触れぬ思い出 思い出の 箱に封じた ただひとつ       「言えばよかった 声の限りに」 ---------------------------- [短歌]創書日和「熱」 胸焦がすもの/逢坂桜[2010年9月30日20時27分] 日光がじりじり焦がすグラウンド あの夏の日がよみがえる熱 突然の訣別の日は当然で 気化して消えた二人の熱さ ---------------------------- [携帯写真+詩]想撮空間「きらきら」 きみがまぶしい。/逢坂桜[2010年10月6日15時42分] 去年はきみの 寝返りや寝顔ばかり見ていた 今年は本当に歩きだすなんて いっしょに歩きながらも きみの成長に追いつけない母は つい手をつないでしまうよ 10月の日差しが こんなにまぶしいなんて 木々の緑が こんなにきらきらしているなんて きみに教えてもらった気分だよ 母からきみにありがとう きみの成長に目を細める日々が これからも続きますように ---------------------------- [自由詩]「あなたがしあわせを感じる時は?」/逢坂桜[2010年10月15日23時08分]    どんなふうにしあわせか、というと    晴れの日も雨の日も    あなたのうでをむねにぎゅっとして        おしゃべり楽しく散歩する    おうちで二人ごろんとして    あなたのほっぺをむにっとしてちゅう    いつもいつでもいとおしく、    遠慮なく心から愛情をそそぐ    今日もめぐるよろこびが、しあわせの毎日 ---------------------------- [短歌]今日、東遊園地で。/逢坂桜[2010年10月30日21時27分] 噴水のはげしい水に驚いて 離してくれない遊園地跡 ---------------------------- [自由詩]創書日和「揺」 十九の秋/逢坂桜[2010年11月1日1時52分]  色づいた葉が  風に流され  舞い落ちるのを  ただただ見ていた  十九の秋  翻(ひるがえ)るばかりの心に  よく似ていた ---------------------------- [短歌]粉砂糖と茶漉し/逢坂桜[2010年11月3日0時53分] 初挑戦レモンアイシング粉砂糖 小さなボールに粉雪積もる ---------------------------- [短歌]たまごアレルギー/逢坂桜[2010年11月23日8時29分] ぽつぽつと 肌荒れ 卵アレルギー 一進一退 希望は捨てない ---------------------------- [自由詩]創書日和「拒」 よりそえない/逢坂桜[2010年11月26日23時52分]    あなたが望むことを言えない    あなたが喜ぶことをできない    「こういうの、平行線だね」    適当でもいいかげんでもなく    真摯にまじめにじっくり考え    「わからないならいいんだ」    作り笑顔だけ見せて遠ざかる        あぁ、そうやって    私を拒んだのですね     ---------------------------- [短歌]もう直せない絵本に/逢坂桜[2010年11月30日23時52分] 修繕済み絵本びりびり笑う子に 「無理ね、ばいばい」途端に泣き出す   ---------------------------- [短歌]なんだかおもしろい!/逢坂桜[2011年5月17日8時11分] 手を伸ばす 片栗粉五〇〇(かたくり五〇〇) 大袋 初の感触 ぐずりもおさまる 先日の買い物の帰り道、歩いていた息子がぐずって、立ち止まってしまった。 なにか気を引くモノがないか、と買い物袋を見ると、片栗粉の袋があった。 小麦粉などと違い、手で握ると不思議な感触がある。 息子に渡すと、眼を輝かせて何度も握り、ずいぶん歩いてくれた。 ---------------------------- [自由詩]創書日和「淋」 ありがとう、生きてるよ/逢坂桜[2011年8月18日0時06分] いちばんつらい、いちばんいたい きみがいたのは、そういう場所 わたしたちにできるのは もはや最期のひとつだけ そしてきみは、だいすきなご主人に抱かれて、永遠の眠りについた お骨になって、帰ってきたね もうどこにも行かなくていい 家族みんな、ずっと一緒だよ 朝起きると、きみの姿を探した ぱたぱた歩くと、きみがいるかも、と足を上げた 子供の寝息に、きみの寝息が重なった 忘れないよ、覚えてるよ ありがとう、何度も思う きみがいなくて、さみしいけれど、生きてるよ 生きてるよ ---------------------------- [短歌]きみの背中に/逢坂桜[2011年8月29日8時43分] 走る子の背中に笑ってふと真顔 きっと見ていたわたしの両親(おや)も 育ててもらう子供の頃は、親に不満を持つこともあった。 いま、自分の子供を育てながら、思い出す。 そこそこの運動神経を誇る両親から、運動オンチな娘が生まれた。 いくら記憶をさかのぼっても、両親に否定されたり、 前を向けない悲しい気持ちになったことは、なかった。 今度は子供を育てる側になり、親への感謝を抱くことに、感謝している。 ---------------------------- (ファイルの終わり)